おはようございます。
今日は ある競技がものすごく注目される日です。
さて、なんでしょうか(笑)
‥‥ラグビーは終わったし‥バレーボールも済んだし アジア大会、体操世界選手権‥
大体のモノは終わった…はず?
イエイエ ひとつ残っていました。ヒント将棋 !
どうですか。もう お分かりになられたと思います。たぶん明日の朝のテレビで映ると思いますね。
先日竜王戦の第一局がありました。其れまで少し調子を落としていた?藤井竜王は同学年対決を制して
先ずはひと安心。この王座戦に集中して臨むことが出来きるでしょう。
今将棋が注目されるのは、将棋界にある八つのタイトルを七つまで保持している藤井七冠が残るタイトル‥王座位を
獲得すると 前人未到の八冠獲得になるからです。過去に中原誠十六世名人が当時のタイトルすべてを獲得した時が
五冠王でした。そして あの有名な羽生善治九段は当時あった七つのタイトルすべてを獲得しまして七冠王となり
空前絶後の将棋ブームが起こりましたね。あれから三十年近く経って タイトル数が八つに増えて これだけのタイトルを
全て獲得するのは無理でしょう。とみんなが思っていましたが 今から6年前に藤井翔太さんがすい星の如く現れて
たった五年ほどで七つのタイトルを獲得しその途中に保持するタイトルの防衛も果たして残るタイトル 王座位の挑戦中
であります。この王座戦は5番勝負で先に3勝した方が新たな王座位を獲得するのです。
王座位を保持しているのは永瀬拓矢王座。31歳という若さですでにこの王座位を獲得してから3度防衛していて
今回防衛しますと名誉王座という称号を得られます。藤井竜王はこの王座位を獲得すると八冠達成、どちらもこの一戦は
是が非でも勝ちたい、そんな背景があります。
ところで 現在の対戦成績は藤井竜王の2勝1敗。あと1勝で晴れて王座位を獲得ですね。
冒頭 藤井竜王が調子を落としていた?と書いたのですが ご本人のコメントにはありませんが将棋の内容が
中盤から終盤にかけて切れ味と言いますか今ひとつのように思われました。第一戦は絶対的なリードから
決め手を逃して混戦になって途中に攻めがとん挫してそのまま押し切られて惨敗。第二戦は中盤からリードを
しながら永瀬王座の粘りにあわや引き分けかと思われましたが最後は何とか勝ちました。
そのあとの第三戦は中盤から作戦負けになってしまい終盤は永瀬王座の必勝形になりました。
あとは寄せるだけになった最後の飛車の王手の対応で思考がエアポケットに入ったと本人の話しで‥‥
永瀬王座は痛恨の失着、タイトル戦史上に残るような大逆転負けを喫しました。
終局後はあまりの事にご本人はおろか関係者も茫然自失 藤井竜王は薄氷を踏むような奇跡の勝利を得ました。
そして迎えた今日の第四局。藤井竜王が本来の力を出して勝てば前人未到の八冠達成。
敗ければ、2勝2敗の五分になって 最終第五局に奪取か防衛かが掛かる大一番になります。
藤井竜王には もうひとつ負けてもいい という余裕があります。
然し勝負事ですから何が有るか分かりません。だからこの第四局で決めようと心して臨むでしょうね。
どちらも頑張って歴史に遺るような名局を育んでもらえたらいいですねぇ。