マニヒ パールビーチリゾート (5)

2012年08月15日 | マニヒ
マニヒを訪れても、物として持って帰るお土産は少ないです。
パールビーチリゾートの売店は売っている品物が限られていますし、
村に行っても、空港に行っても、土産物屋と呼べるお店はありません。



まんぼ~には、そんなマニヒから持って帰ってきた宝物があります。
それは、サツキさんから頂いた、木の実で出来たネックレスです。

カナは、タヒチ島の北東にある、マルケサス諸島の出身。
サツキさんが下さったネックレスは、マルケサス諸島に住むカナの
お兄さんが、サツキさんにプレゼントした手作りのものです。

「そんな大切なものは頂けません」と断りつつも、しっかりと頂いて
しまった貴重なネックレス。

赤い木の実は一粒ずつ丁寧に手で磨かれていて、見れば見るほど、
カナのお兄さんの仕事の細かさが伝わってきます。



今ではそれなりに建物が出来ましたが、以前は葉で覆われた小屋に
イスが置いてあっただけのマニヒ空港。

スーツケースの重量を量ったり、国内線のチケットをちゃんとチェック
された記憶すらありません。

滑走路が短かい時期があり、降雨によりマニヒへの着陸が出来ず、
国内線が引き返したことも・・・。 まさかのブーメラン飛行。

そんなマニヒ空港も、夜に誰もいない滑走路に行けば、満天の星空
を見ることが出来ました。



空港とリゾートが近いため、昼間にリゾートに居ると、1日に数回は
着陸した飛行機のエンジン音が聞こえてきます。

しかしながら不思議と、「音がうるさい」と感じたことはなく、「ここは
マニヒなんだ」と、マニヒらしさを感じる瞬間でした。

まんぼ~のスタッフの子供は水上バンガローのテラスから転げ落ち、
たまごっち3つとサヨナラをするという苦い思い出も・・・。

風が強い日には屋根の一部がパラパラと落ちてきて、朝になって
みると、ビスケットを食べ散らかした後のようになっていたり・・・。



対岸の村にはスーパーが2軒あり、観光客が買う物は特に見当たり
ませんでしたが、地元の人に愛されているようなお店でした。

港では貨物船から次々に荷物が運び出され、地元の人が嬉しそうに
電化製品を担ぎ、スクーターで走っていく姿が思い出されます。
ヘルメットを被るどころか、ショートパンツ1枚だけ。

リゾートのレンタル自転車で周辺の散策をしてみても、何もありません。



他にも色々な事がありましたが、洗練されたリゾートにはない、マニヒの
素朴な雰囲気が好きだった人も多いと思います。

マニヒでの滞在が少しだけ重なった、某化粧品会社の社長もマニヒ
パールビーチリゾートを大変気に入られ、「このリゾートを買いたい」と
仰っていました。 あの時の社長、今こそ御社の出番です。



閉鎖後はどうなってしまうのか、現在は未決定です。
名前が変わっても良いので、リゾートが存続してくれないかと、淡い期待
を抱かずにはいられません。

リゾートとしての設備と、タヒチらしさを兼ね備えた貴重なホテル。
アクティビティが少なくても、「何もしない贅沢」を楽しむことが出来ました。

沢山の思い出をくれたマニヒパールビーチリゾートに、言葉に出来ない程の、
感謝の気持ちでいっぱいです。

閉鎖までの間にマニヒパールビーチリゾートにご滞在される方は、
思いっきり楽しんできて下さい。 とても素敵な所ですよ。




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マニヒ パールビーチリゾート (4)

2012年08月14日 | マニヒ
小島の周辺は手前の浅い場所が淡いブルー、そして深い場所は濃い
ブルーと色合いが変わっていき、とても綺麗なグラデーションです。



小島を散策している間に、カナは黙々とバーベキューランチの用意を
してくれています。

小島中にいい匂いが広がってきたところで、料理の完成です。
魚は先ほど自分達で釣ったもの。 エビや肉は、マニヒパールビーチ
リゾートから予め持ってきたものです。



食事の後でサツキさんとカナの提案により、まんぼ~記念植樹として、
ヤシの木を植えることになりました。

カナが地面に穴を掘り、ミランちゃんとツルギ君も手伝ってくれ、背丈
の低いヤシの木が、この無人島に1本増えました。

カナが登りたくなる程の高さになるには、結構な年月が必要だそうです。



その後、このモツピクニックにご参加を頂いたお客様には、カナから、
まんぼ~ツリーとの紹介もしてくれたようで、旅行終了後にお客様から、
「ヤシの木が育っていますよ」という嬉しいご報告も頂きました。

ブログを書いているこの瞬間も、遠く離れたマニヒの無人島で、ヤシの
木は少しずつ大きく育っているはずです。



マニヒで暮らすサツキさんファミリーも、何れは、とある問題と向き合う
ことになります。

タヒチで子供にしっかりとした教育を受けさせるにはパペーテの学校に
通わせるか、ライアテアの学校に通わせるのが良いという現実です。

ボラボラ島で長年暮らしていた日本人とフランス人のご夫婦も、これが
理由でボラボラ島を離れる事になり、今では日本で暮らしています。



出来ることなら、子供達が生まれ育ったマニヒの豊かな自然に囲まれて、
家族一緒にいつまでものんびりと暮らしたい。

子供にはしっかりとした教育を受けさせてあげたいけど、そのためには
マニヒを離れなくてはいけない。

相反する2つの親心に、サツキさんもカナも悩まれることでしょう。




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マニヒ パールビーチリゾート (3)

2012年08月13日 | マニヒ
弊社スタッフのマニヒの思い出と言えば、サツキさんとカナ、そして子供の
ミランちゃん、ツルギ君と一緒に参加したモツピクニック。

他のゲストは誰も参加せず、貸切状態ということで、サツキさんファミリー
も一緒に参加することになりました。

子供2人は出発が待ち遠しいようで、集合時間よりも早く準備完了。
2人共、タヒチと日本のハーフです。



準備が整ったところで、マニヒパールビーチリゾートを出発。
マニヒのモツピクニックと言えば、ハンドラインフィッシングです。

お昼に食べる魚は、しっかりと自分で釣りましょう。
魚は入れ食い状態なので、ボウズということは、まずありえません。



小島に到着すると、周辺の魚にパンでもあげて、しばしの自由行動です。
パールビーチリゾートの周辺の海も綺麗ですが、ボートで訪れる小島は
更に更に綺麗です。

小島は無人島ということで、こうやってたまに観光客が訪れるのみです。



タヒチアンのカナには、「力持ちで優しい」という言葉がピッタリです。
何をしている時でも、ちゃんと2人の子供の行方を見守りながら、ゲスト
を退屈させまいと、気を配ってくれています。



モツピクニックでカナが見せる得意技、ツマグロザメのキャッチは有名で、
ティケハウで参加したモツピクニックのスタッフですら、「僕はカナじゃない
から出来ないよ」と言うほど。



カナにとってみれば、ヤシの木に登って実を取ってくるなんて、朝飯前。
少しよそ見をしている間に、高いところまで登っていってしまいます。

この木登りも、タヒチアンであれば誰でも出来るということではなく、一部
の限られた人だけが出来るものです。



カナは取ってきたヤシの実を、ワイルドに剥いて見せてくれました。
皆様に同様の機会があったとしても、決してマネをしないで下さい。

カナに歯ブラシ関係のコマーシャルへの出演依頼がないのが残念です。
芸能人もタヒチアンも、歯が命。




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マニヒ パールビーチリゾート (2)

2012年08月12日 | マニヒ
水上バンガローに泊まったからにはカヌー朝食。
マニヒパールビーチリゾートでもカヌー朝食を実施していました。

ここのカヌー朝食は、非常にボリュームが多かったのが印象的です。
何気にカヌーを漕いでいるのが、サツキさんの旦那さんのカナです。



メニューはパンやドーナツ、ハム、ソーセージ、卵料理、そして美味しい
フルーツジュースと、朝からお腹がいっぱいになります。

テラスから綺麗な海を眺めながら朝食を食べ、魚にもパンをあげる。
そのどれもが、非日常の贅沢な一時でした。



朝からヒナノビールを飲み出し、昼も夜もヒナノビールでホロ酔い気分。
「普段の今頃は電車の中だな」と思いながら、マニヒで過ごしたものです。

タヒチでのんびりをメインに過ごすなら、一日中軽く酔っ払っている程度
が良いのかも知れません。

気持ちが大らかになり、タヒチタイムに馴染むことでしょう。



マニヒパールビーチリゾートのスタッフはとてもフレンドリーな人が多く、
スタッフとゲストの距離が近いおかげで、1人で滞在しても退屈になる
ことがありませんでした。

夜のダンスショーでは村の子供も一緒にダンスを踊り、お遊戯会を
見ているような雰囲気で、とても和やかです。

バーに行けば、「どこから来たの?」「日本は今暑いの?」とスタッフが
笑顔で寄ってきます。 日本から来た旅行者に興味深々の様子。
どこで覚えたのか、日本語の歌を演奏してくれることもありました。



レストランはメインレストランだけなので、朝、昼、夜を1つのレストラン
で食べることになります。

夕食は前菜、メイン、デザート共に2つ程しか選択肢がなかったと思い
ますが、素朴なマニヒパールビーチリゾートでは、これで丁度です。




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マニヒ パールビーチリゾート (1)

2012年08月11日 | マニヒ
長年、タヒチファンに親しまれてきたマニヒパールビーチリゾート。
この度、誠に残念なお知らせが届きました。

マニヒパールビーチリゾートは、2012年9月15日をもって閉鎖される
ことが決定しました。 突然の報告に、ため息が出るばかりです。

マニヒには、まんぼ~スタッフの楽しい思い出も、沢山詰まっています。



マニヒはツアモツ諸島に属するの島の中でも、パペーテからはランギロア
やティケハウよりも更に遠くにあり、国内線の便数が少なかったり、他島
乗換えで訪れたりと、とても利便性が良いとは言えません。

それだけに、マニヒを訪れた時には、「こんなところまでやってきたのか」
という充実感がありました。

マニヒに滞在中、他の日本人ゲストに会うことは、非常に珍しかったです。



マニヒと言えば、日本人スタッフのサツキさん。
滞在中は、サツキさんにお世話になったゲストも多いはずです。

ただでさえ日本から遠いタヒチ、更に遠い離島のマニヒで暮らすサツキさん。
タヒチアンのカナとご結婚され、お子様が2人いらっしゃいます。

サツキさんは、パールビーチリゾートのすぐ近くに住んでいることもあり、仕事
がお休みの日でも、子供と一緒にリゾート内でお会いすることがありました。

お休みにも関わらず、色々と力になって下さったことが思い出深いです。
ちなみに、左の男性はカナではありません。



水上バンガローは、特別豪華ではありませんでしたが、パールビーチリゾート
の系列ホテルとあって、ナチュラル感溢れるインテリアが素敵でした。

温もりのあるウッド調のお部屋に、清潔感のある白いベッドやソファベッド。
パールビーチリゾート系列ホテルの特徴でもあります。



開閉式のガラステーブルがあり、ここからパンをあげると、驚くほどの魚が
寄ってきて、夜には大きなサメやエイを見かけることもありました。

毎朝、自分の泊まっている水上バンガローのテラスから、周辺の魚にエサを
あげるのが日課になります。



タヒチに数ある水上バンガローの中でも、水上バンガローの前の魚の多さ
で言えば、断然マニヒパールビーチリゾートがナンバーワンです。

シュノーケリングがお目当てで、マニヒを何度も訪れたリピーターのお客様
も少なくありません。



マニヒパールビーチリゾートの水上バンガローは、ゴツゴツとした岩礁地帯
に建っているために、大小様々な魚が集まってきます。
水上バンガローの周辺は、まるで竜宮城のようでした。

プレミアム水上バンガローの30m程沖側には、うっすらと白い岩礁地帯が
見えていて、ここまで泳ぐと、更に多くの魚を見ることが出来ました。

閉鎖まであと少しですが、マニヒパールビーチリゾートを訪れる人は、是非
この岩礁地帯でシュノーケリングをお楽しみ下さい。

岩礁地帯までの水深は5m程ありますので、泳ぎの苦手な人であれば、
ライフジャケットの着用をお勧めします。

岩礁地帯に到着すれば、足が付きますのでご安心下さい。




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