今回は恒例のおまけです。
振り返ってみると、充実した10日間のタヒチ旅行だったと思います。
復路のエアタヒチヌイでは、タヒチで撮影した写真を振り返りながら
成田に帰ろうと思います。
2018年末頃からエアタヒチヌイはボーイング787を順次導入します。
ボーイング787はエコノミークラスが3-3-3の配列で、新設される
プレミアムエコノミークラスが2-4-2の配列。
ビジネスクラスは2-2-2の配列のままですが、フルフラットシート
が採用される予定です。
エアタヒチヌイの現行モデルの模型にプレミアが付いたりして。
初日にパペーテに到着してからフアヒネ島に向かうまでに時間がありま
したので、パペーテ市内に寄り道をしました。
何気なく釣具屋さんにお邪魔しました。
その土地の釣りのスタイルを知るには、釣具屋さんに行くのが一番だと
思います。
タヒチらしく番手の大きなリールがメインになり、大物狙い丸出しの
ルアーが目立ちました。
いつかタヒチでマグロやロウニンアジを釣ってみたいものです。
釣具屋以外にも市内をブラブラしてマルシェに行ったり、レストラン
で昼食を食べたり。
ヒナノのお店はクリスマスセールで大混雑です。
人混みは苦手なので今回は遠慮しておきました。
観光客だけでなく地元の人も沢山買い物に訪れています。
マイタイラピタビレッジのブティックの写真を数枚。
本や絵ハガキ、民芸品やパレオ等が販売されていました。
陶芸品は、ホテルのオーナーであるピーター・オーウェンさんの作品
も混ざっています。
・篠遠先生
・アーティストのボビーさん
・ピーター・オーウェンさん
皆様はそれぞれ面識があります。
篠遠先生の研究には、本編でご紹介した以外にもご苦労がありました。
ホテルの関係者からは、マラエの復原よりも島のインフラ整備を優先
するべきだとの声も出てきます。
マラエの復原を地元の人に協力して頂きたいのに、「そんな事をすれば
ツパパウ(幽霊)が出る」なんて怖がってしまう人もいたのだとか。
先生の研究を快く思わない人も多かったのでしょう。
篠遠先生の研究がタヒチの人にとって良い事であることを広めるため、
ボビーさんが篠遠先生のために作った歌がタオテシノトです。
なんていい話なんだ。
これからマイタイラピタビレッジにご宿泊される方は、ミュージアム
にも足を運んで頂きたいと思います。
反時計回りに見学すると、歴史の流れに沿うようになっています。
展示品の説明の中で、バイトオティアと書いてるものはマイタイ
ラピタビレッジのあたりで出土したものです。
マイタイラピタビレッジのあたりはバイトオティア遺跡とファヒア
遺跡という同年代の2つの遺跡が地続きで存在していたそうです。
本物のパトゥもありますし、釣り針にも色々な種類があり、ヤシの実
を剝くための道具などもあります。
一番右のフサフサが付いているのは、タコをとるための仕掛けです。
本編でご紹介したラピタ土器は、フィジーのシンガトカやバヌアレブ
島で発見されたものです。
シンガトカには砂丘があるのですが、片っ端から掘り起こせば今でも
何か出てくるのではと思ってしまいます。
複製品が混ざっているとは言え、よくも1軒のホテルがこれだけ沢山
集めることが出来たものだなと驚きます。
博物館行きになってもおかしくないものが混ざっています。
マイタイラピタビレッジの食事をご紹介していませんでした。
写真を見返すと不思議なことが起きています。
朝食の時にメニューの写真を撮り、ジュースの写真を撮り、ジャムの
写真を撮り、なぜか肝心の料理の写真がありません。
間違いなく食事をしましたし、仕事柄写真を撮り忘れることもないは
ずなのですが。
夕食の写真は残っていました。 普通に美味しかったです。
女性ダンサーが1人だけでもタヒチアンダンスを踊ってくれたことが
ゲストとしては嬉しかったです。
夜にふと思い立ったことがありました。
マイタイラピタビレッジに復原されているマラエを昼間に見た時の
記憶を辿ると、マラエの左右にライトアップの装置があったような。
ナイトバージョンのマラエを撮影したら、カッコイイ写真になるかも
しれないな。
ということで、私はカメラを持ってマラエに向かいました。
ハイ、チーズ。 カシャ♪
オオオオ。 オバケかゾンビでも出てきそうな雰囲気です。
遠くの野良犬の鳴き声が生温かい風に乗って聞こえてきますし、周囲の
草や葉は不気味にサワサワと音を立てて揺れています。
少し怖くなってきましたけど、こういうのは気の持ちようです。
目の前にあるのがマラエだと思わないようにすれば大丈夫。
松本君と櫻井君がもう少し近くに見えるように角度を変えて。
大野君が相場君に少し被っているから、大野君を少し左に交わし。
二宮君はそのままでOK。
ハイ、チーズ。 カシャ♪
自分なりに満足の一枚が撮れました。
フアヒネ島のアクティビティで訪れたファウナヌイ湖の写真です。
湖となっていますけど実際には海水ということで。
バエアさんが道路脇の葉っぱでお皿を作ってくれた時の様子です。
マイタイラピタビレッジの周辺を散策している時に見つけた、製作中
のバンガローの骨組みです。
これはマイタイラピタビレッジのすぐ隣にあるペンションのお部屋に
なるそうです。
バンガローを作り始めてから完成するまでを一度早送りで見てみたい
ものです。
フアヒネ空港の売店です。
フアヒネ島の次はモーレア島に行きました。
ポリネシアやタヒチの歴史に詳しい博士と一緒にモーレア島を訪れ、
車で島を案内して頂きました。
これはショッピングモールを訪れた時の写真です。
それから、山奥にあるマラエを見に行く探検に出かけました。
モーレア島で島内観光などのアクティビティにご参加を頂きますと、
道路脇にある大きなマラエを訪問することがあります。
この大きなマラエを出発地点として山奥に足を進めると、他にも
幾つかのマラエが点在しています。
綺麗に残っているマラエもありましたし、森林の一部と化している
ようなマラエもありました。
アーチェリーのプラットホームとして使用されていたマラエもあり、
見応えがありました。
誰でも入ろうと思えば入れますが、ガイドが一緒でなければ危ないと
思いますので、単独での探検はお控え頂いた方が良いと思います。
マラエの探検後はモーレア島のレストランを見学したり、農業学校を
訪問したり、海沿いのレストランでランチを頂いたり。
モーレア島はアクティビティも多く、ホテル以外のレストランもあり、
景観も独得で興味が尽きません。
モーレア島ではソフィテルモーレアに1泊です。
ちなみに、ヨーロッパ人が到着したあたりに住んでいたポマレ1世は、
ジェームズ・クックのようにラッキーだったと言えます。
偶然そこに住んでいたことがラッキーです。
ブログでは書く事が出来なくてとても残念なのですが、ポマレ1世や
ジェームズ・クックにも負けないくらい篠遠先生もラッキーだったと
思います。
歴史に名を残すような凄い人には幸運も味方するのでしょう。
Kレストランでディナーを頂きました。
モーレア島の後はティケハウ島へ。
ティケハウでは、仲良くなったファラというタヒチアンのスタッフと
行動を共にしていました。
モツピクニックに行ったり、一緒に釣りに出かけたり、ツヘラヘラ村
にも行きました。
ファラとのツール・ド・ツヘラヘラも楽しかったです。
私はシャア専用の赤い自転車を選びました。
全力で立ち漕ぎをしても離されるばかり。
先頭になって振り切ろうとしても、ずっと笑顔で真後ろにいます。
何が悔しいって、彼は終始ヒナノビールを呑みながら走っていました。
ファラはサツキさんファミリーのお友達だと言うから驚きです。
ティケハウパールビーチリゾートの前はマニヒパールビーチリゾート
に在籍していました。
カナの子分にあたるそうで、ツルギ君やミランちゃんの事も小さい時
から知っているそうです。
ファラが新郎で、女性のスタッフが新婦。
このように仮定してタヒチアンウエディングも挙げて頂きました。
ティケハウパールビーチリゾートのディナーの写真です。
私がティケハウパールビーチリゾートに来るのは今回で3回目です。
回を重ねるごとに食事も美味しくなっていると思います。
それは嬉しい事であるのと同時に、初めて宿泊した頃のキツい食事と
再会出来ないことを意味しており、いくばくかの寂しさもあります。
残すべきものは残し、変えるべきものは大胆に変える。
口で言うほど簡単ではないのでしょう。
次回の訪問時にどのようになっているのか楽しみです。
10日間のタヒチ旅行に沢山の思い出があり、それらの中から強いて
どれが一番かと考えてみますと、バエアさんとのフアヒネドライブが
楽しかったなと思います。
あの寄り道がフアヒネの滞在をより思い出深いものにしてくれました。
私の場合はアレで良かったのですが、とりとめもなく寄り道について
考えてみることにしました。
学校の帰りや塾に行く途中、待ち合わせの前後と、誰もが一度は経験
がある寄り道。
寄り道によって効率良く行動することが出来ますし、時には寄り道が
素敵な思い出になることも。
ジェームズ・クックにとっては、雑貨店に奉公に出されたことが人生
の寄り道であり、その後の運命を変えたのかも知れません。
篠遠先生の場合は明らかで、ホノルルでの寄り道をきっかけに太平洋
の考古学研究が始まりました。
理想の寄り道って何だろう。
自宅があるA地点から、目的地となるB地点を目指すとして。
何回でも寄り道をすれば良いというものではなく、寄り道を繰り返す
ことで目的地への執着が薄れてしまう人もいらっしゃるかと思います。
おそらく、5回目あたりからその兆候が顕著に表れ、7回目以降になり
ますと、「家に帰りたい」との帰巣本能もよぎることでしょう。
人がこのような思考に到るには、寄り道先で新しいものに触れたことに
よる刺激と、疲労の蓄積が密接に結びついているのでは。
無理のない寄り道を実行するには、極端に目的地へのルートから外れ
るような場所には行かず、せいぜい1ヶ所に30分が良いところ。
そして、あまり脳や体に刺激を与えるような場所には寄り道をしない
ことが理想的ではないかと思います。
寄り道した先でバンジージャンプやボルダリングを行い、とても感動
する映画を観て号泣し、更に旧友と再会して喫茶店へ。
あまり現実的ではないと思いますが、このような寄り道は好ましく
ないのかも知れません。
バンジージャンプを達成したあたりで、目的地のことはどうでも良く
なっているはずです。
寄り道の回数についても考えてみました。
旅行業界や航空業界で使用する航空機予約端末によれば、この地球と
言えども、飛行機を3回も乗り換えれば大抵の目的地に到着すること
が可能です。
ということで、本屋さんやコンビニなどの緩い寄り道を1回か2回、
多くても3回までという寄り道が妥当なのかも知れません。
「プーン♪ 当機はこれより、トントゥータ国際空港に向けて着陸態勢に
入ります。」
おやまあ。 言ってるそばから早速寄り道です。
パペーテを出発して成田に向かうはずの飛行機は、ニューカレドニアに
向かっていたようです。
パーソナルモニターを見て、なぜか飛行機が左に向かって飛んでいるな
とは思っていました。
体力も余っていることですし、私はこの寄り道を思いっきり楽しむこと
にします。
それでは、皆様の寄り道が有意義なものになりますように。
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