鹿島道路は、新しいアスファルト合材をほとんど必要としない既設路面の補修工法「H&H(ヒート&ヒーリング)工法」を開発し、現道で試験施工を実施したそうです。
既設路面を加熱して約2cmの深さまでかきほぐした後に、補足材として最大径5mm程度のアスファルト合材を少量まいてレーキでならし、転圧して路面を修復する。既設路面材をそのまま使用する「リサイクル」工法です。切削や廃材処理を必要とせず、1回の重機の走行で施工が終わるそうです。
鹿島道路が開発した簡易な路面維持工法である「ヒートスティック工法」を改良したそうです。ヒートスティック工法ではかきほぐすまで同じ工程だが、その後に薄層アスファルトを舗設する。そのため、路面が数センチメートル高くなっていました。H&H工法を使用すれば、薄層アスファルト舗装が不要なので、路面の高さは施工前後で変化しない。
ヒートスティック工法は、一般的な切削オーバーレイ工法と比べて大幅に施工コストを削減できます。H&H工法の施工コストは、そのヒートスティック工法の半分ほどで済むそうです。
耐久性は舗装の打ち換えと比較して劣るので、使用できる場所は制限されます。例えば、交通量が少ない生活道路で、軽微なクラックや小さな段差、路面の荒れなどの補修への適用が考えられます。鹿島道路は今後、施工コストを抑制できる利点を生かして、自治体へ提案していく方針です。今までの日本のインフラは、道路を補修する考えはあまりなく、新規で建設してきました。借金の多い日本は、定期的に点検して寿命を延ばす事がこれからは重要だと思います。
既設路面を加熱して約2cmの深さまでかきほぐした後に、補足材として最大径5mm程度のアスファルト合材を少量まいてレーキでならし、転圧して路面を修復する。既設路面材をそのまま使用する「リサイクル」工法です。切削や廃材処理を必要とせず、1回の重機の走行で施工が終わるそうです。
鹿島道路が開発した簡易な路面維持工法である「ヒートスティック工法」を改良したそうです。ヒートスティック工法ではかきほぐすまで同じ工程だが、その後に薄層アスファルトを舗設する。そのため、路面が数センチメートル高くなっていました。H&H工法を使用すれば、薄層アスファルト舗装が不要なので、路面の高さは施工前後で変化しない。
ヒートスティック工法は、一般的な切削オーバーレイ工法と比べて大幅に施工コストを削減できます。H&H工法の施工コストは、そのヒートスティック工法の半分ほどで済むそうです。
耐久性は舗装の打ち換えと比較して劣るので、使用できる場所は制限されます。例えば、交通量が少ない生活道路で、軽微なクラックや小さな段差、路面の荒れなどの補修への適用が考えられます。鹿島道路は今後、施工コストを抑制できる利点を生かして、自治体へ提案していく方針です。今までの日本のインフラは、道路を補修する考えはあまりなく、新規で建設してきました。借金の多い日本は、定期的に点検して寿命を延ばす事がこれからは重要だと思います。