今年も年末になりました。
まんぼ~ブログも、今年は今回が最後です。
地元にあるスポットって、意外と行かないものですよね。
まさか、東京都在住の人が頻繁にスカイツリーに登るとは思えませんし、
神奈川県在住の人が、足しげく横浜アリーナに通うとも思えません。
沢山の人が知っていて地元にあるのに、あまり行かない場所。
私にもこのような場所があります。
目の前を通る国道43号線から外観を眺めることはあっても、建物の中
に入る機会は多くありません。
魔物がいるらしいですし。
やってきました、甲子園球場。
毎年全国から高校球児や応援団が集まってきますので、今年の夏も界隈
は賑わっていました。
甲子園球場には駐車場がありませんので、公共交通機関をご利用のうえ、
お越し頂ければと思います。
間違えてJR甲子園口駅に行ってしまった人は、徒歩で甲子園球場には
向かわず、バスかタクシーをご利用頂くのがお勧めです。
歩いて行けない距離ではないですけど、夏は熱中症が気になるところ。
甲子園球場に到着したものの、高校野球を観戦するのが初めてなので、
要領が良くわかっていません。
内野席は球場の外までキャンセル待ちの列が並んでいましたので、早々
に諦めて外野席に向かいました。
外野席は無料です。 安っ! っていうかタダ。
外野に移動してからも空席を見つけるのに苦労しました。
昨今では高校野球がブームらしく、外野席もパンパンに混んでいます。
立ち見を覚悟し始めた頃に、運良く席が空いてくれました。
軽く腹ごしらえでもしますか。
焼き鳥が350円 高っ!
1924年に高校野球のために造られた甲子園球場は、観客収容人数が
47500人と、日本の球場では最大を誇るそうです。
球場に併設されている高校野球コーナーでは、色々な展示品が飾られて
おり、高校野球の歴史が学べるようになっています。
有名な阪神園芸さんによる、グラウンド整備が始まりました。
私と甲子園球場の思い出。
兵庫県西宮市の小学生や中学生は、在学中に甲子園球場に来る機会が
あります。
甲子園球場を舞台にした市内の運動会がありますので、野球経験がない
私でも聖地のグラウンドに立ったことがあります。
たしか、1塁のあたりで組体操をしました。
運動会であるにも関わらず、甲子園の土を持ち帰ろうとしたところを先生
に見つかり、大目玉を食らった友達がいたな。
さぁ、いよいよプレイボール。
実際に球場に来てみると、やはり臨場感が違います。
甲子園球場には屋根がありませんので、青空がこうも広いものかと思い
ますし、スタンドには心地良い浜風も吹いています。
青く染まったアルプスの応援は、さながらお祭り騒ぎ。
鮮やかに咲いたオレンジのメガホンが、太鼓に合わせて踊っています。
この盛り上がりからして、応援団の応援までお越しなのでは。
試合は追いつけ追い越せの展開で、一球ごとに拍手やため息が球場
全体に広がり、観ている方もチカラが入ります。
「6番 センター 谷口くん♪」
堂々とした構えの2年生が打席に入りました。
狙いすましたように、左投手が投じた初球のストレートを一閃!
大空へ弾き出された打球は、滞空時間の長い綺麗な放物線を描きながら、
レフトスタンドで観戦している私の近くまで飛んできました。
打たれたボールが気の毒に思えるほどの強烈な一撃。
大観衆の注目が集まる次の打席で、この選手はライトポール際に逆転の
3ランホームランも放ちました。
球場の壁がヘコんでいないかと心配になる決勝打。
控えめなガッツポーズで足早にダイヤモンドを駆けて行った彼は、将来
プロ野球選手になるのかも知れません。
一緒に観戦した友人が9回表に、ツウはラジオを聴きながら観戦するの
だと教えてくれました。
そのような情報は、グラウンド整備のあたりで教えてほしかった。
熱戦の余韻に浸ると共に、ふと自分が高校生だった頃を思い出しました。
私はとてもユニークな学校に通いつつ、アルバイトに明け暮れて3年間の
高校生活を謳歌しました。
電卓の持ち込みが許可されているテストで、電卓と間違えてテレビの
リモコンを持ってきた友達がいたな。
もはや夢だったのではないかと振り返る、楽し過ぎた3年間。
それはそれとして、白球を追いかける球児のように、かけがえのない
青春時代に何かに夢中になれることは素晴らしいと思います。
球場を揺らしたホームランもさることながら、ボテボテの当たりでも1塁に
向かって全力疾走する選手の姿に胸が熱くなりました。
今も昔も変わらないであろうその姿は、高校生らしさや日本人らしさの
表れとなり、見るものを魅了し続けることでしょう。
野球経験がなくても、ルールをあまり知らなくても、皆様にお越し頂き
たいと思える、わが街の甲子園球場。
試合の勝敗にとどまらない感動を、その目に焼き付けて下さい。
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