旅行記が終わったところで、恒例のお土産祭りもしておきましょう。
今回のタヒチ旅行を通じて、私が滞在中に出会ったタヒチのお土産
の写真を一挙に公開です。
一番上のTシャツは、非常に悔やまれます。
どこかで似たようなTシャツがあると思っていましたけど、最後まで
同じようなTシャツに出会うことはありませんでした。
ブルーも白もカーキも好みです。
デザインがカッコいいですし、思った時に買っておけば良かったな。
まんぼ~タヒチの特典ブログでは、お買い物の情報やお土産情報を
お届けしています。 他にも幾つかのパスワードブログをご用意。
毎年のようにタヒチに通うまんぼ~のスタッフが、自分の足で稼いだ
オリジナルの情報です。
タヒチツアーをお申込みのお客様には、ご出発の前に特典ブログの
パスワードをご案内させて頂きますので。
なるべく、同じようなお土産の写真が重ならないように配慮をしてる
つもりです。
それでは、タヒチ旅行のお土産祭りをどうぞ。
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フォーシーズンズボラボラにやってきました。
旅行の最後を飾るに相応しい、タヒチを代表する5つ星ホテルです。
意外なことに、まんぼ~ブログでご紹介するのは今回が初めて。
いつか紹介しようと思いながら、ズルズルと今日まで来ています。
ボラボラ空港からはボートで約15分で、オテマヌ山を望む東側の
小島に立地しています。
この時はアキコさんがお出迎えをして下さいました。
「イアオラナ~、まんぼ~さん。 お久しぶりです」
「ようこそ、フォーシーズンズボラボラへ。」
見学をスタートして、先ずは水上ヴィラにやってきました。
水上ヴィラは何れも100平米で、眺望によっても予約のタイプが
変わりますので、ご希望に合わせてお選び下さいませ。
1室に大人3名、又は大人2名&子供2名が入ることが出来ます。
・ビーチビュー水上ヴィラ
・ラグーンビュー水上ヴィラ
・マウンテンビュー水上ヴィラ
後にプール付の水上ヴィラも追加されましたので、眺望だけでなく
プールの有無も決め手に影響してくるのでは。
これは持って帰っても良いのかな?
と悩むようなティーカップが室内に置いてあります。
持って帰っても大丈夫でしょうけど、そのあたりは見学の最後に
質問することにしましょう。
ベッドルームよし、水回りよし、リビングよし。
間取りが独得かなと思いますが、自然な感じを残しつつモダンな
要素もあって、全体的なバランスは取れていると思います。
あらあら、私ごときの見学ためにシャンパンやケーキをご用意
して下さるあたりが、さすがフォーシーズンズですね。
涼しいお部屋で、優雅に休憩して下さいってことなのでしょう。
断るのも失礼ですし、ここはご厚意に甘えて、美味しく頂くことに
しましょうか。 かたじけない。
えっ、他のお部屋とセットアップを間違えたので片付けます?
そりゃそうですよね。 私にサービスなんてあるはずがない~。
最近、何かリゾートで変わったことはありましたか?
「そうですね。つい先日のことですが、お部屋の備品を持って帰ろう
としたお客様がいらっしゃいました」
「ティーカップが宿泊代金に入ってると勘違いされたようなんです」
「まぁ、まんぼ~さんには信じられないような発想だと思いますけど、
本当にあることなんですよ。 どう思われますか?」
嫌だわ~。 下品よね~。 油断も隙もありゃしない。
どうしたら、ティーカップを持って帰れるという発想になるのかしら。
あー、やだやだ。 嫌ザマス。
(ありえる発想だけど、ありえないことにしておこう)
ビーチのカヌーやプールサイドのカバナなど、これらの様子も以前
と変わっていません。
実際にはゲストが気付かないようにメンテナンスをしたり、新しい
設備に変えてたりするでしょうけど。
「あっ! 変わったことと言いますか、最近はスタッフの入れ替えが
ありましたので、現在は新人のスタッフが多いですね」
「新人の練習になりますので、ご滞在中にスタッフにメチャクチャな
要望を伝えてみて下さい。 それも彼らの勉強になりますから」
メチャクチャな要望ですか。 クレーマーみたいじゃないですか。
急に言われても、何を言えば良いのか浮かばないですけどね。
「いえいえ。難しいお話ではなく、いつも通りで大丈夫ですから」
続いてジムに到着。 あっ! サンドバッグがあるじゃないですか。
「まんぼ~さんは何か格闘技をされてたんですか?」
まぁ、語るほどのことでもないですけど。
私の通っていた高校にはボクシング部があって、私は1年生の時に
ウェルター級で兵庫県の新人王に輝いた・・・。
ことがある佐藤君と同じ電車で通ってました。
特別にアキコさんにイナズマのようなパンチを見せてあげますよ。
危ないから下がっておいて下さいね。
むむむむ・・・ どりゃーっ! まんぼ~パーンチ!! グキっ!
「まんぼ~さん、手首は大丈夫ですか? 凄い音がしましたけど」
「変な方向に曲がったようにも見えましたし・・・」
えっ、そうですか? 別になんてことないですけど。
まんぼ~パンチは当たった後にヒネリが加わるんです。
僕の手首よりも、サンドバッグの心配をした方が良いと思いますよ。
(今ので完全に手首を痛めたけど、痛くないフリをしなければ)
オテマヌ山を望むアヘレノアチャペルも健在です。
フォーシーズンズに限らず、ウエディングは1日の実施人数が限定
されますので、ご検討はお早目に。
「たしか、フォーシーズンズでのウエディングの記念すべき第一号は、
まんぼ~さんのお客様だったとお伺いしています」
えっ、なんて言いましたか? 風が強くて良く聞こえない。
「ですから、まんぼ~さんのお客様がウエディングの第一号かなと」
良く聞こえないな。 あそこにいる日本人にも聞こえるように。
「聞こえてますよね。私に第一号を言わせたいだけじゃないですか」
良いことは沢山の人に知って頂いた方が良いかなと思いまして。
ご利用頂いたお客様もご紹介しておきます。
千葉県在住のK・A様。
その節はまんぼ~をご利用頂き、誠にありがとうございました。
チャペルの次はスパにやってきました。
スパを利用しているゲストが多いために、何度来ても満足に見学を
できた記憶がありません。 今回も同じパターン。
スパの見学が終わって帰ろうとしたら・・・。
えーーっ! そんなそんな。 スパのお土産なんて頂けませんよ。
越後屋と悪代官じゃないんですから、やめて下さいって。
何もお返しが出来ないので、受け取れませんから。
でも、お断りするのも失礼かなと思いますし、ここは素直にお土産を
受け取っておくことにしようかな。 おぬしも悪よの。
えっ、ボラボラ空港で働いてる友達に渡してほしいだけ?
そりゃそうですよね。 私にお土産なんてあるはずがない~。
最後のブティックにやってくると、素敵なウクレレがありました。
「まんぼ~さん。このウクレレはいかがでしょうか」
「職人さんが素材を厳選して、1つずつ丁寧に長い時間をかけて
作った作品ですから、とてもお買い得だと思います」
本当ですね。 これは素敵なウクレレだな。 どれどれ。
いち、じゅう、ひゃく、せん、まん、じゅうまん・・・。
実は去年に来た時に同じようなウクレレを買ってしまったんですよ。
アレを買ってなかったら、迷わずにコレを買うのにな~。
(本当は去年に買ってないけど、買ったことにしておこう)
「はい、見学は以上です。 お疲れ様でした」
「今回はボラボラ島のホテルを次々に訪問されて、フォーシーズンズ
が最後だとお伺いしています」
「最近は暴対法とかもありますし、まんぼ~さんもお仕事が大変だと
思いますけど、ここでは羽を伸ばして下さいね」
「ご希望であれば、腕のいいタトゥーの彫り師もご紹介致しますので」
「それでは、何かあればご遠慮なくお声掛け下さいませ」
(アキコさんに反社だと思われてるみたいだけど、どうでもいいや)
フォーシーズンズボラボラの見学は以上のようなところで、敷地には
複数のレストランが併設されています。
・テレヌイレストラン(インターナショナル)
・アリイモアナ(シーフード)
・ファレホアプールバー(軽食)
・サンセットバー&ラウンジ(軽食)
食べた料理は細かく覚えてませんが、写真で振り返るとその時の気分
で色々な食事を頂いたようです。
ポリネシアンカヌー朝食だったので、決して量を間違えているのでは
なく、これで正解のようです。
どれも美味しかったな。 さすがフォーシーズンズ。
それでは、パペーテに帰ることにしましょう。
もぅ、いくらフォーシーズンズボラボラと言えども、過剰なサービスは
やめておいた方が良いのでは。
私は1人でボラボラ空港に帰りますから、わざわざスタッフがボート
に同乗して空港まで見送りなんてやめて下さい。
私は気を遣われていることに、気を遣ってしまう性格なんです。
でも、お断りするのも失礼かと思いますし、スタッフに見送られながら
空港に向かうのも悪くありません。 いざ、参りましょう。
えっ、まんぼ~さんの見送りではなく、VIPのお出迎えに行きます?
そりゃそうですよね。 私に見送りなんてあるはずがない~。
取りあえず、今回でボラボラ島の旅行記は終わりです。
最後までご覧下さった皆様、どうもありがとうございました。
旅行業界の人がボラボラ島に行くと、1日に何軒もホテルを見学する
ことが多く、最後のホテルに到着した頃には。
「みみみみ、水を下さい・・・」 といった感じになります。
炎天下で次から次にホテルを見学していれば、そうもなりますよ。
もちろん、私自身も過去に経験していますが、ご無沙汰していました
ので、初心を思い出すために何軒もハシゴをしてみました。
やっぱりなと思うこともあれば、新しい発見もあり、有意義で楽しい
滞在だったと思います。
旅行記で触れたように、旅行先やホテルを取り巻く環境は変化します。
私とタヒチはイタチごっこのような関係で、少し追いついてきたかなと
思ったら、また遠くに行ってしまうタヒチ。
旅行を販売する立場でありながら、自分自身の無力さを嘆いてみたり、
いつまで経っても答えに辿り着かないもどかしさもあります。
自分が見たものが変わったり、自分の経験には偶然が含まれるために、
タヒチ旅行に詳しいと言える日は永遠に来ることはありません。
ただ、そこまで言い出すとキリがありませんし、ある程度は自分自身
の経験を優先して、お客様に120点をお届け出来るようにベストを
尽くすしかないのでしょう。
そのためにも、何度でもタヒチに行くのです。
単純にタヒチが好きなのもありますが。
・・・・・・・・・・・。 コッチをカヨさんに言えば良かったな。
ロイヤルからフォーシーズンズまで幅広いホテルが存在していますし、
お部屋タイプやアクティビティも豊富にご用意しています。
滞在を振り返ってみても、カップルやファミリーなど、世界中の人が
ボラボラ島でのご滞在を楽しまれていました。
このあたりは、タヒチ自体の魅力が変わらないからであり、タヒチの
持っている底力と言えます。 やっぱり凄いぞタヒチ。
まんぼ~では旅行記のような実体験も踏まえて、お客様のタヒチ旅行
の作成をさせて頂きます。
また、お客様によってもツアー内容が変わりますので、個々のお客様
に向けたアドバイスもご出発までに差し上げます。
最後の楽園で過ごす、極上のリゾートライフはいかがでしょうか。
それでは、タヒチ旅行のお問い合わせをお待ちしております。
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続いてやってきたのは、メリディアンボラボラです。
以前に書いたメリディアンの旅行記は、本来はここに入りますので、
もう終わってるのですが、また別の角度でお届けしようかなと。
この時は2年連続でお邪魔しており、昨年同様にカヨさんが船着場
でお出迎えをして下さいました。
「イアオラナ~。 まんぼ~さん」
「今年も見学はしますけど、昨年もお越しになりましたよね?」
「正直なところ、特に何も変わったところはないのですが・・・」
「なぜ何度もメリディアンにお越し頂けるのですか?」
なぜ何度も来るのか? ですか。
実はですね、この仕事に就いた時から叶えたかった・・・。
じゃなくて、多くのホテルには変わる可能性が低い部分と高い部分
が混在してまして。 どう言えば良いのかな。
例えば、昨年に私がホテルに滞在したとしても、その経験は過去の
ものですよね。
リゾートホテルに人が関わる以上、永遠に同じとは限らないかなと。
そこで働いているスタッフや宿泊するゲストによっても、その印象
は大きく変わります。
モルディブのリゾートなどでも、オープンした直後と数年後で様子
が大きく異なったりもしますし。
去年に来た時は滞在時間が短くて・・・。
ではなく、リゾートを取り巻く環境の変化によっても、前回に来た
時とは印象が変わることがあると思います。
・改装工事が終わると、雰囲気が大きく変わったな。
・前は許されていたのに、今は出来なくなったのか。
・前回に滞在した時は、たまたまお祭りだったから。
・前回には新しい水上ヴィラは存在していなかった。
このような感じで、自分の記憶にあるリゾートのイメージには偶然
が及ぼす影響も含まれています。
自分が見たものが、現在も同じとは限りません。
事実、改めて滞在すると色々な変化に気付くことがありますし。
やはり、メリディアンのウミガメ・・・。 は横に置いておき。
だからと言って、1年中リゾートに滞在することは現実的ではあり
ませんし、これこそが旅行会社の泣き所なのです。
ホテルに泊まることは出来ても、時間や変化は止まらない。
ですから、せめてもの悪あがきのようなつもりで、同じリゾートに
何度も滞在しているのですよ。(バシっと決まったな!)
パッと頭に思い浮かんだにしては、なかなかスラスラと言えました。
真面目な顔で答えたこともあり、カヨさんも納得してるようです。
この仕事に就いてから憧れてましたし、今年こそは絶対にウミガメ
と泳ぎたいと思っていたので、またメリディアンに来ました。
これが本当の理由なのです。 長年の夢が叶いました。
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続いてやってきたのは、ソフィテルモツです。
マティラエリアの小島に佇む、プライベート感重視のホテル。
このホテルには代案がないので、ここに泊まるしかありません。
スムーズに予約が取れることが珍しく、予約が取れる日まで日程
を調整するのが当然のようになっています。
対岸のマララホテルとソフィテルモツを自由に往来できるとあって、
プライベート感だけでなく利便性にも優れています。
レセプションの前にあるビリヤード台やラグーンに浮かぶヨットは、
あのホテルボラボラから譲り受けました。
これはこれは、ノリコさん。 お久しぶりですね。
「イアオラナ~。 どうも、まんぼ~さん」
「早速ですけど、定期巡回ということで見学を始めましょう」
「ご存知でしょうけど、水上バンガローからご案内していきますよ」
「前回はみんなで一緒に夕食に行って、色々なお話をしましたよね」
そうです、そうです。
ボラボラ島で暮らす人から色々なお話を聞けて楽しかったです。
私のオンボロバイクも元気にしてますよ。
「あーっ! たしか、そんなお話もしましたね」
「まんぼ~さんのオンボロバイクが壊れていく話が面白かったです」
「古いから、修理したと思ったら別の場所が壊れるんでしたっけ」
「たしか、オンボロバイクは青色でしたよね」
(自分でオンボロと言うのはいいけど、人に言われると傷付く~)
リゾートで何か変わったことはありましたか?
「あぁ、隣の小島にカヌーで行ってしまって、オーナーからお説教
されてしまう人が多いですね」
「そのあたりのルールをご存じない人もいらっしゃるようで、小島
のオーナーからもキツく言われてるんです」
「悪い人ではないのですが、オーナーは凄く怖い人なんですよ」
なるほどな。 普通は小島に行こうなんて思わないですけどね。
どこに行っても大丈夫だと、勘違いをしてしまうのでしょう。
(危なかったな。 思いっきり午後からカヌーで行くつもりだった)
「そうそう、変わったことと言えば、マララホテルに行ったままモツ
に帰ってこれなくなったお客様がいらっしゃいました」
「ちょうど私がお休みの時だったので、そのあたりの詳しい説明を
お客様に出来ずに申し訳なかったです」
えーっ! マララに行ったまま帰ってこれないって!
そんなことって、あるんですね。
送迎ボートがあるのに、なんでそんなことになってしまうのかな。
「はい、前任者のセイコさんによれば、過去に1人だけそのような
前例があるそうですけど、私が赴任してからは初めてのことです」
(その過去の1人が目の前にいることはバレてないようだな)
施設の見学は終わりましたので、最後に高台にやってきました。
「そう言えば、昨年にジェロームが営業でまんぼ~さんのオフィスに
お邪魔したと言ってましたよ」
えぇ、たしかにジェロームさんは昨年の4月にお越しになりました。
日本にお越しになるのが初めてで、とても喜んでいたような。
「彼は本当に真面目で、気遣いの人なんです」
「売店でも店員さんにバーコードを向けて商品を渡すんですよ」
「日本に行く時も、ケースにお土産を山盛りに入れたそうです」
「あれほどに気遣いを出来る素晴らしい人はいないでしょうね」
本当ですよね。全身から優しさが滲み出てるような人でしたよ。
(そんな人が、ウチには何もお土産がなかったことは黙っておこう)
共通の知り合いの話題にも花が咲いたりして、楽しい時間が過ぎて
いますが、目の前にあるシャンパンの存在が気になります。
ノリコさんも、このシャンパンの存在には触れません。
これは何のためにあるのかな。 自分にだけ見えているのかも。
他のゲストがオーダーしたのかな、それとも自分が飲んで良いのか。
なんとかして、そのあたりの正解が知りたいところ。
この飲み物は何ですかね? : どう見てもシャンパンである
暑いから喉が渇いてきたな : 催促してるみたいで嫌らしい
僕が飲んでもいいですか? : ダメな時に気まずいだろうな
勝手に手が伸びてしまうぞ : シンプルに馬鹿だと思われる
ヨシ、色々と考えた結果、これで行くことにします。
「このシャンパンて、この後はどうなるんですか?」
こちらは、私にロマンチックソワレのセッティングの様子を見せて
下さっているそうで、シャンパンは飲んでも良いそうです。
あ~、良かった。 勢いでグビグビっと飲み干してしまいましょう。
あっという間に見学が終わりました。
今回は水上バンガローではなく、リゾートの奥地に1室だけある陸上
のお部屋に宿泊です。 これ以外のお部屋は満室になっていました。
部屋数が少ないリゾートは旅行パンフレットなどで露出されることも
少ないですから、自然と隠れ家のような存在になります。
そのようなリゾートも、世界中の人がタヒチ旅行の予約をするのです
から、満室になるのも無理はありません。
横に長いお部屋で、リビングとベッドルームが別れたスイートタイプ
のバンガローです。
キッチンがありますし、アイロンのお部屋もありますし、これまでに
宿泊したことのないようなバンガローです。
お部屋で寛いでいると、ジャグジーの調子が悪くなりました。
さっきまではブクブクと泡が出てたのに、急に出なくなったぞ。
偶然にもスタッフがお部屋にやってきたので、ジャグジーの調子が
悪くなったことを伝えてみたところ、不思議そうな顔でジャグジーを
見つめています。 なんとなく、気まずい空気。
「ムッシュ、まんぼ~。 どのボタンを押しましたか?」
いえいえ、僕は何もボタンを押してないのに、急に調子が悪くなった
みたいで、困ってしまったんですよ。
って言いましたけど、本当は全てのボタンを押しました。
正直に言ったら怒られると思ったので、ついつい咄嗟にウソをついて
しまいました。
私は弱い人間なのです。
それから、食事はとても美味しいです。
量を減らしたことを後悔したほど美味しくて、どれも素晴らしかった。
メインのレストランが1軒のみで、ゲストを飽きさせないように毎日の
メニューには工夫をしています。
昼食や夕食はスキップしがちなのですが、これも勉強と思いながら、
ちゃんとソフィテルモツで頂きました。
ちなみに、高台のシャンパンはちゃんとチェックされてました。
飲んでも良いと言われましたけど、無料とは言われてませんからね。
それなら、もっとゆっくりと味わって飲めば良かったな。
プルルル♪ プルルル♪ まさか カチャ
「兄弟、釣りに行けないなら、せめて釣り方だけでも教えてくれよ」
「それが気になって、あれから俺は夜も眠れないんだ」
「まんぼ~が必殺技を使えないのは分かったけど、俺はまだ大丈夫
だと思うから教えてほしい」
「なっ、誰にも言わないからさ。 教えてくれって」
まだ釣りのことを言ってるのか。 こっちが教えてほしいくらい・・・
とは言えない。
しょうがないな。 サムに究極奥義を伝えることにする
えーとね。 釣りに行く前日に腕立て伏せと腹筋と背筋とスクワットを
1000回ずつやってみてくれ。
後は普段とは逆の手でリールを巻けば釣れるから。
筋肉痛で体が痛くて、ルアーがぎこちない動きになることで、弱った
魚の姿を演出することが出来るんだ。
もう、サムに教えることはないぜ。 カチャ。
普通に考えて、今のアドバイスで私が釣りの達人でないことはバレて
ますけど、次に会う時には全て忘れてるはず。
筋トレで魚が釣れるくらいなら、苦労はいりません。
もう大丈夫でしょう。 やれやれ。
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