環境省の地球環境研究総合推進費により国立環境研究所などが行っている「脱温暖化2050プロジェクト」は、2008年5月22日、2050年に日本のCO2排出量を1990年比で70%削減するための具体策「低炭素社会に向けた12の方策」を発表しました。
この発表は新聞などでもかなり大々的にとりあげられ、またその後、政策や企業にも大きな影響を与えているので、みなさんよくご存知かと思います。
まず、同プロジェクトは2007年2月に
「我が国が2050年までに主要な温室効果ガスであるCO2を70%削減し、豊かで質の高い低炭素社会を構築することは可能である」
と結論づけ発表しています。
そして今回はその達成のために、12のテーマで、それぞれどのように対策を進めるべきか、具体策を示しています。
1 快適さを逃さない住まいとオフィス
建物の構造を工夫することで光を取り込み暖房・冷房の熱を逃がさない建築物の設計・普及
2 トップランナー機器をレンタルする暮らし
レンタルなどで高効率機器の初期費用負担を軽減しモノ離れしたサービス提供を推進
3 安心でおいしい旬産旬消型農業
露地で栽培された農産物など旬のものを食べる生活をサポートすることで農業経営が低炭素化
4 森林と共生できる暮らし
建築物や家具・建具などへの木材積極的利用、吸収源確保、長期林業政策で林業ビジネス進展
5 人と地球に責任を持つ産業・ビジネス
消費者の欲しい低炭素型製品・サービスの開発・販売で持続可能な企業経営を行う
6 滑らかで無駄のないロジスティックス
SCMで無駄な生産や在庫を削減し、産業で作られたサービスを効率的に届ける
SCM(Supply Chain Management):材料の供給者、製造者、卸売、小売、顧客を結ぶ供給連鎖管理
7 歩いて暮らせる街づくり
商業施設や仕事場に徒歩・自転車・公共交通機関で行きやすい街づくり
8 カーボンミニマム系統電力 再生可能エネ、原子力、
CCS併設火力発電所からの低炭素な電気を、電力系統を介して供給
CCS:二酸化炭素隔離貯留 Carbon dioxide Capture and Storage
9 太陽と風の地産地消
太陽エネルギー、風力、地熱、バイオマスなどの地域エネルギーを最大限に活用
10 次世代エネルギー供給
水素・バイオ燃料に関する研究開発の推進と供給体制の確立
11 「見える化」で賢い選択
CO2排出量などを「見える化」して、消費者の経済合理的な低炭素商品選択をサポートする
12 低炭素社会の担い手づくり
低炭素社会を設計する・実現させる・支える人づくり
こうやってあげると具体的にイメージできますし、
ここで述べられている社会は、なかなか素敵で快適な社会だなあと
私は思います。
これまでの研究から得られた分析結果をもとに12のテーマのそれぞれの方策の削減効果を定量的に把握しているのが大きな特徴です。
詳しくは是非資料をご覧ください。
そして、特にエネルギー需要側での削減努力が重要であるとして、2000年比の削減分担を、おおむね産業13~15%、民生21~24%、運輸19~20%、エネルギー転換35~41%と算出しています。
環境省のプレスリリース
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=8032
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=9735
この発表は新聞などでもかなり大々的にとりあげられ、またその後、政策や企業にも大きな影響を与えているので、みなさんよくご存知かと思います。
まず、同プロジェクトは2007年2月に
「我が国が2050年までに主要な温室効果ガスであるCO2を70%削減し、豊かで質の高い低炭素社会を構築することは可能である」
と結論づけ発表しています。
そして今回はその達成のために、12のテーマで、それぞれどのように対策を進めるべきか、具体策を示しています。
1 快適さを逃さない住まいとオフィス
建物の構造を工夫することで光を取り込み暖房・冷房の熱を逃がさない建築物の設計・普及
2 トップランナー機器をレンタルする暮らし
レンタルなどで高効率機器の初期費用負担を軽減しモノ離れしたサービス提供を推進
3 安心でおいしい旬産旬消型農業
露地で栽培された農産物など旬のものを食べる生活をサポートすることで農業経営が低炭素化
4 森林と共生できる暮らし
建築物や家具・建具などへの木材積極的利用、吸収源確保、長期林業政策で林業ビジネス進展
5 人と地球に責任を持つ産業・ビジネス
消費者の欲しい低炭素型製品・サービスの開発・販売で持続可能な企業経営を行う
6 滑らかで無駄のないロジスティックス
SCMで無駄な生産や在庫を削減し、産業で作られたサービスを効率的に届ける
SCM(Supply Chain Management):材料の供給者、製造者、卸売、小売、顧客を結ぶ供給連鎖管理
7 歩いて暮らせる街づくり
商業施設や仕事場に徒歩・自転車・公共交通機関で行きやすい街づくり
8 カーボンミニマム系統電力 再生可能エネ、原子力、
CCS併設火力発電所からの低炭素な電気を、電力系統を介して供給
CCS:二酸化炭素隔離貯留 Carbon dioxide Capture and Storage
9 太陽と風の地産地消
太陽エネルギー、風力、地熱、バイオマスなどの地域エネルギーを最大限に活用
10 次世代エネルギー供給
水素・バイオ燃料に関する研究開発の推進と供給体制の確立
11 「見える化」で賢い選択
CO2排出量などを「見える化」して、消費者の経済合理的な低炭素商品選択をサポートする
12 低炭素社会の担い手づくり
低炭素社会を設計する・実現させる・支える人づくり
こうやってあげると具体的にイメージできますし、
ここで述べられている社会は、なかなか素敵で快適な社会だなあと
私は思います。
これまでの研究から得られた分析結果をもとに12のテーマのそれぞれの方策の削減効果を定量的に把握しているのが大きな特徴です。
詳しくは是非資料をご覧ください。
そして、特にエネルギー需要側での削減努力が重要であるとして、2000年比の削減分担を、おおむね産業13~15%、民生21~24%、運輸19~20%、エネルギー転換35~41%と算出しています。
環境省のプレスリリース
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=8032
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=9735