マルソータの道楽日記

東京湾・相模湾の沖釣りと釣り魚料理のブログです。今日も皆様の大漁をお祈りしています。

シロギス料理第二夜 シロギスのトルコ風トマト煮

2012年06月20日 | 料理
これはBSの紀行番組でトルコの家庭料理として紹介されたものを、記憶を頼りに再現したものです。

どこがトルコ風かというと魚の下にトマトペーストでいためた2個分のタマネギが引いてあるところです。

作り方
・スライスしたタマネギ2個分とニンニクを大目のオリーブオイルでしんなりするまで炒め、トマトペースト大サジ2杯を入れてさらに炒める。
・炒めたタマネギの上に開いたキスを並べ、さらに輪切りのトマトをのせ、キスの骨で取ったブイヨンをひたひたに入れて塩・コショウし、10分ぐらい煮る。



魚の身とタマネギをパンに乗せて食べます。魚のエキスを吸ったタマネギは甘みもあってとてもおいしいです。魚そのものより、タマネギを食べる感じです。この料理は簡単なので、定番になりそうですね。

<シロギスのフライ>



てんぷらより失敗リスクが少ないので楽ですね。自作のタルタルソースでいただくとビールの魚には最高です。

81尾のシロギス堪能させていただきました。

てんぷらの出来に納得いかないので、もう1回行くかもしれません。

シロギス料理第一夜

2012年06月19日 | 料理
釣ったシロギスは全部で4.5キロありました。
これだけ釣るといろいろ楽しめますね。白身の癖のない味なので何にしてもおいしいです。


<シロギスの半干し>


小ぶりのキスで作ります。海水程度の塩水に1時間ぐらい付けて、天日で半日干します。かるく炙ってもよいのですが、実は生で食べるとおいしんです。生ハムの魚版みたいでほのかな甘みがあり、日本酒のつまみには絶好です。

<シロギスの酢締め>


これも小ぶりのキスで作った方が皮が気にならずいいと思います。

<シロギスの刺身>


甘みがあっておいしいですが、脂ののりはちょっと少なめでした。

<カレイの刺身>


外道で釣ったカレイ。丸ごと空揚げにしようかと思ったのですが、肉厚だったので刺身にしました。脂がのって最高でした。
カレイの刺身なんて何年ぶりだろう。

<キス飯>


炊き込みごはんです。

<キスのてんぷら>


本命はこれでしょう。
てんぷらはむつかしいのですが、今回は70点ぐらいかな。

2012年6月16日 シロギス釣り 雨の中の瀬は入れ食い

2012年06月17日 | シロギス釣り
元々はtwitterであかべーさんから誘いを受けた南伊豆オニカサゴ遠征に行く予定だったのですが、前日19時の確認電話で「潮が悪いし、雨みたいだから止めとけば」ということで、中止になりました。どんな予報でも「とにかく来て見てよ。」っていう船宿が多い中、実に良心的な船宿さんですね。いずれ模様のいいときにお邪魔しますよ。

さて、リカバリープランは各者各様。こういうときに元の釣りものにこだわるとろくなことがありません。
で考えたのが、定宿から出る剣崎イサキかシロギス。しかして今期の剣崎イサキはしゃくりの常連含めていい話がなく、絶対釣れそうもないと確信して天ぷらネタ確保にシロギスにと決めます。
次に悩んだのは相模湾か東京湾かというところです。相模湾の模様もこのところいいみたいですが、サイズがちょっと小ぶりなので東京湾にしました。一日船もよかったのだけど、釣りすぎると後がたいへんなので13時あがりのショート船を選びました。

金沢漁港鴨下丸さんのショートキス船に行ってきました。


この日は左舷に5人組のグループ。右舷は私一人だけです。雨の日にキス釣りにくる客は少ないのです。

<石粉>


シロギス釣りには必須アイテムです。

<胴突き仕掛け>


テンビン仕掛けに慣れているんですが、ためしに使ってみました。

<スピニング>


最近は年に1度しか出番なし。

八景沖水深13mからはじめます。
竿は2本で、一本は置き竿、一本は投げて探ります。
一投目から投げの竿にあたりあり20cm級のいいキスがあがります。

重量感のある引きであがったのは28cmのマコガレイ。東京湾にもまだまだいるんだ。
<マコガレイ>


この場所でアタリが止まると少し走って中の瀬へ。

中の瀬では入れ食いです。ピンギスもまじりますが、ほとんどが18~20cmぐらいの大羽のキス。ジャンボは出ませんでしたが、平均に型がいいです。手応え充分

<ホウボウ>

撮影後、リリースしました。

このほかマダコやイワシ、アジなども混じり、空であがってくることはほとんどありませんでした。



<本日の釣果>
シロギス 12~23cm 81尾(ピンギスは混じる程度)
マコガレイ 28cm 1枚

マダコ 300gぐらい リリース
ホウボウ 25cmぐらい リリース

イワシ、アジ、ハゼ類多数 すべてリリース

<いい釣りでした>



<船中>
シロギス 12~24cm 23~81

一日船に乗っていたら束超えだったろうけど、そんなにはいらないので満足です。
最期の方はリールを巻く腕が痛くなりました。電動スピニングがほしい。

<追記>
船のシロギス釣りのノウハウです。シロギスは一年中こればかりやっているマニアがいるような奥の深いつりなので、えらそうなことはいえないのですが、天ぷらネタを釣るぐらいの参考になればと思います。

(1)船宿:空いていそうな船宿を選ぶのがポイントです。4隅が圧倒的に有利です。2本出せるし、1本でも探れる範囲が広くなります。早起きしていい場所を取りましょう。
(2)仕掛け:標準は片天二本針です。針は流線7号がいいでしょう、ハリスは0.8~1号80~90cmです。市販の仕掛けで十分です。ただシロギスは意外に仕掛けの消耗が多いので竿1本につき10組ぐらいはあったほうが安心です。
(3)道具:この手の釣りは道具に依存します。竿先がやわらかい専用竿がいいです。リールはスピニングで道糸1号巻いておきます。
(4)釣方:この時期は10~20mぐらいの浅場を狙うので投げて探る方が釣れます。
(5)投げ方:下手投げで投げますが、天秤にハリスが絡むという人がいます。着水時に道糸を張ればよいという話を聞きますが、この説は誤解です。ハリスが天秤に絡むのは糸を離した瞬間に竿先がぶれることによります。投げるとき手首をこねると竿先がぶれて絡みやすくなります。これはひじと手首を一体化して力まずに投げればある程度、防ぐことができます。ちなみに昨日は5時間やって絡みは2回ぐらいでした。
(6)コツ:キス釣りのコツはえさのつけ方と棚取りと思っています。キスは口が細長くエサを吸い込んで捕食するので針の軸にまっすぐつけてたらしは3cm。石粉(イソメの友という品名もある)をたっぷりまぶしておくとえさ付けがしやすく、手返しが早くなります。棚はべた底で錘を引きずるぐらいでちょうどいいです。船の真下を狙うときは特に錘が浮かないようにしないといけません。
(7)アタリ:この時期、キスのアタリは力強く明確にでます。ぶるぶると小刻みに竿先にでるのははぜ類がえさをひきっぱっているアタリ。キスは力強く、がんがん竿を揺さぶります。なので、ぶるぶるくるアタリはとりあえず無視して、大き目のアタリをまった方が効率がいいです。本来、キス釣りはがんがん来るアタリの前にフッというような前あたりがあり、ここであわせて釣るのが名人の釣り方らしいなのですが、残念ながらわたし含めて普通の人はわからないので大きなアタリが2回出たら軽くあわせてリールを巻きます。
(8)エサ交換:食っているときはエサが落ちるまでなんどでも釣れます。一尾釣るたびに交換する必要はないです。
(9)おい食い:投げて釣るとき、遠くで食わせたら1分ぐらいおい食いを待ってみます。効率が上がります。


あとは通ってコツをつかむことかな。




アラのお造り他

2012年06月06日 | 料理
アラはかれこれ10年以上たべてなかったと思います。

今回はまじめに和食でいただきました。

<アラの身>


身の色からして他の魚とは違う。美しいピンクで皮目には脂がうきでていかにもおいしそう。

<アラのお造り>


身は弾力があって、歯応え充分ながら、甘み旨みが濃く、脂ものって最高です。ちょっと他の魚とは比較できない食味ですね。
生食なら間違いなくトップランクです。

<アラの握り>


脂が乗っているので酢飯によく会います。
これも最高。

<アラのアラ汁>


澄まし汁ではなく豪快なアラ汁です。出汁は濃厚でも癖はなく。いくらでも飲める感じ。オニカサゴとマダイをあわせたようなイメージかな。
骨についた身の味もうまいです。火を通してたべたいですね。

<ユメカサゴの煮付け>


これがあなどれない。生食の箸休めには最高の一品でした。

アラは0.8キロと小ぶりでしたが、充分に楽しめました。

2.6キロあったらいろいろたのしめるでしょうね。うらやましすぎるぞ、すずきんさん。

メダイの中華風蒸し物他

2012年06月06日 | 料理
アラ釣りで釣った多数の外道魚で中華風の2品を作りました。
本命のおアラ様は冷蔵庫で眠っております。嫁にフライにされないかひやひやしていますが、今晩あたり食べたいと思います。
ず~っと前ですが、2キロ超えのイシダイを釣って柵取りし、熟成してから刺身で食べようと出張にいって帰ったら、ありません。

嫁に聞くと「フライにして弁当のおかずにした。おいしかったよ」と言われ、離婚を考えたことがありました。


<メダイの蒸し物>



メダイの切り身に紹興酒、ごま油、山椒、オイスターソースを振りかけて高温で5分ぐらい蒸しました。
本場の味に比べると単純な味ですけど、メダイは癖がなく、ほっくりした味が楽しめました。
メダイきらいな人多いですが、私は大好きな魚です。

<ギンメダイのチリソースあえ>



刺身も考えたのですが、骨が硬く捌くのがたいへんなので断念。料理に困ったらチリソース和えです。
まずまずおいしかったです。


2012年6月2日 10時間耐久アカムツ~アラ超高級魚リレー仕立

2012年06月03日 | リレー船・その他の釣り物
アカムツとアラという超高級魚をリレーで狙う仕立てのお誘いをまつかつさんより受け、反射的に食いついてしまいました。
船宿は昨年、奇蹟のアカムツ大釣りの宿安貞丸です。

メンバーはまるかるさん、すずきんさん、たー坊さん私の4名でくじ引きで右ミヨシに入りました。

昨年は一人平均アカムツ10キロというすごい釣りだったらしいですが、もちろんそんな特異的な日に当たるとは端から思っておらず、とにかく本命の顔さえみればオッケーという思い出望みました。

<安貞丸>


とにかく渋い船です。
いままでのった船の中でももっとも渋い部類に属するでしょう。魚探のディスプレイはCRTでもLCDでもなく、なんと紙。いつごろのものかわかりませんが、未だ保守部品やロール紙が手に入るのでしょうか。



<道具立て>
リール:ミヤマエコマンドX-4
竿:アルファタックル ディープクルーザー 300号
仕掛け:アカムツ 胴突 3本 ハリス幹12号、ハリス8号 枝間一ヒロ、枝半ヒロ ステイト8号 1m 針ムツ18号 オモリ250号
    アラ 片テン 2~3本針 ハリス10号 針ムツ18 オモリ200号

場所は稲取沖 水深およそ200m

<仕掛けと餌>



道具を入れるとすかさず小さい当たり。本命ではないなと主ながらも巻き上げるとキンメでした。

<ちびキンメ>


その後、まるかつさんの竿が激しく叩かれ、あがったのは良型のアカムツ。
俄然気合はいりますが、他の人には釣れずに アラへ変更。

アラの場所では大小のサメがすごい。大は1m強、小は20cmぐらいですが、でかいアタリはほとんどサメです。


たまに混じるのはギンメダイやユメカサゴ

<ギンメダイ>


本命からのアタリは遠く、1時半ごろになって仕掛けがそこをついたので、船長まだやるの?ときくと、「おお、2時半までやるおぅ」とのこと。まるかつさんから仕掛けを分けていただき、投入するとあたりがきました。

また、サメか、と思いながら巻き上げますが竿の叩かれ方がちょっとちがうような。
これはひょっとしてひょっとするかと思い海中を見ると小型ながらもアラがくっついていました。

<アラ>


その後、すずきんさんが目測3キロ級のアラを釣って沖上がりになりました。

<ニヤニヤのすずきんさん>



4時40分出船、14時50分帰港の10時間耐久リレー乗り合い、ながかったですが楽しかったです。


<本日の釣果>
アラ 0.8キロ 40cm 1本
メダイ 1.0キロ 1本
キンメ 25cm 1枚
ギンメダイ 15~25cm 多数
ユメカサゴ 15~23cm 多数


<船中>
アカムツ 2本 0.9~1.5キロ
アラ  2本 0.8~3キロ
メダイ 3本
ギンメダイ、ユメカサゴ、シロムツなど多数