寝転がって気ままに想う事

 世の中ってこんなもんです・・
面白可笑しくお喋りをしましょうか ^^

さあ大変、異動だ!(3)

2012年01月18日 08時42分12秒 | 日記
新幹線の酒盛りは終点東京まで続きます(笑) それで終わりかと思うのは浅はかな考えです。
到着の午後9時頃ですが、二次会?が待っていました。
ヘロヘロになった幹部連中…(笑)
否応なしに二次会に行くのです。
ところでこの鬼塚専務はお金にきれいな方です。
きれいと言いますか、細かいのかも知れません。
大体東証一部上場企業の専務です。
このクラスならば新橋、神楽坂…東京駅から近いのなら銀座に飲みに行くのが相場でしょうか…
それを名前は伏せますがKK屋(わかる人はわかります)なんて普通のリーマンがたむろする場所が大好きですね♪
勘定なんか二時間粘ってやっと三千円 です(笑)
テーブルなんか白っぽい上着なんか薄汚れしてしまうようなお店ですが(笑)… 何故か鬼塚専務はこのお店が大のお気に入りでした。 それもチェーン店ですから八重洲にあったり秋原葉にあったりと、つまりこの会社の周辺に出ていました。
偶然でしょうが、何度も言いますように会社は東証一部上場企業であります。 それもかなりの大手企業です(笑)四十代で男盛りの部長や課長は肩で風を切るようにしてきれいどころのお店に行きたくてウズウズしています。それはわかりますが、鬼塚専務は素知らぬ顔でいらっしゃいます(笑)会社の名誉に補足しますと交際費はたっぷりと持っていらっしゃるのですが…(笑)それで たぶん私の推測ですが、銀座や新橋、神楽坂辺りで遊び過ぎてその反動で場末の居酒屋に戻ってしまったのだと思いますね…(笑) 銀座も何十年通えばどうでもよくなるのでしょうね。(あ~そんな身分になってみたいものです)
亀田部長がぼやいていました…
「この前エライ目に逢いましたよ…」
「何ですか…」
私が尋ねると
「4時に新幹線に乗って東京に着いたら小汚ない店に連れていかれておまけに2時ですよ!帰ったの!!」
「帰ったってホテルに?」
亀田部長は関西の所属です。
たぶん鬼塚専務と一緒に新幹線に乗ったのでしょうね(笑)
「ええ…」
うなずきながら亀田部長は思い出すのもこりごり…の様子でした。 「じゃあ東京駅に着いてから例の…」
「そうそう…高村さん、よく知っていますね♪」
「ええ有名ですよ…(微笑)」
私がニヤニヤしながら返事しますと、ため息をつきながら
「まさかあんな店に行くなんて…」
又々ため息です(笑)
「そんなにヒドイ店なんですか?」
「ヒドイ…なんて汚いんですよ!!」
なるほど亀田部長は社内切ってのお洒落な人でしたから、服が汚れる飲み屋なんて許せなかったのでしょうね♪
でも鬼塚専務はお構いなしでした。
そのお店に延々午前1時までいらっしゃいました。
「4時から飲みづくめで1時まで…」
「ほ~」私は感心するよりありません(笑)
「1時までですよ!!」
まてまて、そう興奮しないで…(苦笑)
「それで…」
「何時間だと思います?」
何時間…? 「う~ん4時からだと…」
私は指折りながら考えました。
「九時間ですよ!!九時間!!」
はいはい…わかりましたよ(笑)…
要するに九時間飲んだわけですなぁ…
「一体会社で仕事するより長いのですよ!」
「ほぇ~」
私もさすがに驚きましたね(笑)
亀田部長が憤慨しながら言うのも無理はありません(笑)
まぁまぁ… 憤(いきどう)る亀田部長をなだめて思いました。
お洒落れな亀田部長はさぞや居心地の悪い顔で居たことを…又それを肴に飲んでいた鬼塚専務を…
これじゃあ亀田部長の昇進の目はないな!
ヒドイようでも、しょせんはサラリーマンです。上司に好かれない奴はダメなのです。
そのてん若宮本部長などは同じお洒落れな人ですが対応はずいぶん違っていたでしょうね♪
「専務!今日は銀座だと思ってこんなにいい服来ているんですよ」「ばか野郎…お前なんかこんな店で十分だよ♪」あくまでも笑いながらですよ…
こんな風にフトコロに飛び込むのが秘訣でしょうね♪
亀田部長は堅物すぎたのです…
コメント
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