寝転がって気ままに想う事

 世の中ってこんなもんです・・
面白可笑しくお喋りをしましょうか ^^

私の履歴書・・②

2020年12月17日 07時11分25秒 | 笑い

  おはようございます^^

空いっぱいに真っ白い雲が拡がっています。雪こそ降ってませんが気温は一桁…それも3度?低温注意報も発令されていますしほんと

こんな寒くて真っ白な朝は元気なんか出てくるはずもないし 思わず 悲しい色やね…と歌っちゃいました^^ とこれを聴いてピンきた人

^^ 大阪ベイブルース~♬とつられて口ずさんでいませんか(笑)

さて昨日の続きを思い出しましょう… 大手企業の子会社の面接を受けに行ったら 途中入社の年齢制限がありました。47歳までなら正社員、

それを越えたひとは契約社員 とまぁはっきりとした規定があるものです。この一線の設け方ですが 確か退職金が出るのが在籍10年以上

と規定されているから…という説明に釈然としないながら、いずれにしても他に芳しい働き先も無いし ここで契約社員に甘んじながら

行けるとこまで と考えたり他にいいとこ無いかなぁ と藁にもすがる思いでいました。 それで 正社員募集…一流企業の役員の送迎

・・の広告を見たのは翌日でしたね。 私は役員の送迎のための運転士 なんて職業がこの世にあるなんて全く知りませんでした。

工場の契約社員の返事は翌週の月曜日まで となっていましたし、ハローワークの求人や新聞の求人広告も同じような内容で

かなり焦っていましたね。辞めた仕事の愚痴を話すと長くなるので割愛しますが、少し後悔もしていました。

そんな時にこの広告でしたから もう なんでもええわぃ と半場ヤケクソ気分ながら 正社員の魅力に惹かれていました。

そんな訳で善は急げではありませんが直ぐに電話で面接を申し込みますと 明日はどう、とあっさりと面接の日程が決まりました。

翌日指定されたホテルに行きますと、あれれ…私とよく似たスーツ姿が何人もいるじゃぁありませんか。

ホテルといってもビジネスホテルに毛の生えた程度でしたから 一階のロビーに56人(念の為ごろく人ですから)…のスーツ姿が

いるともう一杯でした。

私は後ろから前にいるスーツ姿を覗いてみました。 一体どんな奴が来てるんやろ…とね^^ 

面接時の基本としてグレー若しくは黒のスーツとは永遠の定番になっているようで 私なんか以前の職業柄たくさんスーツを

持っていましたが、大人し目の黒やグレーのいわゆるリクルートスーツはあまりありませんでした。ですから今回もブルー色

のスーツを着て来ましたが前の連中を見て こりゃぁアカン…と観念しました。

スーツ姿というのは年齢より多少老けて見えるというのが常識です。老けてというより大人びて見える と言い直しましょうか。

兎に角 ビジネスの世界では信用=年配 というくらいですから 若い人は挙(こぞ)ってスーツを着ました。そんな風習が今でも 

あるようでこのホテルに集まったスーツ姿の連中は皆若いのです…いや、若く見えたのですが実際はもう少し年がいってるでしょうか。

まぁ人の年ほど分かり難いものはありません。ですが ここにいる連中は およそ四十代…スーツの着こなしから三十過ぎの人

ではないかと思われるニイちゃんもいました。私はそんな連中のそばから離れタバコを吸いに出ました。

ああ…タバコの灰を受け皿に落としながら ため息が出ました。というのは 今までの面接の経験から こんな若手と一緒に

なって選ばれたことはありませんでした。この時代は バブルが十数年前に終わっても不景気が払拭されてなく長い低成長の

泥沼から抜け出せなくてもがいていました。そんなときに政府が摂った政策が特殊な資格技術を持った技能者に限り雇用形態を

終身雇用とせずに短期間の派遣の雇用とする という苦肉の策でした。当時の日本はバブルは弾けたけど 人件費が高くなったまま

でこれでは人件費倒れになる危機感がどこでもあったそうです。ですから 単純作業に技術を持った技能者を雇うのでした。

会社の生産が忙しい時にこの制度は生産性が上がってよい結果を出しました。そして受注が低迷すると この派遣社員の雇用を解消

して余分な人件費をカットすることで人件費用を抑えることができます。

この手法は よく言えば日本の企業の経営を立て直すには最適でした。半面、雇用の不安定さが浮き彫りになりました。

実際大手企業が不況になると人員の整理のために解雇できる派遣社員があるのは良いのですが、解雇された人は堪ったものでは

ありません。世の中はたちまち失業率がうなぎ上り上がりました…とはならなったのが国家公務員の優秀なところでしょう(冷笑) 

失業率が数パーセントなんて国は世界中どこを探してもありません。日本は世界で類をみない雇用の安定した国だ、いうのが

政府の自慢でしたが、中身は違います。失業率を有効求人倍率と置き換えたのが優秀官僚の腕の見せ所。本来なら求人とは

正社員の求人を指すのですが、派遣法が出来てそれや請負業、パートアルバイトも含んだ数値に変わりました。しかも

男女雇用機会均等法なるおかしな法律を定めた結果、求人票に載る職業は すべて性別不問、年齢不問となりました。

ですから掃除のおばちゃんの募集に若い男が行って相手方が面食らったり、土方の求人におばちゃんが来たりで一時会社の方が

てんやわんやしました。

私も面接に行った会社で担当者が分かり難くてすみません、実はうちの会社は35歳くらいまでの営業が欲しかったのですが

ハローワークが 年齢や性別を決めてはいけません、と言うので仕方なくあのように書いたのです、と詫びられたことがありました。

【悲しい色やね 上田正樹】参照しました

続きます・・

 

 

 

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