築地まぐろ屋3代目 豊洲市場場内からのマグロ新鮮情報

築地市場場内で40年以上のマグロ仲卸をしている、『松井水産』より、豊洲に移動しマグロの仕入れ情報、お得情報を毎日に配信

結局は旋網

2024-11-07 09:17:21 | Weblog
例年、秋といえば主なマグロと言えば大西洋ジャンボなのですが
今年は塩釜の旋網漁がずっと続いており10月はほとんど塩釜の旋網にお世話になりました(^^;)
月が変わって11月の今のところは続いており、大西洋ジャンボのボストン・カナダ産も出ているんですが
結局は塩釜の旋網漁を買ってしまうという・・・
旋網漁はその名のごとく「網」の漁なので血抜きがしっかりできていなかったり、身が柔らかかったりと
弱点も多いんですが良い点も多く、味が良く脂も出やすい、そして値段も大捕り故の買いやすさだったり・・・
ただやはり血栓の多さはお得意様に一番ご指摘を受ける点で、延縄漁など1本1本すぐに手当を行う漁の魚とは
違う点などをご説明したうえでご納得いただくほか無いのが実情。
故に延縄漁は他の漁に比べて高いんですけどね(^^;)


今日も塩釜の旋網漁が中心で出ている中、津軽海峡の延縄漁のマグロが数本。
やっぱり高いですよ・・・延縄。
あとは大西洋ジャンボのカナダ産も延縄漁がありましたがこちらは魚体が大きすぎるんですかね~?
あまり値段出てない感じでした。
魚の内容も多少、ありますが・・・





ホント、今年の秋は塩釜の旋網漁でだいぶ助かってます(^^;)
旋網以外も欲しいな~とは思うんですけど、結局は旋網になってしまうという。。。

まー品物良いんでイイ?かな??笑

地味に(といっては失礼ですが)塩釜のバチも出てます。
品物良さそうですが、完全に旋網漁の影に隠れてしまっております(><)