年齢とともに、オススメの本が変ったけれど、今のオススメは
用心棒日月抄(藤沢周平)
わたしが藤沢周平作品と出会ったのは「蝉しぐれ」が初めて。
読もうとした動機も単純で、蝉しぐれを宝塚の舞台でやることになったので、原作を読んでみようと思ったから。
しかしずぶっとはまってしまった・・・藤沢作品に。
そして次から次へと手を出し、おなか一杯になるまで読み尽くした!!
なかでも一番が「用心棒日月抄」
主人公青江又八郎の用心棒生活に、忠臣蔵が絡んでくるという、江戸物好き、忠臣蔵好きにはたまらない作品。
いきがかりとはいえ、なにしろ吉良邸の用心棒までしてしまうのだから。
藤沢作品は、市井のかたすみで生きる庶民をやさしく書いている。
時代小説は今、流行で沢山出ているけれど、藤沢作品はどれとっても面白い。
軽く読みたいのなら「よろずや平四郎活人劇」も楽しい。
今NHKTVの時代劇で「居眠り盤音(佐伯泰英)」をやっていて、毎週楽しみにみているけれど、これにでてくる浪人たちは、藤沢先生の用心棒シリーズの浪人たちと構成が似ているといつも思っている。
といはいえ、この居眠り盤音シリーズも半分くらい読破した。
あまり長く続いているので途中でギブアップ。
だれか結末を教えて!
(2007.9.30)
確かに時代小説は大好き。
池波先生のものも大好き。梅安シリーズの最終回はまだ読んでいない。
なぜなら読んだら終わってしまうから。
終わったらもう梅安先生にもあえないから。
いまは高田都さんの作品にはまってる。
今日も一冊、新作を買ってしまった。
コミック作家サンからの転身で、最初に読んだのは「澪つくし」
大阪から江戸へ、息子を捜しにきた御寮さんとみおが、江戸の料理屋で働く人情話。
江戸前と関西の味の違いが客の口に合わなかったりで苦労をする。
だから読んでいてもとても美味しい?!
最後につくり方も出ている。
ただ、今電車の中では寝てしまうので(家へ帰っても寝てしまう)、読書時間がない。
私にとって本は、なんとなく持っているだけで安心する、精神安定剤みたいなものだ。
本を読めるような元気が早く戻ってくるようにと、いつも願っている。
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