まんぼ~ランギロア旅行記 キアオラ・ソバージュ

2018年10月25日 | ランギロア

今回のまんぼ~ブログは、キアオラソバージュの旅行記です。

ツアモツ諸島の拠点となるランギロアは、長さが約80km、幅が20km
もある環礁の島で、世界でも2番目の大きさを誇ります。

南国の素朴な風景が多く残っており、この島の片隅に浮かぶキアオラ
ソバージュに滞在すれば、島流しの刑・・・。

ではなく、ロビンソン・クルーソーのような体験が出来るとか。

タヒチ旅行の専門店として、タヒチファンとして、機会があれば、いつか
そんな体験をしてみたいものです。





とある年末に、私の念願は叶うことになり、空港のある島からボートに
乗って、お目当てのキアオラソバージュにやって来ました。

到着して出迎えてくれたのは、スタッフとしてソバージュに駐在している、
ミシェルさんというご夫婦です。

他のゲストや先客はおらず、私が唯一のゲストになるようです。

挨拶もそこそこに、島の探検をしてみることにしましょう。

ヤシの木は伸び放題、白砂ビーチも自然の造形のまま、ランギロアの
イメージにピッタリの流木が、オブジェのようにありました。





母屋にはレストランとバーがあり、ビーチにはポリネシアンスタイルの
バンガローが並んでいます。

バンガローの中はとてもシンプルで、ベッドとデスク、他にお手洗いと
シャワーブースがあるのみです。

ドアのカギは豪快に壊れていますが、そもそも、開かれた窓にカギが
ありませんので、特に問題はないのだと思います。

時計、携帯電話、テレビ、パソコン・・・。

日常生活で当たり前にある物は、ここにはありません。





「あなたの島だから好きにしていいよ!」

なんて言われても、出来ることが限られています。

タヒチタイムに身を任せて、自分の気の向くままに、南国ライフを楽しむ
ことにします。

ビーチの椅子に座って、のんびりと海を眺めてみたり、お部屋で昼寝を
したり、海に入ってサメと一緒に泳いだり、また昼寝をしたり・・・。

お部屋に電気がありませんので、周囲が暗くなってくると、ミシェルさん
がランタンを持って来て下さいました。

夕食を頂いて、今日はおやすみなさい。





フォーン♪  フォーーーン♪

この島では、寝る時間も起きる時間も適当ですが、食事の準備が整うと、
ミシェルさんがホラ貝を吹いて知らせてくれます。

自衛隊の起床ラッパ、ランギロアバージョンといったところですね。

朝食を食べ終えれば、島をパトロールしてみたり、海を眺めたり・・・。
普段では考えられないほど、午前中の時間も長く感じられます。

君は1人なのかい? ワン!

なかなか、しっかりとした犬です。





昼食後に昼寝をしていると、ミシェルさんがやってきました。

なんでも、シュノーケリングに最適な小島があるらしく、その島にご案内
して下さるそうです。

ボートで小島に到着すると、私だけが上陸し、ミシェルさんはソバージュ
へと引き返して行きました。

シュノーケリングをしたり、島の周囲を探検したり、どれくらいの時間が
過ぎたでしょうか。

1時間後に迎えに来ると言ったきり、全然迎えに来ませんけど・・・。





もしかして、ボートが故障したのかな。

アレしかないと思いますので、故障すると色々と不便があるのでは。
南の島で起きるピンチの中でも、レベル3です。

来るかもわからない迎えを待つよりも、自分で泳いで、ソバージュに
帰る方が良いのかも知れません。

子供の頃に通ったスイミングでは、バタ足の祐ちゃんと呼ばれていた
こともあり、普通に泳ぐだけなら大丈夫です。

島から島に移動すれば、何れは辿り着けるかも知れないな。





いや待てよ、タヒチの海を軽く見ない方が良いと思いますし、自分自身
が方向音痴であることも忘れてはいけません。

勝手に動くと、大事な時に発見してもらえなくなったり、状況が悪化する
可能性もあるのでは。

冷静になって、小島に留まっている方が良いのかな。

まさかっ! ミシェルさんの身に何かあったのでは!

ソバージュには、お医者さんや病院どころか、救急箱やバンドエイドすら
置いてないと思います。

ピンチレベルは上がることになり、レベル4になりました。





小島を出発するべきか、留まるべきなのか、悩ましいところです。

このような状況になった前例がありませんので、自分のバッテリーが
どれだけ残っているのか、見当もつきません。

アーーっ! まさかのまさかっ!

ボートが故障して、さらにミシェルさんの身に何かあったのでは!
悪いことが重なり、両方がトラブルを抱えている状況も考えられます。

もしそうなら、いよいよレベル5。

こんな事になるなら、旅行後のお楽しみに残してきたアイスクリームは、
出発する前に食べておけば良かったな。





小島に来てから、感覚として2時間以上が過ぎた頃でしょうか。

寝ぐせ頭のミシェルさんが、絶好調なボートで迎えに来てくれ、何事も
なくソバージュに帰ることが出来ました。

とても嬉しく、どこか切ない、レベル1。

戻ってからは、昨日と同じようなタヒチタイムが流れ、夕方にはランタン
がバンガローに届き、夕食を頂けば、2日目が終わります。

ソバージュにやって来る前、私は何か考え事をしていたと思いますが、
考え事が何かすら忘れてしまいました。

忘れてしまうくらい、チッポケなことに違いありません。





出発の日の朝も、ホラ貝の音で目が覚めて、朝食を頂きました。

途方もなく退屈するのではないかと思っていた、キアオラソバージュでの
滞在も、終わってみれば、本当にあっという間です。

特別に何かをしたわけでもなく、野性味溢れるランギロアの大自然に向き
合いながら、のんびりと過ごしていただけです。

あれこれ考えてみても、なるようにしかならないのでしょう。

そろそろ、帰る準備をしなければ。
準備をするだけの荷物もありませんけど。





これはこれは、ミシェルさん。

美味しい食事や起床ラッパ、お部屋の清掃と、短い間ではありましたが、
色々とお世話になりました。

えっ? 忘れ物に気を付けて??

どのクチが言っているのかしら。
ミシェルさんも、小島での「忘れ物」にはお気を付け下さい。

この島で暮らすことが、レベル5だと思いますので、どうかお元気で。

何もかもから解放されて、南国の孤島で過ごしたことは、とても貴重な
経験であり、一生の思い出になりました。

真っ青に晴れ渡るランギロアの空の下、遠ざかるソバージュに後ろ髪
を引かれながら、帰ることにしましょう。

やけに、アイスクリームが食べたいな。






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思い出に残るタヒチの景色 (まんぼ~編)

2018年10月18日 | タヒチ

思い出に残るタヒチの景色。(まんぼ~編)

ということで、タヒチの離島で撮影した写真の中で、特に思い出に残る
景色を幾つかご紹介してみようと思います。

普通のデジカメのオートモードで撮影した写真ばかりですから、旅行者
の目に映る、実際のタヒチの景色に近いと思います。

そろそろ、タヒチに到着する頃かな。



最初はモーレア島から。

モーレア島らしく、雄大な山の景色も思い出に残っていますが、その時
にはデジカメ事件が発生していたために、山の写真が残っていません。

タヒチ旅行の途中でカメラが故障した!

このような状況になった人は、カメラの電池が逆に入っているだけかも
知れませんので、ご確認頂いた方が良いと思います。

自分で撮影したモーレア島の写真から選ぶと、小島周辺に広がる綺麗
なラグーンや、高台からの景色が思い出に残っています。

ラムサール条約の保護区だけに、白砂ビーチの景色も良かったです。







続きまして、フアヒネ島です。

フアヒネ島で思い出に残るのは、マイタイラピタビレッジの敷地にある
池や、ビーチからのサンセット、高台から見た島の景色です。

景色自体が特別ということではなく、ポリネシアの歴史に思いを馳せな
がら見たために、奥深い景色として思い出に残っています。

・気が遠くなるような航海を経て、タヒチに辿り着いたラピタ人
・ラピタ人に続くように、18世紀にやってきた、ジェームズ・クック
・ポリネシアのルーツに迫った、我らが篠遠喜彦博士

フアヒネ島の景色には、このような人たちが重なって見えました。







モーレア島やフアヒネ島と同じ、ソシエテ諸島に属するタハア島。

タハア島の場合は、離島の魅力とリゾートの魅力が一緒になるところが
ありますので、島の景色というよりは、リゾートの景色が、より思い出に
残っています。

孫悟空が放った小さなカメハメ波も思い出に残りますけど、景色と呼ぶ
のは少し違うのかな。

エメラルドグリーンのラグーンや、何気ないハンモック、ポツンと浮かぶ
小島など、絵葉書のような景色を選んでおきました。

バニラアイランドとしても有名なタハア島です。







タヒチと言えばボラボラ島。

ボラボラ島では、やはりラグーンのグラデーションやオテマヌ山の景色
が思い出に残ります。

淡い色のグラデーションや、オテマヌ山の景色なくして、ボラボラ島を
ご紹介することは出来ないのかも知れません。

アクティビティで訪れた場所は、透明度が非常に高く、元気なサンゴも
見られ、こちらもボラボラ島で忘れられない景色になっています。

ボラボラ島も、それなりに大きな島なので、色々な場所を訪れてみると、
景色の変化があって楽しいと思います。

ボラボラ島は、太平洋の真珠とも呼ばれたりしますね。







ランギロアは、キアオラソバージュの写真を選びました。

ホテルキアオラに宿泊することはあっても、ソバージュに宿泊する機会
がなく、念願が叶った瞬間でもあります。

日常生活であるはずの物がほとんどなく、ワイルドなランギロアの自然
に囲まれながら、のんびりと過ごす日々。

どれだけ望んでも、同じ体験は2度と出来ないと思いますので、タヒチで
見た思い出の景色として、強く印象に残っています。

キアオラソバージュでは、美しくも荒々しい、ランギロア島らしい景色を
楽しむことが出来ました。







ティケハウ島では、訪れた小島の周辺が綺麗だったことに加え、黄色い
パラソルが景色に映えていました。

全ての写真に共通して言えるのですが、実際には写真の左右にも景色
が広がっていますので、もっと綺麗なんですよね。

ブログで書いた旅行記などは、後から読み返すことは珍しく、基本的に
書きっぱなしになっています。

しかしながら、今回のブログは思い出に残る景色のオールスターだけに、
たまには訪問して、タヒチの景色に癒されるのも良いかなと思います。







マニヒの思い出に残る景色については、少し困ってしまいました。

滑走路から見た満天の星空や、シュノーケリングで見た竜宮城の世界
が思い出に残っています。

しかしながら、私には星空を撮影する技術がありませんし、その頃には
インスタントカメラしか持っておらず、まんぼ~ブログでご紹介出来る
ような景色の写真が残っていません。

マニヒは例外的に、他の離島から写真を借りてくることにしました。

マニヒのシュノーケリングや星空は、このような感じで素晴らしい。
ということにしておいて下さい。







最後はファカラバです。

ファカラバで思い出に残るのは、アクティビティで訪れた、小島の周辺
に広がる景色です。

一緒に参加していた人は皆、その場に立ち尽くしたまま、しばらく景色
に見とれていました。

景色が飛び抜けていると、言葉が何も出てこないんですよね。

綺麗な景色を見て、自分が満足したり感動することはあっても、誰かに
見せてあげたいと思えるような景色は、それほど多くないのでは。

ユネスコの保護区に指定されているファカラバのラグーンは、夢なので
はないかと疑うほど、素晴らしい景色でした。







今回のまんぼ~ブログは、このような感じでお届けしてみました。

今さらですが、1つの離島について、思い出に残る景色を3枚だけ選ぶ
のは、少し無理があるのかも知れません。

しかしながら、アレもコレもと選んでいれば、キリがないのもタヒチ。

また機会があれば、今回ご紹介していない、思い出に残る景色をご紹介
出来ればと思います。

初タヒチの人も、タヒチリピーターの人も、皆様の一生の思い出に残る
ような、素晴らしい景色に出会えますように。




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ブラフィジーニュース (4)

2018年10月04日 | フィジー

フィジーの情報をお届けする、ブラフィジーニュース。

ヤサワ諸島のパラダイスコーブリゾートでは、毎年5月~10月頃まで、
マンタシュノーケリングを実施しています。

プランクトンを求めて生涯泳ぎ続けるマンタは、海のアイドルとして沢山
の人を魅力してやみません。

マンタポイントまでは、リゾートからボートで10分ほどになり、運が良け
れば、悠然と泳ぐジャンボマンタに会えるかも。

パラダイスコーブのご滞在がマンタのシーズンに重なる人は、是非とも
マンタシュノーケリングにご参加下さい。



デナラウからボートで約25分の場所にある、無人島が丸ごとビーチ
クラブになっている、マラマラビーチクラブ。

こちらは、前回のブラフィジーニュースでもご紹介をしました。

マラマラビーチクラブは、8月にオープン1周年記念を迎え、1年間の
来島者数が、27,000人と発表されています。

ビチレブ島のご滞在中にご参加頂けるオプショナルツアーは多岐に
渡りますが、それらの中でも人気のオプショナルツアーです。

白砂ビーチ、水平線やママヌザ諸島の眺め、カヤックやパドルボード
などをお楽しみ頂けます。



キャスタウェイに25年以上勤務しているリンゴは、お客様担当の
マネージャーとして活躍しており、リゾートの看板スタッフです。

リピーターが多いキャスタウェイだけに、リンゴとの再会がフィジー
旅行の目的の1つになっているゲストも多いことでしょう。

いつもスマイルでサービス精神旺盛、物腰の柔らかいリンゴと一緒に
過ごせば、それだけでフィジー旅行の楽しい思い出が増えるはず。

癒し効果が高すぎるため、リンゴから何かをオススメされた場合には、
断りきれない人が多いと思います・・・。 私には無理でした。

キャスタウェイで、くまモンのようなフィジアンに出会えば、その人が
リンゴです。  これからご滞在される人はお楽しみに。

写真からも、優しい雰囲気が溢れ出ていますね。(右端がリンゴ)




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