マルソータの道楽日記

東京湾・相模湾の沖釣りと釣り魚料理のブログです。今日も皆様の大漁をお祈りしています。

大イサキはこうたべるのがたぶん正しい

2011年07月28日 | 料理
順番が逆になってしまいましたが、これは18日に釣った大イサキの料理です。
この日はに近所のご夫妻に振舞いました。

さて、イサキを捌いてみると

<37cmイサキの身>



こんな感じで脂のりのり。
この日のイサキは色が黒く体高と厚みがあり、身の色もピンクがかって最高の魚体。翌週釣った30cmぐらいのはもってぺらぺらで脂ののりもよくありませんでした。

<刺身盛り>



手前 37cmイサキの刺身、右奥 40cmイサキの炙り、左奥 タコ

タコはやはり久里浜漁港で仕入れたものです。
うりんぼと違うのは身の歯ごたえと味の濃さ。ウリンボは脂が乗っていてもちろんおいしいんですが、デカイのはそれに加えて味が濃く、なんともいえない上品なうまみがあります。
炙りは40cmのイサキですが、これも皮の香ばしさと皮下の脂の味がよくマッチしてうまいです。

<イサキ丼>


豪快にもってみました。

<宴会メニュー>


刺身盛り、イサキの塩焼、マルアジのフライ、タコから揚げ、イサキ丼、イサキ汁

みなさんよろこんでもらえました

<35cmイサキのムニエルジェノベーゼソース>



和風だけでは飽きるので翌日はムニエルにしました。

<タコのアヒージョ>

オリーブオイルににんにく、唐辛子、タコを入れて高温で煮たもの。
低温でゆっくり日を通すピルピルとはちがい高温で一気に炊き、うまみを閉じ込めます(らしい)

和に洋に楽しめました。

ウリンボはこう食べるのがきっと正しい

2011年07月28日 | 料理
実は今日も合宿4日目をやるつもりでいたんですが、午後に所用が入ってしまい断念しました。
結局5日休みがあってもいったのは1日だけでしたね。あとは用事とか祭りの準備とかでいけずじまい。

さて、26日は仕事の後輩一家がきたので剣崎イサキ料理を振る舞いました。
25日の釣りの帰りに漁協でイキのタコが2杯1000円、サザエ(これは五郎丸で漁獲したもの)が4個1000円で売っていたのでつまみにと購入しました。


<刺身盛り>



右手前 ウリンボ、右奥 サザエ、左手前 イサキ(31cm)の炙り、左奥 タコ

ウリンボはうろこを取らずに3枚に卸し、うろこごと皮を引きます。骨を丁寧にとって折り返すように盛り付けます、
これは絶品です。釣り味はともかく、食味だけならオニカサゴとかイシダイとか高級魚に匹敵する味ですね。
お客さんもよろこんでました。

<からあげ>


骨ごとたべられます。

<煮付け>

これは前回釣った中羽のイサキ

<骨せんべい>

2度揚げの必要はありません。イサキの骨せんべいが食べられるのはここのイサキだけでしょう。

<サザエの肝とたこの煮付け>


サザエの肝はうまい

他、タコ飯、イサキのつみれ汁などで宴会は盛り上がりました。

2011年7月25日 イサキ釣り しゃくりの道は遠く険しい

2011年07月27日 | イサキ釣り
夏季剣崎イサキ釣り合宿3日目
またも定宿五郎丸へイサキ釣りに行ってきました。

この日は松輪船が休みなので場所の貸切→大釣りを期待したのですが(こういうのを猿知恵という)結論からいうと超早潮に翻弄され、ろくにしゃくりもできませんでした。

<こんなリールまでかっちまったぜ>

道糸2号、ビシ60号
やはり軽くて使いやすかったです。

<8人も乗りました>

それでも左舷ミヨシに釣り座をキープ

<常連Aさんも今日は苦戦>

日吉のイタリアンレストラン”ベルファヴォーレ”のオーナーさんです。お店にいけば五郎丸で釣った魚が食べられるそうです。
そのうちおじゃまします。

場所へ着くと先着船は毘沙門の船だけ。

ビシを入れて20mからしゃくると18ぐらいでぶるぶるときてウリンボがぽつぽつ釣れます。だんだんしゃくりのポイントがわかってきて、数ビシはイメージ通りのアタリがでましたが。。。
しめしめと思ったのはここまで。
潮がどんどん早くなり、艫側に大きく道糸が流されます。
これでは指示タナまで落ちないので、底からタナを取りタナゴが食う前に、3m巻きほぼ水平しゃくりで数回しゃくるとたまにアタリはありますが、海底には海草が多く、根がかりがあり、お祭りも多く、次第に気持ちが折れてきます。
水深25mぐらいで、着底に糸が42mも出ることがあり、釣りにならず、もはやこれまで。

そのうち船長もたえかねてここでは珍しい流し釣りに変更。
これでとりあえず、釣りはできるようになり、ウリンボがぽつぽつ釣れる状況になりました。
流し釣りは上げ潮なので南から北へと流すわけですが、水深は一番南よりで32mぐらい、一番北よりで22mぐらい。
なので底からタナをとらないととんでもないタナで釣ることになりますね。

こういう情報があとあと役に立つかもしれません。
このあと、常連Aさんとイサキ釣り談義に花が咲きおしまいとなりました。

本日の釣果


イサキ 15~23cm 34尾
タナゴ 多数 全部リリース
ベラ、カサゴなど リリース
マルソウダ 1尾 Aさんに差し上げました
とうとう今期初のマルソウダくんがお出ましになりました。そのうち団体で押しかけるでしょう。ウイリー釣りもそろそろかな。

<ウリンボばかりでした>



この日は中羽以上のイサキは船中数えるほどでした。釣りやすい艫よりの人はそこそこ釣ったようです。
船中 イサキ 15~31cm 16~65

やはり釣る人は釣るなあぁ







2011年7月23日 イサキ釣り やはりきびしい剣崎イサキ

2011年07月24日 | イサキ釣り
この日は、たー坊さん、たかちゃんと釣りの約束があり、最初は房総遠征もいいかなと思っていたのですが、台風の進路が読めないので近場で気軽にできる釣りにしようということになりました。
で、のんびり釣りができる定宿五郎丸のイサキ船。
今日は、前回のようないい思いができるとは最初から思っていないので、誘ってアタリを出す練習と決めていろいろシャクリを試してみました。誘いの釣りは下手なんですが、きらいというわけでもないんです。

港につくと北風が思ったよりかなり強い。
剣崎沖は北風の通り道なので、まずいなぁとおもっていたのですが、吉野瀬に着くと予想通り波高く、風強くやりづらいことおびただしい。

<右舷にならんだ3人、風つえー>


その上潮が早く、道糸が船底へ吸い込まれて行きます。

<吉野瀬はいつもの船団>


最初はアジを釣るような感じで、18mから誘いあげて15mで待ちますが、アタリなし。
その後、ぽつぽつ釣っている常連さんからタナを聞くと、23mぐらいとのこと。糸が斜めに入っているので、18mでは食い棚まで落ちていないのでしょう。そこで26mまでビシを落としゆっくり目に誘って、ウリンボクラスがぽつぽつ釣れます。

いちど、ギューンと引き込みがあり、ゆっくりあげるとこの日最大の31cmがあがりました。

そうはいってもイメージ通り誘ってあたりを出した感じがありません。
いいときは、次のしゃくりでくうぞ、ほら食った、という感覚があるんですが、そういう感じではなく、なんかまぐれで釣れたみたいな感じ。

<桶もさびしい>


反対絃の常連さんは25~27cmぐらいの中型ばかり次々と釣ります。
タナがちがうのかと思い、上の方までしゃくってもあたりなし。
釣れないとついしゃくりが強くなり、余計に釣れなくなるスパイラル。

<うどん食ってます>


たかちゃんも中型イサキ2尾釣ってよろこんでました。

今日の釣果

イサキ 14~31cm 31尾
タナゴ 少々 リリース

<だいぶやせたんじゃない?>



船中 イサキ 12~59尾

またしても常連さんにダブルスコアの大差でした。
剣崎イサキはよくわからん・・・
わかったのはハナダイのしゃくりではだめってこと。

船長いわく、1シーズン通わないとだめだよ。とのことで、また行くか。

実は来週は節電対策で1週間のお休みなのです。(その分、秋の土曜がなくなるんですが)
嫁は仕事、息子は受験勉強で誰も遊んでくれないので、釣り週間になるかも・・・


2011年7月18日 イサキ釣り うれしはずかし大イサキ

2011年07月19日 | イサキ釣り
この3連休も前半2日は仕事とか用事でうまってしまい、釣りにいけそうなのは最後の18日だけ。
翌日仕事なので剣崎の早出のイサキでも行こうかと思いましたが、台風が接近しているので、松輪の船宿は船を避難させてしまいでないようです。
定宿五郎丸のHPを見るとどうも出るようなので、これはひょっとして

千載一遇のチャンスではないか!!

何しろ剣崎沖のイサキのポイントは場所が狭い上に船が多く、しかも釣り自体が極めてシビアで、ほとんどいい思いしたことがなかったのです。
でもここのイサキはうまい!
この場所で30cm級の、よしんば35cm級の、夢を語れば40cm級の、イサキを1尾でいいから釣りたいとの前々から思っておりました。


当日朝、宿に電話をいれると、「出ると思うよ」とのことでとりあえず言ってみました。
5時半過ぎに久里浜港につくと、港は閑散としていて、車もほとんどいません。
五郎丸のイサキ船は先客2名。

いつもならがガラガラです。

<すいている船>


結局、後続のお客なくイサキマニアのご常連2名とわたしの3人で出船。

<吉野瀬貸切>


いつもは船がひしめきあう、イサキの場所、吉野瀬も他に船はなく貸切状態です。
これはいい感じ。
この後も八景の船が2杯来ただけでした。

指示ダナは18~12m、18mまでビシを落とし、シャクリあげてくるとぶるぶるとアタリが。
あがってきたのはマルアジ。次のビシで23cmのイサキが釣れてとりあえず、坊主は免れました。
このあとマルアジがぽつぽつ釣れて、子イサキがたまにつれるという按配ですが、ご常連は2人とも小~中イサキをかなりのペースで釣っています。わたしひとりかやの外。
やっぱりな・・
わたしのしゃくりは腰越のウイリー船の船長に教わったしゃくりで、50cmぐらいしゃくって1秒まつというものですが、このしゃくりではまったく通用しません。
常連さんは食いダナより少し下げてコマセを振って、食いダナで待つというつり方みたいですが、まねてみても全然だめ。
これがここのイサキのむつかしいところです。
いろいろしゃくり方を変えたり、待ち時間を変えたりしても食わないので、もとのしゃくりでがんばってると

ガツン、と音がするようなアタリが来ました。

ハリスは1.5号なので慎重にやり取りしますが、ときどき糸を出すような引きで、これはメジナかマダイかな?と思いましたが、あがってきたのはでかいイサキ。
船長が計ってくれて37cm。
<37cmのイサキ>


うれしー。これ1尾でもう満足。

その後、中ぐらいのがたまに釣れますが、他のお二人のペースの半分以下。
ちょっとつらいなーと思っていたとき、

前のアタリよりすごいアタリがきて、いきなり5mぐらい糸が出て行きます。
「これイナダかなんか?」
でも引きは最初だけでその後はあまり暴れないので、ウマさんかなと思いましたが、浮上したのは巨大なイサキ。

<夢の40cm 剣崎イサキ>


船長がタモ入れしてくれました。
積年の夢がかなっていうことありません。
その後、30~35cmぐらいの良型イサキが忘れたころにぽつぽつと釣れました。

本日の釣果

イサキ 15~40cm 20尾(小型リリース)
マルアジ 20~25cm 7尾

他の2人はそれぞれ50尾、53尾と倍以上釣ってました。

<良型イサキ>


37cmと40cmは長さは3cmしか違いませんが、重量は576gと912gで全然違います。
40cmは捌くときまるでイナダみたいな感じです。


仕掛けは針チヌ1号、ハリス1.5号3m ウイリー4本針 

ちなみに2号で1時間ほどやりましたが、全くアタリませんでした。
食いが渋いときは1.2号ぐらいでもいいそうです。

今回はスソでしたが、長年夢みた剣崎の大イサキが釣れて大満足です。

わたしは個人的にはあまり大きな宿は苦手です。カリスマ船長の操る大型船が好きな人もいるでしょうが、日々の仕事に疲れた心と体を癒し、
晩のおかずを確保したいなら五郎丸はそれに答えてくれる船宿です。船長も常連さんも聞けばなんでも教えてくれます。なにより混雑しないのでのんびり釣りが楽しめます。
殺気だった船宿にこりごりの人はぜひ訪れてみてください。



2011年7月3日 シロギス釣り やっと釣りにいけた・・・

2011年07月04日 | シロギス釣り
どうもご無沙汰しております。

仕事、しけ、病気でこのところ出漁さえできず・・・先週はやってはいけない仕立てドタキャンで、まるかつさん、たー坊さん、すずきんさんに迷惑をかけてしまいました。

事の顛末はというと、
そいつはいきなりきたんです。先々週金曜日の午後、普通に仕事をしていると、突然右のわき腹が痛くなってきました。
5分もたたないうちと椅子にすわっていることもできなくなり、会社に常駐している勤務医のところにいきました。
すると、どうも結石らしいから、医者で痛み止めをもらってくださいということに。
それで会社の近く(といっても15分ぐらいあるいたところ)を紹介してもらい、早退をつげて会社を出たのですが、痛みはどんどん激しくなるばかりで歩くのもつらくなり、休み休みなんとか医者までたどりつきました。
しかしてどういった手違いか、専門の読影医はおらず、レントゲンも超音波もできないので問診だけで結石と診断され、痛み止めと石を溶かす薬を処方してくれただけ。「痛み止めを入れれば、すぐに収まるから、2~3日しても症状が治まらなければまたきてね」
といわれてほうりだされました。薬局で薬をもらい、トイレで座薬をいれて、これで大丈夫かとおもったのですが、これからが地獄。
薬局から少し歩いたところで、痛みが強くなりしかたなく、公園のベンチでよこになりますが、七転八倒の痛み。もとの病院に戻ろうかとも思ったけどそこまで歩く気力もなく、すぐ近くにあった整体院に助けを求めて入りました。そこはたまたま昼の休憩中で客がいなかったのとあまりの苦悶の表情に同情してくれたのか、ベッドを貸してくれて、ここでしばらく休ませていただきました。30分ほど休むと薬が効いてきたのか痛みがやわらいできたので、とりあえず礼を言って整体院を出てなんとか自宅まで帰着しました。
その夜も薬が切れるとたちまちすさまじい痛みに襲われる状態でしたが、この時点では何とか日曜の釣りにはいけるかもと思っておりました。
薬が切れたら「たー坊さん、座薬おねがい」とかたのめばいいかと楽観していたのですが・・・

翌土曜の朝も痛みはひかず、これはひょっとして重症かもと思い始め、(重症の場合は石を超音波で破砕するか、外科手術で抜くらしいですが)まさに断腸の思いでみなさんに断りのメールを打ちました。
いままでかかったこともない病気によりによって仕立ての前々日に襲われるとは、よほど運が悪かったとしかいいようがありません。
その後は日曜夜にはだいぶ落ち着いてきて、痛み止めなしでも大丈夫なようになり、火曜日に専門医のところへ行って超音波で見てもらうと、腎臓に若干ハレがあるけど、石はなさそうとのことで、木曜には完全回復しました。

ということで、みなさん、ごめんなさいでした。これに懲りずまたよろしくお願いします。

さて、長くなりましたが、久しぶりに釣りに行ってきました。
先週金曜は深夜まで仕事だったので、土曜の釣りは断念して日曜に行ってきました。
釣りものは、スズキかキスかで悩んだのですが、マダイ4連ボ中、ハナダイ1枚はさんでアナゴもボ。こんな不調のときにスズキの顔を見るのは奇跡に等しいとみて、シロギスにしました。嫁もシロギスの天ぷらが食べたみたいだし。

東京湾か相模湾か迷いましたが、東京湾の方がキスがでかそうなので、金沢漁港の鴨下丸から出船しました。

<5年ぶりの鴨下丸>


宿に着くとすでに釣り客が大勢着ています。これは混むかなと思ったのですが、ほとんどはスルメのお客で、シロギス船は誰もおらず、右艫に入れました。結局出船までに4人の家族連れ含めて、8名。余裕の釣りです。

場所は最初八景の間沖、富岡沖水深20mぐらいの場所。

仕掛けは天秤仕掛けの2本針90cm。船長からは途中同突もすすめられましたが、天秤で通しました。
餌はアオイソメ。いつもジャリメなので餌付けが結構たいへん。
石粉をまぶしてすべらないようにしておきます。

2本竿で、1本は船の下に入れ、もう一本は投げて誘います。
すると一投げ目からガンガンと激しいあたりがあり、15cmと24cmの一荷。置き竿にもあたって最初の2分ぐらいで5尾釣れました。
潮がいっていて船が動くので置き竿にも、投げた竿にも万遍なく当たりがでます。この状態なら投げない方が効率よく釣れるのですが、やはり投げて誘う方が面白いのです。

<丸々したシロギス>


その後もアタリはぽつぽつと出ますが、船長は「ちょっと走ります」と告げて中の瀬に。

<中の瀬の看板>


中の瀬でもアタリは続き、ピンギスから大羽のキスまで混じりで釣れます。
ここで、小さいキスのアタリがあり、おい食いを待っていると、いきなり引き込みがあり、ドラグがすべります。
激しく頭を振る引きで、慎重にやり取りして、もう少しで姿がみれるというところまで巻いたのですが、スッポ抜けました。
流線7号なので懐が狭く、ちゃんと針がかりしなかったのでしょうが、惜しいことをしました。
同船のお客がマダイの500gぐらいのを釣っていたのでこれかもしれません。

本日の釣果

シロギス 12~24cm 72尾



他、ハゼ類、ベラ類、小型メゴチ、子サバ多数 すべてリリース
正体不明の大物 ばらし

船中 シロギス 12~86尾

大羽のキスが多数混じりました。
<20cm以上のキス>


まあ、食いはよかったので、うまい人なら一束ぐらい釣ったかもしれませんね。
鴨下丸の船長はとても丁寧で釣らせる心意気が感じられました。

<キス天>


<キス天丼>


堪能しました。

これで心置きなく次回からは坊主覚悟の釣りができるってものです。