出世はしたいが、ペコちゃんはしたくない…
これは誰もが感じていることでしょうね♪
ある程度の礼儀や節度のある対応は必要です。しかしいくら優秀な人材でも上司を侮る態度では抹殺されてしまうからです。(抹殺…殺される訳じゃあありません(笑)あくまでも左遷ですから…)
節度…難しいですね♪
こんな汚い店で飲めるものか!! そんな態度と、もっといい店に連れて下さいよ~と甘える態度… 性格的に出来る人は確かに有利でしょうが…
亀田部長はどうしても我慢できませんでした。「 東京と言えば銀座でしょう」
関西の人だったせいか東京は憧れの町でした…
きれいな(これは感性によりますが…♪)東京の女の子をハント
するぞ~♪ 何せ俺は一流企業の部長だぜ…
張り切って来た東京で専務の洗礼を受けたのでした。
これで次の日は仕事にならなくて銀座どころか都内のホテルで寝込んでいたのでした(笑)
「高辻さん、」
「はい、」振り替えると鬼塚専務です。ああ又あの話か…うんざりしていた高辻役員は腹の中で舌打ちしました。
う~ん 腕組みしながら鬼塚専務は高辻役員 に追いつくと
「時間大丈夫?」
「ええ…まだ…」
チラッと腕時計を見て高辻役員はうなずきました。
新幹線の時間までは一時間ありました。
「お茶しましょうか…」帰るつもりでいて本社の玄関先で呼び止められたのですが、
「ええ、時間が余るからブラブラしようと思っていたんですよ…」
鬼塚専務に合わせて歩きながら今夜は早く帰って みゆきと逢うつもりだったけどこりゃあダメだなぁ…ため息を吐きました。
〓みゆき…高辻役員の愛人です。詳しくは11年8月頃の君は優秀か…をご覧下さい。
「ああここなら駅も近いし」
東京駅の地下街に出ていました。
改札口から近い場所にカウンター式の簡単なバーがありました。
ここは専務と何度か飲んだバーでした。
高辻役員は先に入ると手近な椅子を探しあて鬼塚専務に椅子を勧めました。
「あ、どうも」
自然に出る上役への対応です。
こんなこと円山はしないだろうなぁ…
最近の話題と言えばまず新役員になった円山事業部長の件でした。 愚痴る鬼塚専務をなだめるのが高辻役員の役目です。
新人類で片付く話しも、こと役員となれば又別でしょう。
ここは…つまり東京駅の地下街のカウンターバーですが、本社の役員室で話せばいいのが、鬼塚専務とはもっぱらここが専務室でした(笑)
今までも重要な事柄をここで決めたことは数えきれないほどありました。
「でさぁ…」
ビールがテーブルに運ばれてきました。
何がお茶だよ(苦笑)
高辻役員は思いながらビールを持つと向かいの鬼塚専務に注ぎます。
「ありがと…」
話を止めてグラスを飲み干す姿を見て(この人よほど酒好きだな…) しみじみ思わずにはいられません。
確かに専務がお茶と言えばそれはお酒になりました。
専務のはお茶じゃあなくておちゃけ(おさけ)でしょう♪酔っては若宮本部長に冷やかされているのを高辻役員は思い出していました。
… これだけの冗談を円山や亀田が言えたらなぁ… とも思いました。
「それでさぁ…」
「はい、」ガラガラ声に気がついて高辻役員は我に返りました。
「どうしたらいいでしょう…」
鬼塚専務は高辻役員にだけは敬語を使います。
二人は二人三脚で十年あまり役員でやってきました…
いわば高辻役員は鬼塚専務の知恵袋でした(笑)
「そうですね…」
言葉を繋ぎますが、
何をどうしたいのか 聞きたいのはこちらだよ…
かんがえる振りをしながら鬼塚専務を見ました。
専務が「どうしたいのか」と訊いて来るときはまず結論を持っている場合でした。
ただその答えを確認したかった…みたいに
相手の意見を参考にするのです。
同じ答えなら納得するし、違えばこれは厄介で納得するまで食い下がってきます。
だから意見が合えば
新幹線も楽勝に間に合います(笑)つまりみゆきとの逢瀬も可能です(笑) 違っていた場合…下手をすれば新幹線の予約は取り消し、もう一晩東京泊まりになるのです。
…あ~困った、みゆきはどうしょうか…
高辻役員は考える振りをしながら帰りたいなぁ…とぼんやり考えていました。
これは誰もが感じていることでしょうね♪
ある程度の礼儀や節度のある対応は必要です。しかしいくら優秀な人材でも上司を侮る態度では抹殺されてしまうからです。(抹殺…殺される訳じゃあありません(笑)あくまでも左遷ですから…)
節度…難しいですね♪
こんな汚い店で飲めるものか!! そんな態度と、もっといい店に連れて下さいよ~と甘える態度… 性格的に出来る人は確かに有利でしょうが…
亀田部長はどうしても我慢できませんでした。「 東京と言えば銀座でしょう」
関西の人だったせいか東京は憧れの町でした…
きれいな(これは感性によりますが…♪)東京の女の子をハント
するぞ~♪ 何せ俺は一流企業の部長だぜ…
張り切って来た東京で専務の洗礼を受けたのでした。
これで次の日は仕事にならなくて銀座どころか都内のホテルで寝込んでいたのでした(笑)
「高辻さん、」
「はい、」振り替えると鬼塚専務です。ああ又あの話か…うんざりしていた高辻役員は腹の中で舌打ちしました。
う~ん 腕組みしながら鬼塚専務は高辻役員 に追いつくと
「時間大丈夫?」
「ええ…まだ…」
チラッと腕時計を見て高辻役員はうなずきました。
新幹線の時間までは一時間ありました。
「お茶しましょうか…」帰るつもりでいて本社の玄関先で呼び止められたのですが、
「ええ、時間が余るからブラブラしようと思っていたんですよ…」
鬼塚専務に合わせて歩きながら今夜は早く帰って みゆきと逢うつもりだったけどこりゃあダメだなぁ…ため息を吐きました。
〓みゆき…高辻役員の愛人です。詳しくは11年8月頃の君は優秀か…をご覧下さい。
「ああここなら駅も近いし」
東京駅の地下街に出ていました。
改札口から近い場所にカウンター式の簡単なバーがありました。
ここは専務と何度か飲んだバーでした。
高辻役員は先に入ると手近な椅子を探しあて鬼塚専務に椅子を勧めました。
「あ、どうも」
自然に出る上役への対応です。
こんなこと円山はしないだろうなぁ…
最近の話題と言えばまず新役員になった円山事業部長の件でした。 愚痴る鬼塚専務をなだめるのが高辻役員の役目です。
新人類で片付く話しも、こと役員となれば又別でしょう。
ここは…つまり東京駅の地下街のカウンターバーですが、本社の役員室で話せばいいのが、鬼塚専務とはもっぱらここが専務室でした(笑)
今までも重要な事柄をここで決めたことは数えきれないほどありました。
「でさぁ…」
ビールがテーブルに運ばれてきました。
何がお茶だよ(苦笑)
高辻役員は思いながらビールを持つと向かいの鬼塚専務に注ぎます。
「ありがと…」
話を止めてグラスを飲み干す姿を見て(この人よほど酒好きだな…) しみじみ思わずにはいられません。
確かに専務がお茶と言えばそれはお酒になりました。
専務のはお茶じゃあなくておちゃけ(おさけ)でしょう♪酔っては若宮本部長に冷やかされているのを高辻役員は思い出していました。
… これだけの冗談を円山や亀田が言えたらなぁ… とも思いました。
「それでさぁ…」
「はい、」ガラガラ声に気がついて高辻役員は我に返りました。
「どうしたらいいでしょう…」
鬼塚専務は高辻役員にだけは敬語を使います。
二人は二人三脚で十年あまり役員でやってきました…
いわば高辻役員は鬼塚専務の知恵袋でした(笑)
「そうですね…」
言葉を繋ぎますが、
何をどうしたいのか 聞きたいのはこちらだよ…
かんがえる振りをしながら鬼塚専務を見ました。
専務が「どうしたいのか」と訊いて来るときはまず結論を持っている場合でした。
ただその答えを確認したかった…みたいに
相手の意見を参考にするのです。
同じ答えなら納得するし、違えばこれは厄介で納得するまで食い下がってきます。
だから意見が合えば
新幹線も楽勝に間に合います(笑)つまりみゆきとの逢瀬も可能です(笑) 違っていた場合…下手をすれば新幹線の予約は取り消し、もう一晩東京泊まりになるのです。
…あ~困った、みゆきはどうしょうか…
高辻役員は考える振りをしながら帰りたいなぁ…とぼんやり考えていました。