3月11日に「特別な金融政策の調整を行う必要はない。」と何故か
日銀会合のある水曜日の一日前に発表した黒田総裁ですが、この発表の後
日銀の金融政策に期待をしていた海外投資家達は日本市場にソッポを向いた。
その気持ちの転換は市場にも顕著な形で現れ、発表の有った週の取引は
大きく値崩れをした。
ここまでは経済論として大きく知る事となっているのですが、週取引の終わる3月14日(金)
つまりは黒田総裁の発表から僅か3日後には黒田総裁が全く正反対の発言をしていることが
解った。
3月14日の黒田総裁へのインタビューリンク
このインタビューで黒田総裁は2年間で物価上昇2%を目指して金融政策に限界を求めないと
発言しています。どうやら総裁は消費税の増税による影響はその直前の3月現在ではなく、
増税後の4.5月頃がピークだとみているようです。
今、金融政策で株価を釣り上げてもどうせ4月には下がるのだから、政策が焼け石に水に
ならないように、敢えてセーブをしているのかもしれません。無理は禁物だな。
もしもそうと決まれば3月は金融政策も期待できないし、4月には増税の影響が出るので
早い段階で売り払ってしまった方が無難かもしれない。
問題なのはこの黒田総裁の態度はこれまでアベノミクスとして安倍政権と二人三脚で
進めていたデフレ脱却からの経済政策からは少し離れた考えだと思います。
当然の如く、今株価が下がればアベノミクスの真価が問われている段階で金融政策を行わず、
躊躇し、株安に甘んじる事は政権与党にとって大胆さを失い不利益になる。
しかし黒田総裁は政権与党自民党を顧みる事はせずに、日銀による独自の判断を重視した。
黒田総裁の目標は物価上昇2%引き上げることです。←インフレだよな。
安倍政権の目標は日本経済を復興させることです。←好況経済だよな。
この二つが互い違いに成る事は、スタグフレーションに向かう事になりそうだ。
不況下でありながらインフレが進むってことだな。
結論としては日銀の物価上昇2%は金融政策によって高い確率で達成できると思うのだが、
肝心の経済状況の方は増税やTPPなどを始め障害が多過ぎる。まるで安倍政権の負担を
国民に投げつけているようだ。国民を蔑ろにしてまでアベノミクスに固執することは
新たなスパイラルに陥る危険性が高い、その将来的な危険な状況の影がここまで伸びてきている。
優柔不断にも聞こえる、3月11日の発表と3月14日の発表の比較検討では答えが出せないような
気もするが、いまの所海外投資は日本市場に対してネガティブな印象を持っている。
4月5月も大切だが今を変えられるかが問題であり、黒田総裁もその為に3月14日の発表では
金融政策には限界が無いと事を示したかったのだろう。
日銀会合のある水曜日の一日前に発表した黒田総裁ですが、この発表の後
日銀の金融政策に期待をしていた海外投資家達は日本市場にソッポを向いた。
その気持ちの転換は市場にも顕著な形で現れ、発表の有った週の取引は
大きく値崩れをした。
ここまでは経済論として大きく知る事となっているのですが、週取引の終わる3月14日(金)
つまりは黒田総裁の発表から僅か3日後には黒田総裁が全く正反対の発言をしていることが
解った。
3月14日の黒田総裁へのインタビューリンク
このインタビューで黒田総裁は2年間で物価上昇2%を目指して金融政策に限界を求めないと
発言しています。どうやら総裁は消費税の増税による影響はその直前の3月現在ではなく、
増税後の4.5月頃がピークだとみているようです。
今、金融政策で株価を釣り上げてもどうせ4月には下がるのだから、政策が焼け石に水に
ならないように、敢えてセーブをしているのかもしれません。無理は禁物だな。
もしもそうと決まれば3月は金融政策も期待できないし、4月には増税の影響が出るので
早い段階で売り払ってしまった方が無難かもしれない。
問題なのはこの黒田総裁の態度はこれまでアベノミクスとして安倍政権と二人三脚で
進めていたデフレ脱却からの経済政策からは少し離れた考えだと思います。
当然の如く、今株価が下がればアベノミクスの真価が問われている段階で金融政策を行わず、
躊躇し、株安に甘んじる事は政権与党にとって大胆さを失い不利益になる。
しかし黒田総裁は政権与党自民党を顧みる事はせずに、日銀による独自の判断を重視した。
黒田総裁の目標は物価上昇2%引き上げることです。←インフレだよな。
安倍政権の目標は日本経済を復興させることです。←好況経済だよな。
この二つが互い違いに成る事は、スタグフレーションに向かう事になりそうだ。
不況下でありながらインフレが進むってことだな。
結論としては日銀の物価上昇2%は金融政策によって高い確率で達成できると思うのだが、
肝心の経済状況の方は増税やTPPなどを始め障害が多過ぎる。まるで安倍政権の負担を
国民に投げつけているようだ。国民を蔑ろにしてまでアベノミクスに固執することは
新たなスパイラルに陥る危険性が高い、その将来的な危険な状況の影がここまで伸びてきている。
優柔不断にも聞こえる、3月11日の発表と3月14日の発表の比較検討では答えが出せないような
気もするが、いまの所海外投資は日本市場に対してネガティブな印象を持っている。
4月5月も大切だが今を変えられるかが問題であり、黒田総裁もその為に3月14日の発表では
金融政策には限界が無いと事を示したかったのだろう。