1年の中で快適にバイクに乗れる時期は意外と短いものです。
夏ほど暑いわけでもなく、冬ほど寒いわけでもない。
すっかり空は秋めいて、ツーリングに良い季節になりました。
私は日帰りでツーリングを楽しんでおり、最近では田園風景の中に
広がるコスモスの景色が特に印象に残っています。
道を行く人も歩みを止めて、道路脇にも笑顔の花が咲いていました。
ある日、京都の山奥にある道の駅にやってきたところ、まるでバイク
の展示場かと思うほど、沢山のバイクが集合していました。
仲間同士でバイク談義で盛り上がったり、停まっているバイクを見学
したりして、それぞれが楽しんでいるようです。
もしかしたら、誰かが私のバイクの見学にやってきたりして。
見学だけでなく、跨らせてほしいとか言われたらどうしよう。
減るものではないですけど、どこの誰かも知らない人が跨るのは少し
抵抗があるというか・・・。 転倒でもしたら大変ですし。
まぁ、お願いされたら丁重に断る方向にしようと思います。
30分ほどが経過したでしょうか。
沢山の人が私のバイクの近くを歩いて行きましたが、誰も見学をする
様子はありません。
アッチのバイクやソッチのバイクには興味があるようなのに、なぜか
私のランギロア号だけはスルーです。
声を掛けてほしいわけではないけど、全く声が掛からないのは寂しい
気もする。 というか、なんとなくバイクが可愛そう・・・。
休憩は十分ですし、これ以上は道の駅にいても仕方がありませんので、
西宮に帰ることにします。
持っていたコーンポタージュも完全に冷めました。
帰り道の最後の休憩としてコンビ二にやってきたところ、瞳をキラキラ
と輝かせた少年が凄い勢いで駆け寄ってきました。
「うわーっ! めちゃカッケー! スゲー!」
いやいや、いきなり褒められると照れてしまうな。 ハッハッハッ。
「違う違う、バイクがカッケー! カワサキだ!」
バイクがかっこいいのか・・・。
君はバイクが好きなのかい? いくつなの?
「13歳です!免許を取れるようになったらバイクに乗りたいです!」
「大型バイクはデケーな。これはニンジャだ。スゲー、カッケー!」
「ここもカーボンになってるし、オーリンズも入ってるし」
ほほう、中学生なのに詳しい。
このバイクのかっこ良さがわかるとは、君とはセンスが合いそうだね。
「これって、跨ってみてもいいですか?」
なに、バイクに跨ってみたい?
YOU、跨っちゃいなよ。 どんどん跨ればいいんだ。
どこの誰か知らないけど、跨っても減るもんじゃないからね。
ジュジュジュ、ジュースでも飲むかい。
右手はここで左手がここ。レバーは握らないように。
まだ足が届いてないけど、君はかなり似合ってると思うな。
世界グランプリのチャンピオンに見えてきた。
ヨシヨシ、記念に写真も撮っちゃうぞ。
道の駅とは違って、少年のおかげでコンビニでは楽しい時間を過ごす
ことが出来ました。
免許を取って、カッケーバイクに乗りたい。
私も同じように思っていたので、その気持ちが良く分かります。
少年の願いが叶う未来は、そう遠くないでしょう。
南太平洋、モルディブ旅行専門店・お問い合わせはこちらへ
夏ほど暑いわけでもなく、冬ほど寒いわけでもない。
すっかり空は秋めいて、ツーリングに良い季節になりました。
私は日帰りでツーリングを楽しんでおり、最近では田園風景の中に
広がるコスモスの景色が特に印象に残っています。
道を行く人も歩みを止めて、道路脇にも笑顔の花が咲いていました。
ある日、京都の山奥にある道の駅にやってきたところ、まるでバイク
の展示場かと思うほど、沢山のバイクが集合していました。
仲間同士でバイク談義で盛り上がったり、停まっているバイクを見学
したりして、それぞれが楽しんでいるようです。
もしかしたら、誰かが私のバイクの見学にやってきたりして。
見学だけでなく、跨らせてほしいとか言われたらどうしよう。
減るものではないですけど、どこの誰かも知らない人が跨るのは少し
抵抗があるというか・・・。 転倒でもしたら大変ですし。
まぁ、お願いされたら丁重に断る方向にしようと思います。
30分ほどが経過したでしょうか。
沢山の人が私のバイクの近くを歩いて行きましたが、誰も見学をする
様子はありません。
アッチのバイクやソッチのバイクには興味があるようなのに、なぜか
私のランギロア号だけはスルーです。
声を掛けてほしいわけではないけど、全く声が掛からないのは寂しい
気もする。 というか、なんとなくバイクが可愛そう・・・。
休憩は十分ですし、これ以上は道の駅にいても仕方がありませんので、
西宮に帰ることにします。
持っていたコーンポタージュも完全に冷めました。
帰り道の最後の休憩としてコンビ二にやってきたところ、瞳をキラキラ
と輝かせた少年が凄い勢いで駆け寄ってきました。
「うわーっ! めちゃカッケー! スゲー!」
いやいや、いきなり褒められると照れてしまうな。 ハッハッハッ。
「違う違う、バイクがカッケー! カワサキだ!」
バイクがかっこいいのか・・・。
君はバイクが好きなのかい? いくつなの?
「13歳です!免許を取れるようになったらバイクに乗りたいです!」
「大型バイクはデケーな。これはニンジャだ。スゲー、カッケー!」
「ここもカーボンになってるし、オーリンズも入ってるし」
ほほう、中学生なのに詳しい。
このバイクのかっこ良さがわかるとは、君とはセンスが合いそうだね。
「これって、跨ってみてもいいですか?」
なに、バイクに跨ってみたい?
YOU、跨っちゃいなよ。 どんどん跨ればいいんだ。
どこの誰か知らないけど、跨っても減るもんじゃないからね。
ジュジュジュ、ジュースでも飲むかい。
右手はここで左手がここ。レバーは握らないように。
まだ足が届いてないけど、君はかなり似合ってると思うな。
世界グランプリのチャンピオンに見えてきた。
ヨシヨシ、記念に写真も撮っちゃうぞ。
道の駅とは違って、少年のおかげでコンビニでは楽しい時間を過ごす
ことが出来ました。
免許を取って、カッケーバイクに乗りたい。
私も同じように思っていたので、その気持ちが良く分かります。
少年の願いが叶う未来は、そう遠くないでしょう。
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