おはようございます^^
世の中は 自民党の総裁(そうさい)選挙で持ち切りです…
え、惣菜占拠‥‥ 八百屋かなんかがストしたか! なんて朝からクサイ 洒落にもならない始まりですみません。
大体 総裁選挙ってなに?という人もいらっしゃるでしょう。そういう私だってこの歳になって皆さんに説明を
できるほど分かっていません。
ただ選挙の独特の用語は ちょっと気になると言えば気になって いつか取り上げてみたいな、と思っていました。
その選挙の用語というのは 例えば○○市長が 今度の市長選挙に出馬(しゅつば)します。この出馬 というのは戦場に
武将が出るときを馬に乗っていくから 出馬と言ったものです。他にも 陣中見舞いだとか 出陣式 選挙は闘いだ、
と何処かのエライセンセイがおっしゃったからでしょうか、兎にも角にも 戦争用語が当たり前のように使われています、
ただし戦争と言っても中世の時代背景で許せるんでしょうねぇ…でもね、後援会の人以外は 皆、淡々としています。
今日は △△さんに頼まれたから仕方なしに出てきたんだよ… そんな人は見ていてわかりますが
私もサラリーマン時代には 当時のゼンセンに所属していましたからそれなりに選挙の応援などに出ました…?
ん、出ました というのは大袈裟かな、本当は 駆り出された というのが正しいのですね^^
※ゼンセン‥通称ゼンセン同盟と言いまして日本の多くの企業の労働組合が所属しているそうです)
この選挙というものは生涯関係なく過ごした人もいらっしゃるし、大変深く関わった方も大勢いらっしゃたでしょう。
でも、なることならご本人の立候補以外でしたらあまり関わらないのが幸せかと私は思っています。
さて、話を戻しますが 選挙中に街頭演説が近くでありますと、もうこれは大変なことになります。
仕事の最中に外線(当時は携帯はありませんでした)が掛かってきて 嫌な予感がするのを抑えて ハイ、もしもし、
と出ると▢▢会社 の誰々です、実は 来週の火曜日に○○さん(候補者)が演説に来られます、はぁ…嫌な予感的中
それで▼▼さんところ(当時の会社)から当日に15人ほど動員をお願いできませんか。
サラリというのが秘訣だと後から聞いたのですが、まぁ この選挙の前にゼンセンの地区会議で 今度の
衆議院選挙の応援体制について ゼンセンのエライ方が延々と話をされたのですが、こっちは 早く帰りたいだけ
ですから欲も得もなく只 うなずきマンしながら 途中小用に行ったりしてあくびを噛み殺していました。
だってこっちは自民が勝とうと民主が負けようが(同じことか)全然関心がないんですから‥ 会議の会場で親身
になっているのは地区の役員さん。 いろいろなエライ人の話の中で たまに同意を求める拍手をさせられるので
うっかり寝てもいられなくて 途中から腕時計とにらめっこ、トイレに行ってもよろしいですか、
ハイ、イットイレ‥なんて あの時代はタバコが全盛期でした。トイレに行く前にちょっと一服 行った後に
一服、あんたとこ 景気はどないですか?とこんな場で相手の会社の様子を聞いても仕方ないけど それをネタに
又一服‥あ、そうや、どうも今回はこっちの方で立ち合いを思てるみたいだよ。 えっ、え~ この驚いた様子を
言葉に示すのは ホント難しいですねぇ… 衆議院選挙は県下一円で候補者が立会演説を行いますが それは大体
決まった場所県庁前だとかショッピングセンターであって 選挙のたびにその定番の場所で演説をするのですが
たまに他の場所を選ぶのです。
テストでいえば抜き打ち みたいなものですが、それをたまにやられた時に組合の役員をしていたら災難ですね。
皆さんもテレビの選挙戦の放映を ちょっと思い出してみて下さい、 え、全然覚えてない‥まぁまぁ
そう邪険にしないで お愛想よく お付き合いをして下さい、 それで 渋谷駅前だとか仙台駅前みたいな
大きなターミナルは絶対的な立ち合い演説の場所ですね。 それをテレビで観ていますと 選挙カーの周りは
もとより周辺は、ひと・ひと・ひとの波ですね。
おお さすが誰々の演説、仰山(ぎょうさん)来てるなぁ…とただただ感心していてはあきません。
あの演説を聞きに来てるのは ほとんどが サ・ク・ラ ^^中には ただの通行人がたまたま通り掛かった時に
群衆が集まってるのに気を奪われて立ち止まってしまう‥これは主催者の思うつぼ、いわゆる群集心理というヤツで
巧妙に人を操る戦術らしいのです。
もっとも私らの地区では大きなターミナルもありませんから 昔栄えた商店街の目抜き通りの四つ角 そんなところで
演説って大丈夫なの? 商店街の中心とはいえ クルマ ビュンビュンのところに人を集めてどうもないのか
と思いますよね。そしたら選挙の責任者‥参謀かな 両方の手を拡げて なぁに 演説は 五分ですから その間だけ
皆さんが 候補者を応援して上げて下さい。 と何も気にせず横柄な態度でいうのです。
話しの途中ですが 演説の前置きに 後援会から前菜といいますか応援演説があります。 その話しの中で必須は
今回は大変苦戦をしています、ですからここにいらっしゃる皆さまに是非応援をよろしくお願い致します。
これを間違って 今回は既に票読み予想では当選確実までいきました。 ‥皆さんのおかげです なんて言ったら最後
有権者って(世間かも知れません) 薄情なんですよ。
な~んだ もういいのか…となってしまい 選挙応援がダレてしまうそうで、選挙って所詮は他人の事ですから、
もう大丈夫なら 明日の応援演説会は行かんとこかなぁ… これに行かないとサクラの数も少なくなって 見栄えが
悪くなるんですねぇ。すると昨日の話じゃぁないですが、悪い風評が流れるのですね。△△候補は人気がない、とね。
そんな訳で 立会演説の時の動員は わりとシビアな人数を要求されまして 何時何分にここに15人で来てください
で‥当日 ハイ、▼▼(ウチの会社です)さんとこ、15名 オッケーですね、 人数まで数えられませんが 周りの
頭の数を見ると およそわかるのだそうで 選挙参謀とはえらいもんだなぁ…と変なところで関心をしたものでした。
まぁこの総裁選挙とは比べ物にならない話でしたが、懐かしい想い出 でした。