Let’s Challenge!!

人生で大切なことは、失敗してもいい、チャレンジすること!! 楽しみながら・・・
 Let’s Challenge!!

これからが本当の勝負!

2011年06月21日 | 健康
突然ブログの更新を休み、皆さまにご心配をお掛けしていたことと思います
また、お約束していた前回のコメントの返信につきましても約束を守れなくて申し訳ありません
更新しない間も何度もご訪問頂いたり、本当にありがとうございました
精神的にブログを更新する気になれずにいました
まだ定期的にブログの更新ができるようにはならないのですが、いろいろな思いを込めて
少しづつ更新していきたいと思っています。
よろしくお願いします

          

夫が、食道がんになりました
今年3月に退職を控えていたので、2月に人間ドッグを受けました
気になることもあってのことでした
人間ドッグで初めての胃の内視鏡検査を受けたのですが、その時にすでに本人も食道にがんができていることを告げられました
3月初旬に検査結果を2人で聞きに行きました
食道を半分ほど塞いでいるその画像に私もショックを受けました
すぐにがんセンターの予約を取り付けてくれたのですが、3週間後になるとのこと
とても待てるような状態ではないと素人ながらに思ったものでした
もっと早く予約が取れないのか尋ねたのですが、『そんなにがんは早く進行するものではないですよ』と
さらに『あなただったら自分の前に入り込んだら嫌でしょう』などと次元の違う嫌なことを言われそのまま引きさがりました

その後も夫はがんセンターにかかるまで仕事を続けていました
その間、咳が出始め耳鼻咽喉科にかかると、がんの影響から声帯に反回神経の麻痺がみられ、咳の原因にもなっているようです
がんセンターの検査が始まった頃には咳はひどくなり、CTなど動いては検査にならないのではないかとそんなことを心配していました
ほぼ毎日2週間検査に通い、終わる頃にはとても苦しそうにしていました
私は、そんな夫の背中を摩りながらもっと危機的状態だと感じるべきでした
がんセンターの予約から、反回神経の麻痺がみられてからも、なんと私たちはのんびり構えていたことかと
大事に至ってから大変反省しました

2週間の検査が終わった翌日の土曜日、いつものように朝食を食べ始めたところ、咳きこみ苦しそうにしていました
翌月曜日には、検査結果から治療方針が決まるということなので、ひたすらがまんしていました
しかし、その様子が深刻だと気づき、休診のところがんセンターに向かいました
当直の医師がすでに撮っていたCT画像を見て、『今から唾も飲みこまないでください、すぐに緊急入院です』と
続けて『ご家族にも連絡をとってください』と
何が起こっているのかわかりませんでした
食道がんはすでにリンパ節に転移し、気管を押しつぶしている状態で、一番気管が狭いところは1mmしかないとのこと、まさしく危篤状態でした
横向きのまま、唾を飲み込まないようにしていましたが、咳が出て苦しそうに横たわっていました

がんセンターの医師たちの判断で、総合外科の設備のある病院に転院することを決め
すぐさま大学病院に搬送されました
大学病院の医師からも深刻な状態で、『最善を尽くす』と告げられました
気道を確保することが最優先、しかしながら大きくなっているリンパ節、気管に管を挿入することで刺激するデメリットの説明を受け
まずはそのまま放射線治療を受けることになったのですが、体を動かしているうちに窒息状態に陥り
やむなく口から管を挿入しました
『1mmしかない気管に管を挿入することができたのは奇跡です』と言われました

管を入れたことにより、がんの治療はより一層困難になったことも告げられました
食道の直径の半分を侵していたがんの画像が頭を過りました
食道のがん治療が後回しになってしまう
私の頭の中は混乱していました
当日自分の足で歩いて病院に来たのに・・・口から管が入り横たわっている夫を見ながら、何が起こっているのかよくわかりませんでした
体を動かすこともできず、しゃべることもできない夫を一人病院に残しては帰れないと思いました
その日から約1カ月以上、病院に寝泊まりすることになりました

軽い麻酔が効いている状態で意識があり、『地獄だった』と夫は言います
初日には10分~15分間隔で、痰を吸引する処置をしてもらいました
吸引中の苦しそうな様子は見ていられませんでした

管が口から入っている苦痛を考慮してくれて、首のところを切開して管を挿入する気管切開のことを検討してくれたのですが
あまりにも危険性が高いということで予定していた日が取りやめになり、辛い状態が続きました
待望の気管切開は結局3週間後の土曜日に急きょ行われました
その日も夜半から呼吸が困難になり苦しみ始めました
管の中を内視鏡で見ると、人工の管の壁に痰などが付き閉塞していることでの呼吸困難
これもまた『奇跡的に管が入った』とのこと
苦しかった口からの管が、今度は喉の所から入っています
ずいぶん楽になったようですが、これも辛かったと夫は言います
それからも2日毎に閉塞する管を入れ替える処置をしてもらいました
入院中は、呼吸困難という恐怖との戦いだったように思います
がんに対する治療は、“放射線治療”だけでした

身動きもできない状態の中、親しい友人に会いたいと言う夫
すでに覚悟を決めての言葉に涙が出て止まりませんでした
夫は、身動きができない初日から様々なことをノートに書いて、医師や私に伝えました
治療も自分が納得がいくまで、医師や看護師に聞いていました
そのノートに、《どうしたら楽になるのかわからない》と書いた時には、本当にかわいそうになりました

放射線治療を受けながら定期的にCTで治療の効果を確認しました
徐々にがんが小さくなっていきました
その頃からリハビリも始まりました
酸素の管をつけたままでのリハビリでした
首の太い静脈から高濃度の栄養が入っていたのですが、そこから細菌が入り1週間ほど嘔吐と下痢を繰り返したりもしました
その後はどんどん容態はよい方向に向かい、ちょうど一か月後に体中の管が外されました
酸素の管も外され、自由な身になりました
本当に長い一か月でした

それからは、水を飲むことができるようになり、重湯→三分粥→五分粥・・・体のリハビリから食もリハビリが始まりました
徐々にリハビリの成果も出てしっかりとした足取りで歩けるようになってきました
そんな時に医師より告げられた言葉は『治らないがんです』と
そのことは私も覚悟していなかったわけではないけれども、こんなに回復して元気を取り戻しつつあるのに・・・
泣かないようにしよう!と気丈に振舞っていたのですが、喉に穴が開いていてうまく声を出すことができない夫が医師に聞いたことは
『先生、仕事に戻れますか?』ということでした
今、治らないと言われたばかりなのに何を言うのかという驚きと、もういいよという思いで夫の体を押さえました
医師は、『運ばれた時にも、それからも何度となく 奇跡的に助かった命ですから、これからは旅行などして楽しんでください』とまで
言われてしまいました
何という心無い言葉だったでしょう
病室に戻った時には、泣かないと思っていた気持ちは、怒りとともに押さえられなくなりました
私が励まさなければいけないところ、夫に励まされてしまいました
夫は、退職後も良い条件で再雇用が約束されていました
良い条件でなくても、夫は仕事がしたいのだとその時に初めて知りました
その時に夫の口から『奇跡をおこしたい!』という情熱あふれる言葉を聞きました
いつもおとなしい夫からの言葉かと耳を疑い、すぐに『そうだよね!』と私も力強く応えました

5月20日に退院しました
退院間際にはとても元気そうだったのですが、家に戻ってからは放射線の副作用か、食事中 喉から胃にかけて痛みがあり
食事がとれなかったり、今も倦怠感が強く横になっていることが多い毎日です

          

何冊も参考になりそうな本を買って、代替医療を始めました
食事を全面的に見直しました
ある本に、《がんこそが究極の生活習慣病》だと書いていました
初めて知ったゲルソン療法、厳格なその療法はできなくとも限りなく近づける努力をしています
野菜を中心に、肉類は一切断ちました
塩分も限りなく少なくし、甘味などの砂糖は使わないようにします
大量の人参ジュースを取らなければなりません
その代用としてサンスターの《緑黄色野菜》と《緑のサラナ》を一日3本飲みます
このジュースは、有機農法で育てられた野菜を独自の製法で発酵して作られているものです
持論ですが、有機栽培の人参を探して自分で作るよりも効果的ではないかと思っています
食事は味がほとんどないので、時間をかけてじっくりとだしで煮ます
今までの濃い味なら時間をかけずにできました
今は台所にたっている時間が多くなりました
毎日夫と同じものを食べていると、素材の味わいがあり美味しく感じられるようになりました

もう一つは、“タヒボ茶”を飲み始めました
タヒボ茶とは、アマゾンの熱帯雨林に自生する樹木の内皮のお茶です
木の味がします
これは世界初の抗がん剤特許を取得した代替医療として注目されているものです

放射線治療で、小さくなったがん
その効果は約3か月と聞きました
その間に有用な手立てをしないと、それまでです
夫と私は、その代替医療で治す決心をしました
これからが本当の意味での私たちの闘いの始まりです

最新のCTの結果は、医師が驚くほど小さくなっていました
医師には話していませんが、代替医療を始めて約3週間ほどで撮ったCTです
その効果は放射線だけのものだったかもしれませんが、医師が驚くほどの結果に
代替医療の成果がどれほどのものだったかはわかりませんが、期待して実践していきたいと思います
それにしてもがんが小さくなっているというのに、倦怠感は依然そのままで回復していません
そんな状態で週に一度通院しています
先週医師から『あまり具合がよくなさそうなので、1か月くらいかと思いましたよ。
こんなにがんが小さくなっているならあと1年は大丈夫です』と言われました
その言葉を聞いて、俄然やる気になりました
絶対に奇跡を起こしてやる!と心に誓いました
そして、夫のような状態にある方々のためにも何か参考になることがあればと思い
これからも治療の成果を記していきたいと思います

定期的な更新ができなかったり、訪問できないこともあると思いますが、
よろしくお付き合いください