寝転がって気ままに想う事

 世の中ってこんなもんです・・
面白可笑しくお喋りをしましょうか ^^

別件ですが…

2011年01月06日 08時53分05秒 | 日記
昨日年賀状が数枚届きました…
実は昨夏父が亡くなりまして賀状のあいさつをお断りする案内を出していました。 それでも…やっぱり年賀状が来ましたね(苦笑)
その中で一枚懐かしい人からの賀状がありました。
…と言いますのが私の以前の会社の後輩からでした。 どうして賀状が来たのかと考えたら住所が変わっていました。
そうか…と納得してよく見ると可愛い男の子が載っていました。
確か結婚したと風の噂を思い出しましたがもうこんな子ができていたです。月日のたつのは早いものですね!彼は新しい家族もできて正に意気揚々の人生を迎えようとしているのです。
これは大変喜ばしいことと私は心から祝福するつもりで早速返信を出すつもりでコンビニにハガキを買いに行きました。
手軽になりましたねぇ。昔ならハガキを買うのは郵便局と決まっていましたが、今は時間を気にする事なくいつでも買うことができます。
…で私は会社の途中にあるコンビニに寄りました。
正月を過ぎてさすがに年賀状の種類も少なく3種類から選べたのですが、 絵柄入りは5枚からでした。
私の欲しいのは一枚です。 困ったなぁと思ってカウンターの優しそうな店員さんに尋ねたところ『あぁ一枚でも大丈夫ですよ』気軽に返事してくれました。
私は遠慮なく一枚を求めました。
そしてすぐに店員さんが奥から持って来た年賀状… 官製はがきでした。
手にとるまでもなく裏面は白紙です。これはちょっと困ったぞ!私はこの真っ白いハガキを見て溜め息をつきました。
皆さんも経験があるでしょうが、一面真っ白なハガキになにを書いて埋めるかです。その点絵柄があると便利ですね。その部分を使って軽く近況を書けばOKだからです。
今更一枚だけプリントするわけにもいきませんし…
絵柄は最低5枚組です。『それをバラス訳にはいきません…』と優しい店員さんは穏やかな笑顔を称えて言います。 仕方なく私は結局官製はがき(裏無地)を一枚買いました。
帰り際に振り返るとあの店員さんの申し訳ないです!の会釈に見送られて私はコンビニを出ました。
…そして私は筆ペンで大きく謹賀新年と書きました。これで三分の一は取れたでしょう(笑)
あと近況を書き終わりさて宛て名書きだ…表に返して『あれっ』裏返して又表…
なんと言う事でしょうか(笑)逆さまに書いていました(笑)
所謂(いわゆる)目が点になった!
状態です。
私は深い溜め息を一つ吐くと裏面をマジマジと眺めました。
『う~ん』よく見ると近況を報せる文字が下手ッピ(笑)じゃあありませんか(笑) そりゃあ読めますが、相手はかつての部下です。これはいくらなんでも出せないぞ。私にも多少は自尊心がありますから…
まあそんな理由(こじつけ)を自分で作りながら書き損じたことを流していました。 ☆こんな風に私はマイナスなことがあったとしても違った観念を探し出してドガチャガでけりをつける生き方をいつの間にか身に着けるようになりました(笑)
…私は今度は近くにある郵便局に行きました。
ここは小型の店舗で実に愛想がよく私はたった一枚のハガキを恥じることなく買うことができました。
実を言うとここでは絵柄のあるハガキでさえ一枚で買えたのです。
さすが専門店と感動しましたが、内心しまった!と思いました。それでも結果これを使うから同じこと…私は得意のドガチャガで即座に得心していました。
そして今度は絵柄が具合よく配置していますから近況もスムーズにいきました。
見直してみてもまずまずです。
宛名を慎重に済ませて出来上がりです。
ほっと一息ついてタバコは…
『!』
情けないほどではありませんが、私は小さなほんとに極(ごく)小さな事を思い付いたのです。
それは何か?
ええ…ここに後輩からの年賀状、私が今書いた年賀状、そしてもう一枚あります!
書き損じた年賀状です。
賢明な皆さんなら直ぐに気がつかれていたでしょうが、一度必ず蹴躓(けつまず)かないと
懲りない私は今頃気がついたのです。
早い話が費用対効果の問題でした。郵便局では書き損じたハガキを下取りをしてくれるシステムがあったのでした。
私はあの愛想のよい局員さんをを前に書き損じたハガキの件を話しました。
小さな郵便局も幸いしました。十分ほど前でしたから私の拙(つたな)い説明を聞いて万事を悟られたようでした。
『あぁ判りましたよ』実にさわやかな声で私の依頼を引き受けた局員さんは『…で領収証ありますか?』と気さくな雰囲気です。
多分領収証で一度返金してから新たに書き損じたハガキを引き取るつもりだったのでしょう。
『あ…』と言ったかなんと返事をしたかおぼえていませんが、私の頭の中は真っ白い煙に覆われました。
絵柄の年賀状があってそれも一枚でも購入できると判ると途端にコンビニでのハガキを悔いていました…おまけにコンビニの官製ハガキは50円で郵便局の絵柄のハガキが55円。変なところでこだわりが交差してしまったために領収証までどうしたかは定かではありませんでした。
私は慌ててポケットを探り出しました。探りながら小銭入れで支払った事が頭に過ぎります。
そんなモタモタしていた私はふと思い出すのです。
『あの~領収証ですが…』
家計簿をつけるわけでもない私は確か要らないよ、と断ったことを思い出したのです。
局員さん…この人だ!私はこの人から絵柄つきの年賀状を買ったのです。『そうでしたね』新しい発見でもしたみたいにその局員さんも声を出しました。
足許のくずかごに手を入れました。 お客の要らないよ…と言う領収証なんかを捨てていたんでしょうね。
こちらからも見えるくらい近くのブリーのくずかごは軽くくしゃった紙が二三個見えていました。
私の領収証はすぐに見つかりました。
『ああこれこれ!』明るい声で紙屑を拡げて局員さんは私の前に戻ってきました。
こんなこと…つまり私みたいにそそっかしい奴はやっぱりいるようで、 一度この領収証でハガキを受け取ることにして55円返金します。そしてこの書き損じたハガキを新しいハガキに交換致します。付きましては手数料を10円頂きます。
その局員さんは一人で説明しながら私の手の平にお金を置いたり引いたりしました。
その間私はなすがままで眺めているだけです。(笑)これって制服の強みですね(笑)
この場合たかがハガキ一枚の金額でしたが、たとえばもっと高額な金額でもこんな風にテキパキとやられたら普通なら一遍に騙されるでしょうね。
取り敢えず私は無事に返信の年賀状を送る事ができました。
コンビニ50円+郵便局55円―55円+10円=60円…
収支は60円の出費でハガキ二枚に書いたのでした。 一枚は書き損じたハガキを引き取っていただきました。本来なら倍かかったものが僅か10円の費用で治まったのです。
『10円を笑う者は10円に泣く…』ややこしい話でしたがお許しを(笑) …
コメント
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