マルソータの道楽日記

東京湾・相模湾の沖釣りと釣り魚料理のブログです。今日も皆様の大漁をお祈りしています。

マダイのオーブン焼き

2010年05月23日 | 料理
刺身、塩焼き、煮付け、タイ飯とマダイ料理の基本ですが、
毎回こればかりだとさすがに飽きてしまいます。
今回は釣る前からオーブン焼きにしてみようと心に決めていたのですが、
さばいて皮を引いてみると、脂が乗っていて刺身でうまそうだ・・・
このまま食べてしまおうという誘惑を振り切って、予定通りオーブン焼きに
してみました。

<↓皮を引いたマダイの身、左右非対称なのはなぜ??>




【材料】
マダイ 1キロ 沖の瀬産 3枚におろし、小骨を取って皮を引く
パン粉 大サジ 3杯くらい
パセリ みじん切りにしてパン粉と混ぜる
レモン 1/4コ
オリーブオイル 適宜
塩・コショウ 適宜
バター 1かけ

マダイの身に塩・コショウして、オリーブオイルをすりこみ、
オーブンの天板にならべて、その上にパン粉をのせ、さらにオリーブオイルを垂らす。

<こんな感じ>

んで250度に余熱したオーブンでパン粉がこんがり焼けるまで(15分ぐらい)焼けば
オーケー、実に簡単。マダイ以外の食材費用がかからないのはうれしい限り。

<↓こうなりました>


で、レモンを絞り、バターをのせて食してみると、
まずくはないです。まあまあいけます。しかーし、パン粉のカリカリ感と
ふわっとしたマダイの身の食感がどうもなじまない。
あえて、貴重なマダイをこの料理で食う必要があったかという疑念にかられます。
それともうちょっと身が厚い方がいいかもしれません。どうもこの程度のタイでは
身がうすくパン粉に負けぎみです。
釣ってから日がたった場合や、メダイ、クロダイなどを大釣りしたときに
やるべきですね。
結論としては、刺身で食った方がよかったかと・・・

ところで、昨日(5/22)も釣りにいっていました。
久里浜五郎丸のハナダイ乗合です。大サバ多数でハナダイもでかいのが釣れました。
が、デジカメが行方不明になり、記事にはできませんでした。
ウイリーしゃくりも楽しいね。アタリがあれば。
来週は釣りはお休みです。





5月16日 マダイ釣り 沖の瀬もまた・・・

2010年05月16日 | コマセマダイ釣り
常宿五郎丸はハナダイの食いが良くなって、週末はハナダイ船を多く出すので、
マダイ乗合をやらなくなってしまいました。
クロダイ乗合はやっているみたいですが、他の船宿も釣果情報なく、模様がわかりません。
剣崎沖のマダイも今一の状況。久里浜がダメで、剣崎がダメなら沖の瀬だ。
とういうことで、毘沙門新店丸から哲ちゃんと沖の瀬のマダイ釣りへいってきました。
沖の瀬は狙う船も少なく、100隻は優に集まる剣崎よりはましだろうという読みだったのですが。
ここは毘沙門から約30分走った房総半島の先端と城ケ島の中間あたりの浅瀬。
もっとも浅い根で水深70~80mほど。タナは上からの指示で58m。時合いは短いとみて、
気合いを入れます。が、一ビシ目は空振り。早くもトモよりの人が竿を曲げています。
2ビシ目にどーもタイらしいあたりがあましたが、すっぽ抜け。
波がほとんどないので、餌を動かすため、大きく誘いを入れます。
すると、何ビシか目にゴツンとアタリがあり、合わせを入れると確かなマダイの手ごたえ。
哲ちゃんにタモどりしてもらったのは、1キロのマダイ。

しかーし、その後マダイの食いはぴたりととまり、7時過ぎには例によってまったりと
した雰囲気になりました。
その後、大型のゴマサバが当たったり、キントキやオキメバルなどがぽつぽつと
アタリましたが、マダイのアタリはなく、沖上がりとなりました。
結局11人で船中3枚 顔を見たのが2名、9名おでこという先週以上に
厳しい釣りとなってしまいました。



<↓こんなとか>



<↓こんなのとか>



結局
<マダイ1キロ1枚、キントキ1枚、オキメバル2尾、はちびき1尾>




どーも、釣り場の読みがあたらん。
とはいえ、沖の瀬、また行きたくなる場所ではあります。






久里浜沖でマダイを釣るには

2010年05月12日 | コマセマダイ釣り
どうしたらいいかわかっていれば苦労はしないわけですが・・・
一応、自分なりの理屈を考えてみました。

竿:
竿にはあまりこだわっていません。なんでもいいんです。貸しざおで船中1枚のマダイを
さらっていったおねいさんを見たこともあります。
ちなみに自分はシマノ みよし 60-100号 3メートルを使っています。なんといっても
ネーミングがいい。軽いし、ワラサなんかがかかっても、曲がりすぎずにやりとりできます。
東京湾だけやるなら、40号、2.7mの方がよかったかも。
五郎丸はウイリーしゃくりで名を成した船宿ですから、しゃくり竿でマダイ船にのって
大型を釣っていく常連さんもいます。
まあ、欲を言えば、2.5mくらいのよく曲がるワンピース竿がそのうちほしいなと思ってます。

リール:
ダイワのスーパータナコンS500Wとシマノの電動丸1000を使っていますが、
最近はスーパータナコンが多いかな。
理由はコマセタイマーなる機能があって、これがめちゃくちゃ便利。
コマセの入れ替え間隔は釣果に直結します。棚をとってからどのくらいで食ったかで
その日の釣りのコマセ間隔を調整します。あと、食わないとついコマセ間隔が空きすぎに
なるので、その点でも時計をみなくてもいいこの機能は必須です。
ただ、ドラグ性能は圧倒的に電動丸の方がいいです。スムーズに糸が出ていきます。
大ダイのアタリいっぱつ瞬殺を防ぐにはこの方がいいかも。

ビシ:
これもなんでもいいと思いますが、サニービシのL80号を使ってます。

天秤:
腕長50cmで、ばねなどの絡みやすい要素が少ないものがいいでしょう。

仕掛け:
五郎丸ではハリス3号、4ヒロ(6m)、2本針、クッション1m
これから変えることはめったにありません。枝針を出す理由は、
マダイが枝針にかなりの確率で食うからです。
今年になってとった14枚のうち今季最大の2.7kを含む5枚は枝針にくっていました。
しかも他に2.1k、1.5kなど、良型が結構食ってくるのです。
これは以外にも良型のマダイがビシに近い位置まで、
コマセを追って寄ってきているという傍証でしょう。
ちなみにこのハリスより細く、
あるいは長くした場合にタイが食った事例は一つもありませんでした。
もちろん、他の船宿ではそこの船長に従っています。ハリはがまかつグレ(メジナ)
8号~10号で、普段は8号、前日釣果で大型が多いときは10号を使っています。

コマセワーク:
五郎丸は海底からのタナどりで、船長はハリスの長さによらず、5~6mとの指示です。
ただ、春先は7~8mぐらいであたることが多いです。
自分が釣ったマダイのうち、80%以上はコマセを振って棚を取り、竿掛にかけてから、
1分以内に当たっています。
であれば、1分以上まっても釣れる確率はどんどん下がるだけなので、
1分おきに入れ替えればいいかというと、
それはそれで針が海中のタナにある時間が短くなり、効率が悪くなります。
一度、1分入れ替えを1日やったことがありましたが、
1枚しか釣れませんでした。(頭3枚)単純な問題ではなさそうです。
なので、水深50m程度の場合は2~3分。70~90mのときは4~5分で入れ替えています。

釣り座:
釣果のファクターの大部分はコレかも。詳しくは船上で談義しましょう。

気合い:
食い渋りの久里浜沖では船中1枚、いや船団中の1枚を釣る気迫がないとタイは
釣れません。

運:
釣り座の次に重要なファクターです。努力しよう。

日並み:
最大のファクターですね。タイがやる気のない日はあらゆる努力が無駄になるということ
です。釣り人の間では平日かつ低気圧接近の前がいいとうわさされていますが、
統計的に確かめた人はいるのでしょうか。

ようするに
日並みがよく、よい釣り座に入れ、気合いを入れて、たくさんコマセを撒いて
運が良ければ釣れるということになります。






マダイのアクアパッツァ

2010年05月10日 | 料理
やっとのことでゲットした唯一のマダイ。
どうやって食べようか考えながら鱗を落としていると
いつの間にか3枚におろしてしまいました。

<3枚おろしの図>


どうも油がのっていないので、
刺身で食べるのはやめて以前に釣行後の回らない頭でアクアパッツァを作って失敗したので、リトライすることにしました。
ふつうは丸ごとの魚を使うらしいのですが、
今回は食べやすいように3枚におろし、骨も丁寧に抜いて、やってみました。
(家族は魚に骨やうろこがあると途端に食い渋ります)
材料
マダイ 0.7キロ 1枚(剣崎産) 3枚におろし、中骨を抜き、半身を2つに切る。
マッシュルーム 4コ 5mm厚でスライスしておく
たまねぎ1個 適当に切る
ニンニク1個 皮をむいておく
トマト2個  5mm厚に輪切りにする。
オリーブの身(用意したけど入れ忘れました)
アサリ10個ぐらい 砂出ししたもの
オリーブオイル 大さじ 5杯ぐらい
ローリエの葉 2枚
パセリ みじん切り
レモン 輪切りにして添える
塩、コショウ、白ワイン、バター

作り方
厚手に鍋にニンニク、トマト、マッシュルーム、玉ねぎ、アサリをならべ、オリーブオイル
と塩コショウする。その上にマダイの中骨、頭、骨をとって塩・コショウした身をならべ、
その上からオリーブオイルをさらにかける。

<鍋に材料をならべて後は炊くだけ>


白ワインを、全体の半分くらいいれて、強火にかけ5分ほど炊いてから、バターを入れる。
実に簡単です。
食してみると、マダイの白身とトマト、ワインの香りがよくあっていますが、
ちと塩気がたりなかったかな。まあ、日ごろから塩分取りすぎなのでちょうどよいかも
しれません。

<1人前>


ほかに、コストコで買った一皿600円のエスカルゴと178円のフランスパン、サラダ
でワインがすすみました。





5月8日 マダイ釣り 苦闘の剣崎沖

2010年05月09日 | コマセマダイ釣り
今日は久里浜の常宿五郎丸がハナダイ船しか出さないため、
釣り友哲ちゃんの紹介で、間口の喜平治丸から出船しました。
北風の予報、朝一番は下げ潮が残っているとみて、後ろよりの場所を確保。
ポイントはマダイの大場所剣崎沖松輪瀬です。
有名な場所ではありますが・・・ここのマダイ釣りでいい思いしたこと
ないんです。

剣崎沖は朝一が勝負。コマセが沖アミのためか、船が多いためか、朝の食いに乗り遅れると
非常に厳しいというパターンが多い。
ポイントにつくと北の強風、朝一が勝負なのに10mの長ハリスが手前まつりで
投入できません。
ハリスをほどいているうちに早くもみよしよりの2名が同時に竿を曲げています。
れれ、なぜ前の人にあたる???

なんとかほどいて投入するもあたりなし。
当たるのはみよしの人ばかり。どうも底潮が逆みたいです。
潮を読み間違えたらしい。(つーか、そこまでよめませんよ、普通)
これは、やばい・・・なんとかせねば。
若船長が、「食わせているのは誘っている人だよ」
とアドバイスをくれます。
誘いでタイが食えば苦労はないよ、と思いつつも
竿をゆっくりあおっていると
ググッと手ごたえ・・・食っちゃった。
小型ながらもタイの引きで0.7キロゲット。やっとのことでおでこはまぬがれました。

<↓かろうじてゲットした一枚>


しかし、その後あたりなく、早くも7時すぎには諦観ともいえる空気がただよい始めます。
一部の船は久里浜へいったみたいですが、そこもダメみたいでしばらくすると
帰ってきました。

<沈黙の船団 7時半にははやくもあきらめムード>


結局その後、どの船にも釣れる気配なく、沖上がりとなりました。
船中11名で右みよしの人がダントツ6枚。船中10枚で顔を見た人が4人くらいかな。
他船では船中おでこの船も多数あったようです。
げにきびしきや剣崎沖。


合計6.5キロのマダイを食べてみました

2010年05月09日 | 料理
さて、確保したマダイたち、GWで実家に帰る予定があったので、
持ち帰って親族一同で食したのですが、その前に中型1.6キロを
釣った日に家族だけで食べました。

マダイのムニエル。



塩コショウして、粉をつけてオリーブオイルで焼いただけ。
ソースは凝ろうと思ったのですが、釣りから帰った日はへろへろになっていて、
焼いた時点で力尽き、溶かしバターだけになりました。
付け合わせはエレンギのバター炒め。

マダイの出汁スープ
胸鰭を入れてみました。これは鱗がついていて不評。



味はまずます。でもムニエルはメダイの方がうまいかも。

実家に帰って親族合計9人で宴会をやりました。
この時点でまだ計4.9キロのマダイがあったのですが、以外にも1時間ちょっとで完食しました。



刺身2盛り



からあげ(2キロのマダイ1尾分)



兜焼き
実家にオーブンがないので、ダッチオーブンで焼きました。



他に写真がありませんが、タイ飯五合、タイのアラ汁5㍑。
この分量の料理を一人で作るのは正直きつかったです。
でも、姪子の赤ん坊もよろこんで食べてくれて楽しかったです。
やはり釣った魚をふるまうのは釣り師の最高の贅沢ですね。





4月30日マダイ釣り いい日にあたれば

2010年05月08日 | コマセマダイ釣り
ここ一週間、久里浜沖のマダイはまれにみる絶好調なのでした。
頭10枚以上の大釣りが続き、土日でもその勢いは衰えず、
釣果情報を見てはよりによってそういうときに釣りにいけないわが身を恨み、
悶々とした日々を送っていたのでありました。
しばらくぶりの休日となった29日は南西強風の予報。
朝の2~3時間で早上がりになったらもったいないと思い、断腸の思いで
見送りました。しかーし、29日はしっかり12時までやって9人で1~5枚の
大釣り、もはや天を仰ぐしかない・・・
で、本日30日に意を決して突撃したわけです。
さて、予報では12時まで北の風で下げ潮、これは大ドモに入るしかない、
と気合いを入れていつもより、1時間早く家を出ると、幸いにも
先客のクーラーは一つ。結論からいうとここで勝負は決まっていたのです。

五郎丸は、11名のマダイ釣り人にたいし、贅沢にも2ハイ出し、自分は
いつもの仁助丸の左トモに入りました。
ポイントにつくと、いかにも船が多い、久里浜のメジャーな船宿はいづれも
3~5ハイ出しで、どの船も15~20人くらい乗っています。
これはきつい。
”昨日まではよかったんだけどよぉー”
という船長のいいわけが頭をよぎりましたが・・・
今日の久里浜はちと違いました。

釣り開始まもなくして、反対側の釣り人がキロ級ゲット。
他船にもぽつぽつとタモが出るのがみえます。
予想通り、潮は早く、道糸がトモ方向に斜めに入っていきます。
この状況では、ハリスはほぼ真横に吹いているとみて、ビシ棚で
コマセを振り、竿掛にかけると間髪いれず、竿が入った。
合わせるとかなりの重量感。
時折激しく突っ込みます。良型マダイを確信して、ゆっくりやりとり。
やがてういてきたのは55㎝、2.1キロのメスのマダイ。

さらにしばらくして、またアタリがありますが、これはすっぽ抜け。
「このばらしで終わった・・・」
ばらしの後は食わないのが常。
しかし、今日はこれではおわりませんでした。

ややあきらめムードになりつつも他船でつれているので、コマセをまいていると
ものすごい勢いで竿が入り、道糸が出ていく。一瞬、超大型を期待しましたが
やりとりするうちにそれほどでもなさそうな感じ。あがったのはまたもや55㎝
2.1キロの良型。
今日の食いはとどまるところを知らず、さらに48㎝ 1.6キロ、0.7キロを追加して、
10時過ぎには食いがとまり、いつもの久里浜沖に戻りました。
干潮12時なので、上げっぱなにチャンスがあるかと思いましたが、昼過ぎには
南西の突風が吹いてきて1:30の上がりとなりました。

<↓左から1.6キロ、2.1キロ、2.1キロ、0.7キロ>






結局、船中5名で、5枚、4枚(私)、2枚、1枚、おでこ1名と
絶好調でした。
竿頭の方は2本竿でやっていました。

まあ、こういう日もたまにはあります。
次は5年後か10年後か・・・