鬼の目にも泪…１６

この時期(１１月末)
今年は寒かった…ですね(まだ済んでいませんが…)
山ではチラホラ初雪の便りもありました。 ところで昨日しんみりした話しになりましたが、気分を変えていきましょう(笑)
私は９時すぎに懇親会場の前にスタンバイします。
今や今やと待ち構えていました…(笑)
「プルプル♪」携帯が鳴ったのは９時15分過ぎでした。
「あ～モシモシ…」
「はい、高村です」
「あぁ…た・か・む・らさんですか？」
高村だって言ってるだろ(苦笑)
「はい、高村ですが…」声に覚えがありました…
「あの…今どちらにいらっしゃいますか…」かなり呂律(ろれつ)が回らなくなっています(苦笑)
「はい、お店の前にいますが…」
私はあくまでも冷静に応答しています。
だって酔っぱらいですよ～相手は(笑)
「そ、そ、そうですか…」よくいるんですよ…段取りの悪い奴がね(笑) 私は「お前より専務のことはわかってるんだよ」どうせ大したことないヘッポコだろう…腹の中で笑っていました。
「じゃあ…○×△□…」
「え！」何だかわからないよ～(苦笑)
「なんですか？」
「○×△□▲◆…」
ち、ちょっと、どうなっているのよ(苦笑)
いくら酔っぱらってもわかるように話してよ～
！！ 私は怒鳴ってやろうか!!と思った瞬間でした。
こ、この声は!!
「は、はい！」
なんと電話の声は鬼塚専務です!!
「あのね～ホ、ホタルまでどんだくかくるのですか？」
「どんだく～？」
私も必死です(笑)
ニァンスから時間を訊ねていらっしゃるのは直ぐにわかりました… 「はい、いちずかんです!!」
つられて私も鈍ってしまいましたが(笑)
「あ、そう…じゃあもうつょっとしらら出るからね～」
「はい、承知しました」
「ガチャン!!」
携帯なのにガチャンはないでしょうが～(笑)
よく考えたら確かにガチャンです…
私は携帯の履歴を見ました。
０７４××… なるほど… 鬼塚専務はお店の電話を使われたのでした。 きっと誰かに掛けさせたのでしょうが(笑)
たまに専務の悪戯が出るのは知っていましたが(笑) まさかこんな風にされるとは…
電話の向こうであたふたするのを楽しんでいらっしゃる顔が浮かんできますよ(笑) (気がついてよかったな～)
それから直ぐに工場の総務課長がお店から出てきました。

「もう出てこられますから…」木を鼻で括ったような言い種(ぐさ)でした。
このほろ酔い加減の課長はキツネ顔の４０台ですね…
うちみたいな製造会社の総務は云わばヨイショを生業にした雑役係りみたいなものです。
従業員の福利厚生や慶弔関係、公的機関との渉外(お付き合い)宴会など非生産部門の骨頂です。
技術も無ければ知識もありません。
「あいつらは俺たちが食わせてやっているんだ」いつも工場の連中からは軽く見られる傾向があるせいか、そのぶんを私たち下部組織に被せてくるのが特長ですね(苦笑)
嫌な職割りとわかっていますから同情されるはずですが、先回りしたような開き直りが総務課全体にへばりついているのでしょうか、 ここの課員は皆さん同じような険のある嫌味な人間に育っています。 …
恐らくはお店の中側ではヘコヘコしながら愛想笑いを振り撒いて外に出た途端能面の如く振る舞うのですよ(怒)。
まぁ人には各々(それぞれ)の立場や生きざまがある訳ですから、大人の私は今更とやかくは言いません。
#言ってるだろう!!(外野の声)
最近随分と泣きが入ってきましたね(笑)
続きは明日に…
再見♪