マルソータの道楽日記

東京湾・相模湾の沖釣りと釣り魚料理のブログです。今日も皆様の大漁をお祈りしています。

10月23日カツオ釣り 楽しい相模湾クルーズ

2010年10月24日 | マグロ・カツオ釣り
<港にいた猫>

なんとか一本本カツオが釣りたくて行って来ました。金曜日まではよい群れがいて多くの船は坊主なしでいい船は頭二桁釣ったようなのです。

今回の船宿は葉山の与兵衛丸さん。16年前に船釣りデビューしたとき乗せてもらった船宿さんです。いつもいく清兵衛丸さんが当日カツオ船を出さないようなので、急遽お隣の与兵衛丸さんに道具を積みました。
カツオの群れは相模湾の西よりに出るようで、出船すると西の方へと向かいます。
1時間ほど走ったところ、大磯沖あたりで大きな鳥山発見。

<やる気のある鳥の群れ>



よい反応が出ているらしく、何度か群れをおって道具を入れますが群れが早いのか、全くあたりなし。この群れをあきらめ、
さらに西へと向かい初島がすぐ近くに見えるあたりで先行していた僚船と合流。
とはいえ、僚船も固まっておらず、群れを探して右往左往しています。しかもこの辺までくるとどんどん海が悪くなってきて、グデグデの波を掻き分けて、あえぐように群れを追います。しかし、道具を出しても誰にも当たらず、大島が近いなぁと思えるあたりまで、探索してもアタリなし。この間、船団がある程度固まったのが2回ぐらい。それもすぐに反応が抜けてしまい他船でやりとりしているのを1回見ただけでした。

昼すぎに西沖を諦め、烏帽子沖まで戻って探索すると、一人が竿をまげ、船長もマイクで”ヒット”と叫びます。このときが本日唯一の盛り上がりでしたが、あがったのはふぐでした。

結局、カツオのアタリはなく、無念の帰港となりました。朝一は多少の食いがあったようで、最初に西沖に入った船は何本か型を見たようですが、坊主が多かったとみたいでした。

今年はカツオに嫌われてます。リベンジしたくても来週まで乗合いやってないかもしれないですね。

カツオ釣りはギャンブル。そしてわたしはギャンブルに弱いということがわかりました。

マルソウダとヒラソウダ

2010年10月21日 | 魚の話
さて、マルソウダとヒラソウダの違いですが、体形が違うのでマサバとゴマサバのような判別不能個体に遭遇することはまずないと思います。でも、船上でソウダカツオを1尾だけ釣ったとき、比較対象なしで自信をもってこれはマル、これはヒラといえるでしょうか?

判別のポイントは

(1)エラの上端の色
   マルソウダは背中の黒いところとエラの黒いところがつながっている。
   ヒラソウダは切れている

(2)体側のうろこの形と後端の位置
   マルソウダはうろこが徐々に細くなり第2背びれの後ろまでうろこがある。
   ヒラソウダはうろこが急峻に細くなり第2背びれの途中でうろこが終わっている

<マルソウダ>



<ヒラソウダ>


(2)で見分けるのがわかりやすいと思います。

大ヒラソウダの刺身

2010年10月19日 | 料理
今回は青物が五種類釣れました。

ヒラソウダ:

今回の裏本命は大型ヒラソウダ。これから晩秋に掛けて回遊する大型のヒラソウダは本カツオに勝るとも劣らないおいしい魚です。

<大ヒラソウダの刺身>


写真でもわかると思いますが、皮の下は真っ白な脂。ほんのりあまみがあってしょうがとしょうゆでたべると血合いのこくと相まってなんともいえないおいしさです。この個体は1.5キロぐらいでしたが、2キロ級になるとさらに脂がのってきます。今年もう一本釣りたいですね。カツオ類、メジなどは脂を残して皮を引くのにちょっと技術がいります。柳刃をよく砥いで、まな板と完全に水平に引かないと皮が切れるか、身が削れるがしてしまいます。小型のヒラソウダかマルソウダを数尾もちかえり練習するといいと思います。練習台の魚はもちろん食べてあげましょう。

ヒラソウダはほか、土佐作り、もみじあげにしました。(写真なし)

カイワリ:
(写真なし)2枚とも塩焼きにしました。もう脂がじゅうじゅうで身の味がこく最高です。家族3人で取り合いになり、あっという間になくなりました。塩焼きにしたらこれ以上うまい魚はちょっと思いつかないですね。

サワラ:
はじめて釣った魚なのでどんなものかとちょっとだけ刺身にしてみましたが、脂なく売れ行きが悪いので、アジとフライにしました。身質はムニエルとか焼き物にむいていそうな感じでした。


マアジ:
裁いてみると脂がぜんぜん乗っていないので、全部フライにしました。翌日はアジかつ丼。まあまあうまかったです。

<アジとサワラのフライ>


どうも三戸浜~城ヶ島~剣崎のアジははずれがおおいですね。

ゴマサバ:
半身だけしめ鯖にしました。脂はそこそこ乗っていますが、水っぽくていまいち。好みの問題かもしれませんが、ゴマサバのしめ鯖はいただけません。マサバのでかいのがほしいです。でも最近マサバの大きいのは釣れなくなりましたね。
ほかはねぎと甘辛く煮付けてみました。結構いけます。

<ゴマサバとねぎの煮付け>




というわけで、金曜日から今日までずっと魚・魚・魚。焼肉が思いっきり食べたい今日この頃です。

10月15日ワラサ釣り 青物六目釣ったけど

2010年10月17日 | ワラサ釣り
年に一度か二度の平日釣行。カツオにいくか、ほかにするか迷いに迷いました。しかし、木曜日までのカツオの状況があまりにも悪く、実績のある葉山の船が顔見た程度の釣果で、リスク大と判断し毘沙門の新店丸からワラサ乗り合いで出ました。
事前の情報ではワラサの他、大ヒラソウダやマダイなんかも混じるみたいで期待大。

結論からいうとマルソウダの猛攻の中、釣った魚は以下の通り。

<青物五目>



左上
大ヒラソウダ 1 1.5キロ
ヒラソウダ  2(リリース多数)
サワラ    1
ゴマサバ   3(リリース多数)
右上
マアジ    3
カイワリ   2 25~30cm


マルソウダ  多数(全部リリース)  

で青物六目という結果でしたが。。。。
お気づきのように看板のワラサがゼロで坊主。船中お一方が2本釣ってそれだけ。
ワラサはそれほどほしくないので、目的のキロ越えヒラソウダに良型カイワリ、さらにはじめてのサワラも釣れて、これだけならまずまずの釣りだったのですが、帰ってネットで他船情報をみて愕然。当日本某船で本カツオ4~15ってなにこれ?
本年一番の食いだったみたいで・・・

眠れない日が続くのでした。
(ついに感染したのか?○○菌)

おまけ

<マルソウダ>


<ヒラソウダ>


どこが違うのでしょう?

マダイのポワレ フォアグラ添え

2010年10月13日 | 料理
出張帰りの空港で手持ちの半端なユーロを処分しようと思い手にしたのがこれです。

<フォアグラ>


で、何かに使おうと思っていたのですが、ちょうどいいサイズのマダイが釣れたので、マダイのポワレを作ってみました。ポワレというのは粉をつけないで焼くフライパン焼きのことのようです。

<マダイのポワレ フォアグラ添え>


作り方は簡単で、塩コショウしたマダイの切り身をオリーブオイルを入れたフライパンで焼くだけですが、両面を強火でしっかり焼き色をつけるのと、焼き色をつけたあとは火を弱めて焼きすぎないようにしましょう。生でも食べられる鮮度ですから、火が完全に通ってなくても問題ないです。
ソースはいろいろ検討した末、失敗のないバターレモンソースにしました。フォアグラに軽く焼き色をつけて乗せれば完成です。
焼き加減もちょうどよくソースにからんでおいしかったです。フォアグラもマダイの軽い身質とよく会いますね。
うちの子供からは絶賛されました。まあ、フォアグラはなくても十分うまいですが。。。。

<マダイのリゾット>


例によってマダイのアラで出汁をとり、それで作ったリゾットです。マダイの切り身も入れてみました。味付けは塩コショウだけですが、仕上げにバターを一かけいれてみました。
これは素直においしいですね。このリゾットにチーズをかけてオーブンで焼けばドリアになるのかな。

やはり空港で買ったワインとよく会いました。




10月9日マダイ釣り 気まぐれの久里浜沖

2010年10月10日 | コマセマダイ釣り
そもそも、この土曜日は出張明けの完全休養にあてるつもりだったのですが、時差のためか夜中の3時に目が覚めてしまい・・・ネットで天気予報をみるといい感じに小雨(この辺の感覚が既に常人と違ってますね)。こういう日はマダイ入れ食いのこともあるかななどと考えているうちに、勝手に体が動いて道具を車に積んでしまい、気がつくと横横道路を走っていました。

行き先は定宿久里浜の五郎丸。
ハナダイ船としゃくり五目船は雨にもかかわらずかなりの人出ですが、マダイ船は私のほかに釣り客なし。ハナダイの道具を持ってきておらず、船長に無理を言って出してもらいました。

五郎丸さんありがとうございました。
この宿は船こそ小さいですが、船長、女将さん、常連さんみないい人ばかりでもっとお客が増えてもいいと思います。
有名船宿の大型船でお祭りばかりの釣りに嫌気がさしているマダイ釣師はぜひ訪れてほしいものです。

雨の中、ポイントは航路際の50mダチ。
開始20分ぐらいで400gぐらいのが釣れ、続いてよいあたりが。
引きを楽しみながらあがってきたのはジャスト1キロのマダイ様。これは爆釣デーに当たったかと盛んにコマセを巻きますが、その後沈黙。干潮11時38分ごろなので潮代わりに期待しているとやはり11時32分に竿が突っ込み900gがあがりました。

3枚釣ったのでほぼ満足。終わりまでやればもう1~2枚つれそうでしたが、12時過ぎに竿を収めました。




本日の釣果
マダイ 1キロ 1枚、900グラム1枚、400グラム1枚
ほか、マルソウダ(リリース)、大アジ(バラシ)、マダイらしきあたり1(針掛りせず)

さて、この秋はいまだカツオを釣っていません。
私的にはワラサは食わなくてもカツオを食わないと後悔します。10月に相模湾に入るカツオはそれこそ女房を質にいれてでも食べたい脂ののった戻りカツオ。さらにこいつらと一緒に回遊している2キロ近いヒラソウダ(今年はいるかどうかわかりませんが)はもう絶品といっていい魚です。
ここらで年に1~2回しか使えない禁断の平日釣行をやらかそうかと画策しております。

地中海の魚料理

2010年10月08日 | 日記
スペイン、フランスと出張してまいりました。タフな日程でほとんどフリーの時間が取れなかったのですが、当地で食べた魚料理の印象など。

<スズキのグリル 味噌ソース>



スペインのある町のレストランで食べたスズキのグリル。焼き加減やソースは絶妙ですが、スズキの身は泥臭く、魚自体の味は東京湾産のものが圧勝でした。

<マトウダイのグリル>


これもスペイン。地中海ではマトウダイは普通の食材らしく、店の看板にも出ていました。これは最高。ソースはオリーブオイルベースのものでしたが、うまかったです。

<エビのオリーブオイル>


これはちょっと時間が取れたときにランチで食べたもの。オリーブオイルでエビとにんにくをあげたものですが、うまいです。

<イベリアハムとチーズ>



前菜でたのんだもの。当地のワインによく会いました。

<ムール貝のトマト風味>


どこで頼んだか忘れましたが、残ったソースをパンにつけて食べるとおいしかったです。

魚のグリルものは何度か挑戦しましたが、焼き加減やソースの絶妙さは、素人には真似のできない世界ですね。
もうちょっと研究したいと思いますが、和食の方が作りやすいと思います。