寝転がって気ままに想う事

 世の中ってこんなもんです・・
面白可笑しくお喋りをしましょうか ^^

鬼の目にも泪…15

2012年01月03日 07時50分28秒 | 日記
明けましておめでとうございます(*^▽^)/★*☆♪
今年もよろしくお願い致します。
昨年鬼塚専務の行幸の話をしていましたので早速続きに入りたいと思います(笑)
しかし一日専務とご一緒すると、くたびれますね(苦笑)
昼寝の鬼塚専務を尻目にようよう工場にたどり着きました。
工場では工場長以下工場幹部一同お出迎えです。
…そりゃあ、お得意先でさえお見送りするのですから、身内の工場など絶対ですね(笑)
「お疲れさまです」「おう!」
今度の「おう」はさっきのお得意先での返事とは感じが違います…(当たり前ですが…)
この鬼塚専務、さすがに貫禄がありますねぇ♪平伏している皆をチラッと見るとさっさと中に入られますが、後で「誰々が居なかったけど…」「あいつ元気なかったなぁ…」
など実に細部に気がつかれていらっしゃいます。
それで余計このお出迎えはみなさんピリピリしているのですね。
専務は車を降りる時 「あ…高村さん、帰りは何時だったかな?」尋ねられて私は咄嗟に「はい、10時にここを出られる予定になっています」
上等!! たぶん訊かれると思い覚えておいて正解でした(笑)
元々役員さんのスケジュールは秘書が管理しています。
たたこのように遠方の出張となると、目が届きません。
役員さんは前日に秘書から乗り物のチケットやスケジュール表を貰い説明を受けているはずですが…(笑)
こんな事はあまり気にしていません。こんな点では大雑把にできているのですね。
だから私たち運転士に訊いたりあるいは出張先の工場の総務課がアシストするわけですが、
人見知り(笑)する玉でもないのですが、つい馴染みの私たち運転士に訊ねていらっしゃるのです。
「そう、10時か…」ちょっと首をかしげながら「ここからホテルまでどれくらいかかるの…」
「はい、一時間ほどですが…」「じゃあ9時半にするか…」なんでも前倒しの好きな鬼塚専務です。(笑) 10時出発とは工場の連中との懇親会の終了時間でした。
それをこんな風に早めに帰ることはザラですから、私は落ち着いて「はい、それでは9時半に出られるようお待ちしています。」姿勢を正してお応えしました。
懇親会は工場の就業時間が6時ですから、6時半スタートでしょうか♪
それまで工場内で打ち合わせ、報告会などをこなされます。
6時過ぎの懇親会まで私は又々待機になります。
前にも言いましたが私たち運転士には待機も大切な仕事であります。
まず夕方の出発までの時間ですが、灰皿の掃除、ガソリンの給油、車内のチェックなどです。
これが済めば敷地内の駐車場に止めて待機です。
時間があればまず休憩室に入ります。
ほんとに休憩ですね… それで…私は短い間ですが、休息をとります。
…え!気楽でいいな!!ですって(笑)
とんでもない(苦笑)
このあと深夜に鬼塚専務をホテルまで送り届けなくてはなりません。これはとても重大な任務でありま~す(笑) …そして 9時を廻ったころ私は親睦会場に待機しました。
まだ早いかも知れませんが、何せ相手は鬼塚専務油断はできません。
この方は気が早いと言いますか…(歳は取りたくないですね)
決まった時間より早目のパブロン(笑)ですよ… まだ早いなんてタカをくくっていたらエライ目に会います(笑) 9時半ならまず9時過ぎに用意していて間違いないでしょう…
街中(まちなか)の親睦会場は其(それ)なりに賑やかなところにありましたが、何せ田舎町ですから…
私は会場のど真ん前に待機しています。
冬の夜は星が冴え渡っています。
見上げると懐かしい北斗七星が瞬(まばた)いていました。
月の明かりや夜星を眺めながらぼんやりとしていると、遠くどこかで笑い声が聞こえてきます。
「あ~」
たぶん親睦会の歓声でしょうか…
私も以前サラリーマンでしたから、こんな会によく参加していたものでした。
あれから…色々ありまして、この仕事に就いて4年になります。
今はあのころみたいに大勢でワイワイする中には入れません…
羨ましいとよく思いました…それは今でもこんな場面に出くわすと感じますが、私はもう生まれ変わった!と自分に言い聞かせています。
同僚はこの仕事を20年以上しているせいか私の感情を理解できないようですが、私たち運転士は孤独な仕事でもあるのです(苦笑)
コメント
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