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国立環境研究所など「低炭素社会に向けた12の方策」2050年CO2排出量70%削減へ

2008-08-23 23:31:11 | 環境全般
環境省の地球環境研究総合推進費により国立環境研究所などが行っている「脱温暖化2050プロジェクト」は、2008年5月22日、2050年に日本のCO2排出量を1990年比で70%削減するための具体策「低炭素社会に向けた12の方策」を発表しました。
この発表は新聞などでもかなり大々的にとりあげられ、またその後、政策や企業にも大きな影響を与えているので、みなさんよくご存知かと思います。

まず、同プロジェクトは2007年2月に
「我が国が2050年までに主要な温室効果ガスであるCO2を70%削減し、豊かで質の高い低炭素社会を構築することは可能である」
と結論づけ発表しています。

そして今回はその達成のために、12のテーマで、それぞれどのように対策を進めるべきか、具体策を示しています。

1 快適さを逃さない住まいとオフィス
建物の構造を工夫することで光を取り込み暖房・冷房の熱を逃がさない建築物の設計・普及

2 トップランナー機器をレンタルする暮らし
レンタルなどで高効率機器の初期費用負担を軽減しモノ離れしたサービス提供を推進

3 安心でおいしい旬産旬消型農業
露地で栽培された農産物など旬のものを食べる生活をサポートすることで農業経営が低炭素化

4 森林と共生できる暮らし
建築物や家具・建具などへの木材積極的利用、吸収源確保、長期林業政策で林業ビジネス進展

5 人と地球に責任を持つ産業・ビジネス
消費者の欲しい低炭素型製品・サービスの開発・販売で持続可能な企業経営を行う

6 滑らかで無駄のないロジスティックス
SCMで無駄な生産や在庫を削減し、産業で作られたサービスを効率的に届ける

SCM(Supply Chain Management):材料の供給者、製造者、卸売、小売、顧客を結ぶ供給連鎖管理

7 歩いて暮らせる街づくり
商業施設や仕事場に徒歩・自転車・公共交通機関で行きやすい街づくり

8 カーボンミニマム系統電力 再生可能エネ、原子力、
CCS併設火力発電所からの低炭素な電気を、電力系統を介して供給
CCS:二酸化炭素隔離貯留 Carbon dioxide Capture and Storage

9 太陽と風の地産地消
太陽エネルギー、風力、地熱、バイオマスなどの地域エネルギーを最大限に活用

10 次世代エネルギー供給
水素・バイオ燃料に関する研究開発の推進と供給体制の確立

11 「見える化」で賢い選択
CO2排出量などを「見える化」して、消費者の経済合理的な低炭素商品選択をサポートする

12 低炭素社会の担い手づくり
低炭素社会を設計する・実現させる・支える人づくり

こうやってあげると具体的にイメージできますし、
ここで述べられている社会は、なかなか素敵で快適な社会だなあと
私は思います。

これまでの研究から得られた分析結果をもとに12のテーマのそれぞれの方策の削減効果を定量的に把握しているのが大きな特徴です。
詳しくは是非資料をご覧ください。

そして、特にエネルギー需要側での削減努力が重要であるとして、2000年比の削減分担を、おおむね産業13~15%、民生21~24%、運輸19~20%、エネルギー転換35~41%と算出しています。

環境省のプレスリリース
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=8032
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=9735

「ヘーベルハウス」建築と設備の両面から総合的に自然の恵みを生かす「そらから‐f」

2008-08-23 22:55:27 | 経済とか経営とか


旭化成ホームズは、新躯体システムの戸建住宅ファインヘーベルハウスの発売に伴い、建築と設備の両面から総合的に「自然の恵みを生かす住まい」を提案する「ヘーベルハウス そらから‐f」を2008年9月1日より発売すると発表しました。

同社では、これまで住まいと環境の関係を考えるにあたり、「自然の恵みを生かす」をキーワードとして、いくつかの環境モデルを発表してきました。
これまでの環境配慮型住宅に対する取り組みは、光・風・緑といった自然の恵みを建築的に取り込む技術を高めることで、環境負荷の少ない快適な暮らしを実現することに着目したものであり、この取り組みを「賢くひらく」技術として深めてきたとのことです。
今回提案する建物は、これまで蓄積してきた「賢くひらく」知見に加えて、太陽光発電システムなどの設備機器を搭載して、総合的に環境負荷の低減を提案するもの
ということです。

「そらから‐f」の特徴は、屋上部に設置して北側に開口部をひらき、屋内の吹抜けと組み合わせて下階南側の開口部から風を誘導する「ソーラーハット」を搭載したことです。

この「ソーラーハット」の南側屋根面に太陽光発電システムを設置することで、従来の光・風・緑を取り込む「賢くひらく」建築的工夫とともに、太陽光エネルギーを電気エネルギーとして取り込みます。
同社では、陸屋根建物の屋上については積極的に屋上緑化を推進してきましたが、この「ソーラーハット」により屋上緑化と太陽光発電が調和を持った形で提案できるようになっています。

また、個別に条件の異なる各敷地において、最適なプラン・設備機器の組み合わせが提案できるように、住環境シミュレーションシステムARIOS(アリオス)に年間光熱費やCO2排出量を予測する機能を追加。これにより、「そらから‐f」のコンセプトに基づき自然の恵みを生かす建築計画において、さまざまな省エネ機器も含めて総合的に環境負荷の少ない住まいを提案することが可能となったそうです。

松下、ガラス原材料を半減するなど使用済み蛍光灯ガラスの再利用を強化

2008-08-23 22:42:34 | このブログについて・お知らせ
松下電器産業(株)照明社は、中間処理会社で適正処理された使用済み蛍光灯のガラスを、自社ガラス工場内(大阪府高槻市)において再利用する取り組みを拡大することを2008年8月21日に発表しました。
2010年度に5300トン/年の使用済み蛍光灯のガラスを再利用する予定とのことであり、これにより、ガラス原材料の使用量を半減し、ガラス溶融時に排出されるCO2量を2007年度比で約12%削減することが可能になるということです。
さらにガラス溶融時のCO2排出量は、今後燃焼方式の改善を行うことにより、使用済み蛍光灯による効果と合わせて2010年度には2007年度比で約25%削減することが可能になります。

ソフトボール、上野選手「気持ちが強い人間が最後に勝つと確信した」

2008-08-23 08:46:26 | このブログについて・お知らせ
あらためて、オリンピック、ソフトボールの試合を
テレビで振り返りながら、
チームの、そして上野選手の、ピンチでの強さに
感銘をうけました。

そして、上野選手の
「気持ちが強い人間が最後に勝つと確信した」
という言葉に共感をおぼえました。

勝負を左右するものは、運も含め、
色々あると思いますが、
こういう人が最後に勝利を引き寄せることは事実。

私たちがさまざまなモノに打ち勝つ為には、
運を味方につけるには、
「冷静沈着でありながら、気持ちを強く持つこと」
が、とても大切だと思いました。