築地まぐろ屋3代目 豊洲市場場内からのマグロ新鮮情報

築地市場場内で40年以上のマグロ仲卸をしている、『松井水産』より、豊洲に移動しマグロの仕入れ情報、お得情報を毎日に配信

7:3で(笑)

2022-06-25 09:01:17 | Weblog
今日も昨日と同じ感じで、本マグロは境港が中心ですが、塩釜もあっての
旋網漁の100キロ弱サイズと、あとニュージーランド産と
オーストラリア産の天然インドが多数。
割合で言うと7がインド、3が旋網本マグロでの7:3くらい。
本数は圧倒的にインドの方が多かったです。

冷凍インドのセリ場が非常に高くなってしまっている今、生インドで本数がまとまれば
冷凍のインドよりも安く買えると、普段は生を買わない冷凍専門のマグロ屋さんも
ちらほら生インド買いに来ているのを見かけましたね。
もともと水気が少ないインドでしたら、お店で降ろして冷凍かけても
品質は全然問題ないので結構そうやられているマグロ屋さんも見かけます。

いまでこそ周りのマグロ屋さんも普通に生を冷凍かけて凍らせていますけど、
昔は生セリ場で仕入れた生マグロを凍らせるというのはなんとなくご法度な空気があり、
あまり冷凍かけるという事はしていなかったように思います。
「生屋としてのプライドに賭けて!!」
みたいなものもありましたよね~・・・昔は(笑)

という事で今日もインドも仕入れているのですが、写真は昨日仕入れて今日卸しました
境港の旋網漁天然本マグロ!!




いよいよ旋網漁、漁獲枠も迫ってきているようであと何回出るか??みたいな感じのようです。
そうなると次はインドが中心となりますかね~~??


大西洋ボストン・カナダ産のジャンボは現地で漁はやっているようですが、
レートの問題とアメリカの物価高で日本で売るよりはるかに高く売れるらしく、
当面日本には来ないのではないか??とのことです。
8月からは大間も始まるでしょうが、出はじめは脂無しのヤケありという感じなので・・・

インド頼みになっちゃうかもですね~~~(><)