バラクーダに会えるかも (ボラボラ島)

2017年11月30日 | ボラボラ

タヒチに滞在すると、色々な海の生き物に出会うことが出来ます。

カラフルな熱帯魚をはじめ、エイやブラックチップ、ウミガメにイルカ、
ナポレオンフィッシュ、マンタやマダラトビエイ…。

簡単に思いつくのは、このあたりでしょうか。

これ以上に新しい海の生き物に出会うことは少ないのかなと思いつつ、
昨年にボラボラ島で珍しい魚に出会いました。

今回のブログのタイトルにもなっているバラクーダです。

シュノーケリングで遭遇出来ることは少なく、ダイビングが好きな人に
人気の高い魚だと思います。

周辺には可愛らしい熱帯魚が沢山で、バラクーダの場違い感が凄い
事になっているのですが、写真ではそれが伝わらないのが残念です。



驚くべきはバラクーダの大きさです。

私はバラクーダのサイズについて、50cmか60cmくらいだろうと
先入観を持っていました。

目の前のバラクーダは余裕で1mを超えていますし、歯がギザギザで
なければ、抱き枕にちょうどです

大きい個体は2m近くにもなるとか。

これからボラボラ島を訪れる人は、このバラクーダに会えるかも知れま
せんので、お楽しみにして下さい。

ラグーン内を広範囲に移動しているご様子はなく、トープアのあたりを
のんびりと泳いでいると思います。

攻撃的な一面もあるそうですが、この子は大丈夫…。 なはず。




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楽園タヒチ (後半)

2017年11月17日 | タヒチ

楽園タヒチ(前半)に続きまして、お客様から旅行後にお寄せ頂いた
写真と共にタヒチのご紹介です。

市場には地元の人も含めて大勢の人が集まり、とても賑やかです。
夜明けと共に始まり、果物、野菜、魚、花などが並びます。

手工芸品のお店では、5つの諸島から集められた特産品彫刻、タヒチ
アンキルト、パレオ、駕籠細工などが手に入ります。

バニラ、工芸品、モノイ(タヒチの伝統的な香油)、楽器と、様々な
品物が並びます。

タヒチファンならずとも、目移りが止まらないはず。
お土産を購入して、旅行が終わってからもタヒチを楽しみましょう。



タヒチを訪れたなら、郷土料理にも挑戦して頂きたいところ。

お勧めは生のマグロと角切りにした野菜をライムとココナッツミルクで
和えたポワソンクリュ。

リゾート外のレストランや屋台などでも、様々な場所でこの郷土料理を
味わうことができます。

お店によっても、微妙にポワソンクリュのアレンジが異なっていたり
しますので、色々なポワソンクリュをお召し上がりになるのもお勧め。

こちらのお客様はポワソンクリュだけでなく、タヒチのパンの美味しさ
にも感動されています。



タヒチで挨拶と言えば、「イアオラナ」

「そこに命がありますように」という意味になり、朝、昼、夜と時間帯を
問わずに、タヒチではイアオラナと挨拶を交わしてみて下さい。

普段は見ず知らずの人と挨拶を交わすこともないでしょうが、タヒチで
は地元の人も観光客も関係なく、イアオラナの挨拶が似合います。

最初は照れ臭いかも知れませんが、恥ずかしがらずに「イアオラナ」

タヒチの人にはおもてなしの精神が根付いており、「マナバ」「マエバ」
という言葉は、「大歓迎します」という意味の挨拶です。

「マナバ」と言ってゲストを歓迎するときには、家のドアだけでなく、
相手に対して心を開くことを意味しています。

こちらも心を開けば、タヒチ滞在がより思い出深いものになるはず。



ポリネシアの単語でありながら、多くの言語に採用されている言葉が
2つあります。

1つ目は、やってはいけないことを意味する「タブー」

2つ目は、タタウが語源となっている「タトゥー」 ご存知の入れ墨。

東南アジアからポリネシアに人が移り住んできた頃に、既にタトゥーが
慣習として存在していたと言われています。

特にマルケサス諸島のタトゥーは、モチーフの豊富さや模様の複雑さに
より、タトゥーが芸術の領域にまで発展したことを感じさせます。

ポリネシア人のアイデンティティとも呼ぶべきタトゥーは、タヒチアン
ダンスと並ぶタヒチを代表する文化の1つと言えます。



1848年にフランス人によって初めてポリネシアに持ち込まれ、主要な
輸出品になったバニラ。

タヒチ産のバニラは香りが豊かで、その品質の高さと希少性から、「至高
のバニラ」と評されることもあります。

化粧品や香水などに使用されることもありますが、やはりバニラが求め
られるのは料理や食品、スイーツ関係です。

バニラの調達が目的で、個人的にタヒチにやってくる一流のパティシエも
大勢いらっしゃるとか。

7月~10月頃に人工的に授粉させ、3月~7月頃が収穫時期です。

収穫してからも手間暇をかけて繊細に熟成させる必要があり、最終的に
茶色になったタヒチアンバニラが、褐色のダイヤモンドとして市場へと
出荷されます。



タヒチと言えばブラックパール。

タヒチの真珠は黒蝶貝から採れます。
黒蝶貝は環礁のラグーンに生息し、直径25cmから35cmほど。

天然ではサンゴに付着して、プランクトンや微生物、ラグーンに浮かぶ
植物を食べて生息しています。

ヨーロッパ人がこの地に到着する前から長くにわたって、ポリネシア人は
黒蝶貝に慣れ親しんでいたと、この島を訪れた人が語っています。

養殖真珠はタヒチの主要な輸出産業でもあり、この業界で約7,000名が
働き、特にツアモツ諸島とガンビエ諸島の発展にとって、不可欠な役割
を果たしてきました。

オーソドックスなネックレスから、ファッション性の高いジュエリーに
いたるまで、タヒチの黒真珠は宝石として無二の存在になっています。



古代タヒチ語の「マアノイ」からその名を取ったモノイ。

モノイオイルは、ポリネシアの伝統を象徴するココナッツとティアレタヒチ
の花をブレンドして生成されます。

タヒチのあらゆる家庭で毎日のように使用されており、お風呂あがりの
赤ちゃんの肌に塗って乾燥から保護します。

サーファーやダイバーは、海に入った後、塩分にさらされた肌が荒れない
ように水分補給をし、陽射しや風から身を守るために使用します。

島々のマーマ(おばあちゃん)たちの手作りモノイは、市場や道路脇の
クラフトショーで直接購入できます。

タヒチの女性が日常的に肌と髪の手入れに使用していることから、彼女
たちの美しさの象徴となってきました。



タヒチ(ポリネシア)の歴史について。

今から3000年~4000年前頃に、東南アジアの民族大移動により、
太平洋にポリネシア人が定住するようになったとされるのが有力説です。

勇敢な海の冒険者たちは、木材と編み込んだ布から出来たカヌーに乗り、
風や天候、夜空に輝く星々を道しるべに東にやってきました。

ここから先のタヒチの歴史にご興味があるという方は、まんぼ~ブログの
フアヒネ島の旅行記にもお立ち寄り頂ければと思います。



このような感じで、2回に分けて楽園タヒチをご紹介してみました。

他にも、ヘイバ祭りやサーフィンのビラボンプロ、ハワイキヌイのカヌー
レースなどなど、タヒチに関する話題は尽きません。

タヒチと言えば、海が綺麗で水上バンガローがあるハネムーンに人気の
旅行先とのイメージが強いと思います。

しかしながら、せっかく何かのご縁で魅力溢れるタヒチを訪れるわけです
から、色々な事にご興味を持って頂ければ、ご出発前に想像していた
以上の楽しみが感じられるはずです。



この数ヵ月の間に、タヒチに関する嬉しいニュースと、悲しいニュースが
立て続けに届いております。

嬉しいニュースは、ライアテア島のタプタプアテアのマラエが世界遺産に
登録されたことです。

マラエは、ポリネシア人の祖先が宗教儀式を行っていたとされる石組の
祭壇であり、精神的なチカラの源であるマナが宿ると信じられています。

フランスの海外県として初の世界文化遺産であり、多くの人がタヒチの
歴史や文化にご興味を持って下さるキッカケになると期待されています。



そして、悲願であったタプタプアテアの世界遺産登録を見届けるように、
太平洋考古学の権威である篠遠喜彦博士は旅立たれました。

探検コスチュームをまとい、迫りくる逆境をものともせず、危ない橋を
幾度も渡り、その生涯を太平洋の考古学研究に捧げられた篠遠先生。

きっと今頃の先生は、楽園考古学の仕上げとして、イタズラ好きの先人
と答え合わせを楽しまれていることでしょう。

夜ごと宴会場では、ジェームズ・クックやポール・ゴーギャンらと共に、
タヒチ談議に花を咲かせているのかも知れません。

やがて、ひときわ輝きを放つ一等星となり、広大なポリネシアを照らし
続けて下さると思います。

見紛うことなき、道しるべとして。




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楽園タヒチ (前半)

2017年11月10日 | タヒチ

タヒチ旅行のフォトギャラリーが追加になりました。

茨城県在住のJ・Y様。
初海外のタヒチハネムーンでご利用頂き、誠にありがとうございました。

旅行後には様々なタヒチの写真をお送り頂きましたので、タヒチのご紹介
と共に、まんぼ~ブログをお届けします。

南太平洋に位置するタヒチの島々は、西ヨーロッパ全域に相当する広大
な海域に広がります。

有名なボラボラ島をはじめ、118の島々から成りますが、これらの中の
約40の島は無人島です。

とても広くて、島が沢山あるタヒチ。

都会の喧騒が嘘のように感じられる、ありのままの自然が残っています。
折角ですから、是非とも離島に足をお運び頂きたいものです。



タヒチの島々は、ロマンチックな時間を過ごすのに最適な場所です。

広大な海に点在する火山の島々は、周囲を環礁に守られており、世界的
に名高い美しいラグーンを形成しています。

ボラボラ島のラグーンの美しさは際立っており、人間が何も手を加えて
いない事を観光客に説明する必要があるほど。

ため息が出るほど綺麗なラグーンですが、バスクリンは入れていません。

プルメリアや国花であるティアレタヒチの甘い香りが風に乗り、世界中の
旅人を楽園へと誘います。



タヒチ旅行の目的は、ハネムーンやウエディング、ファミリーや記念の
旅行、ダイビングやマリンスポーツと実に幅広いです。

最近では、タヒチリピーターのお客様やタヒチファンのお客様が増えて
いるような印象を受けます。

一度タヒチを訪れた人は、もれなくタヒチファンに。

タヒチを訪れた記念の日は、ヒナノビールやタヒチアンミュージック、
思い出の写真でタヒチを楽しむのもお勧めです。

落ち込むようなことがあっても、タヒチの楽しい思い出を振り返れば、
気分が晴れること間違いなし。



タヒチの沢山の魅力の中でも、一番の人気はやはり水上バンガロー。

1967年にタヒチに水上バンガローが完成してから、今年で50周年の
記念の節目を迎えました。

タヒチには、水上バンガロー以外にも魅力的なお部屋が御座いますが、
初タヒチの人にとっては、やはり憧れの存在だと思います。

風景に見とれたり、海に入ったり、日光浴を楽しんだり…。
思い描いたリゾートライフをお楽しみ下さい。





タヒチは水上バンガローでのんびり過ごすだけでなく、アクティビティを
楽しみたい人にも魅力的な旅行先です。

ココナッツオイルやバニラオイルを使用する伝統的なマッサージを体験
することが出来ますし、アウトリガーカヌーで水上バンガローに朝食を
運んでもらうカヌー朝食も人気。

スクーターや自転車などをレンタルして、昔ながらのポリネシアの町を
訪問したり、自然豊かな道を周遊するのもお勧めです。

こちらのお客様のように、色々な写真を撮影するのもタヒチの楽しみ方
として定着していると思います。

タヒチでは、愛らしいエイやリーフシャークと一緒に泳ぐ事も出来ます。





他にもヘルメットを被るアクティビティでは、ダイビングのような技術や
知識がなくても、海底散策を自分のペースで楽しめます。

パラセーリングで絶景を2人占めにしたり、ジェットスキーでラグーンを
豪快に駆け抜けたり、水中バイクやウェイクボードと、アクティビティが
充実しているのもタヒチ。

アクティビティメニューをご覧頂ければ、到底全部は無理だと思える程、
沢山のアクティビティが存在しています。



積極的にアクティビティに参加するのも良いですし、タヒチのリズムに
あわせて、非日常のリラックスタイムをご堪能頂くのもお勧めです。

澄み切ったラグーンに囲まれ、ヤシの木が佇む小島に横たわれば、まるで
自分自身がロビンソンクルーソーにでもなったような気持ちになります。

コーラルヘッドをシュノーケリングで回れば、タヒチの多様な海洋生物と
出会えることでしょう。





古いタヒチ関連の本で、以下のようなフレーズがあったように記憶して
おります。

「タヒチの島々は、まず、命知らずの冒険家や船乗りを誘い、ついに
芸術家や哲学者を誘い、さらに考古学者を誘いました」

付け加えるとすれば、 「そしてタヒチは今、あなたをお誘いします」

まんぼ~タヒチのキャッチコピーに出来ないものかな。

ブログ記事が長くなりそうなので、今回はこのあたりで終了です。
楽園タヒチ(後半)に続きます。




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