<写真は、本棚の前に座るアン>
私は結婚したときに、主人から「君の茫洋としたところがよかった。」と言われましたが、私にはその「茫洋とした」って言葉がどんなものなのかピンときませんでした。
私の周りを見渡して「茫洋とした人」っていなかったので、主人がどんなイメージで私のことを見ての言葉なのかず~っと理解できませんでした。
でも私はアンを見て「何て茫洋とした子なんだろう。」って思ったときに、主人が言っていた言葉を思い出して、主人は私を見て、今私がアンに感じたものと同じような感じを持ったんだと初めて分かりました。
アンは「茫洋」って言葉がぴったりの子です。
アンの周りだけが、時間がゆっくり穏やかに流れているようです。
私の友達は「アンちゃんは、チベットの空気だよね~。」と言います。
そうなのかも知れません。
穏やかで優しくて、ゆったりとした空気がアンには漂っています。
主人が私を見て感じた「茫洋とした」より、アンはもっともっと「茫洋とした」優しい子なんだと思います。
私は、アンのその茫洋とした所が、一番好きな所です。