人が血を流しバタバタ倒れる
アフリカ大陸の選手権であるアフリカ・ネーションズカップ2019の決勝が行われ、アルジェリアとセネガルが対戦した。アルジェリアのフォーメーションは4-4-2、セネガルは4-2-3-1だ。
なんと決勝弾は試合開始1分20秒だった。
アルジェリアのバグダード・ブーンジャーが左サイドからドリブルでカットイン。彼が打ったシュートがセネガルDFの足に当たり、空高く舞い上がったボールはGKの頭上を計ったようにゴールへ吸い込まれた。この1点を守り切ってアルジェリアがみごと優勝した。
先制点が早い時間帯だったせいか、波乱の幕開けになった。その後の試合は荒れに荒れる大乱戦である。
準決勝のナイジェリア戦では組織的だったアルジェリアは、決勝で気がはやるのか中盤を省略してロングボールを放り込む。それに対抗するかのように、セネガルもロングボールを敵陣に突き刺す。もはやシステムもへちまもない「戦争」だ。
当然、オープンな撃ち合いになり、中盤はこぼれ球を競り合いデュエルの応酬だ。たまたまいいところにボールが転がってきたほうが勝つサッカーである。カラダとカラダがぶつかり合い、人が血を流してバタバタ倒れる。個と個が競う激闘だ。
組織的なはずのアルジェリアの豹変ぶりを見ればわかる通り、ふだんはロジカルに戦うよう訓練されてはいても、決勝とあってアフリカの「戦士」の血が騒ぐのだろう。槍をボールに変えての、個と個によるまさに戦争が展開された。
日本人から見れば考えられないが、こういうサッカーも世界にはあるのだ。
もはや秩序や組織などないカオスである。ボックス内で競り合いになったFWは、必ずオーバーにぶっ倒れてPKをもらおうとする。
それだけじゃない。ハーフタイムに入ったかと思うと、引き上げてきた敵味方同士が入り乱れてピッチの上で小競り合いになる。もう血が騒いでアウト・オブ・コントロールなのだろう。こういうメンタリティもあるんだなぁ、と、ある意味、感心した。世界は広いのだ。
てなわけで準決勝の記事で予想した通り、アルジェリアが優勝してめでたし、めでたし。いやはや、いいもん見せてもらいました。
アフリカ大陸の選手権であるアフリカ・ネーションズカップ2019の決勝が行われ、アルジェリアとセネガルが対戦した。アルジェリアのフォーメーションは4-4-2、セネガルは4-2-3-1だ。
なんと決勝弾は試合開始1分20秒だった。
アルジェリアのバグダード・ブーンジャーが左サイドからドリブルでカットイン。彼が打ったシュートがセネガルDFの足に当たり、空高く舞い上がったボールはGKの頭上を計ったようにゴールへ吸い込まれた。この1点を守り切ってアルジェリアがみごと優勝した。
先制点が早い時間帯だったせいか、波乱の幕開けになった。その後の試合は荒れに荒れる大乱戦である。
準決勝のナイジェリア戦では組織的だったアルジェリアは、決勝で気がはやるのか中盤を省略してロングボールを放り込む。それに対抗するかのように、セネガルもロングボールを敵陣に突き刺す。もはやシステムもへちまもない「戦争」だ。
当然、オープンな撃ち合いになり、中盤はこぼれ球を競り合いデュエルの応酬だ。たまたまいいところにボールが転がってきたほうが勝つサッカーである。カラダとカラダがぶつかり合い、人が血を流してバタバタ倒れる。個と個が競う激闘だ。
組織的なはずのアルジェリアの豹変ぶりを見ればわかる通り、ふだんはロジカルに戦うよう訓練されてはいても、決勝とあってアフリカの「戦士」の血が騒ぐのだろう。槍をボールに変えての、個と個によるまさに戦争が展開された。
日本人から見れば考えられないが、こういうサッカーも世界にはあるのだ。
もはや秩序や組織などないカオスである。ボックス内で競り合いになったFWは、必ずオーバーにぶっ倒れてPKをもらおうとする。
それだけじゃない。ハーフタイムに入ったかと思うと、引き上げてきた敵味方同士が入り乱れてピッチの上で小競り合いになる。もう血が騒いでアウト・オブ・コントロールなのだろう。こういうメンタリティもあるんだなぁ、と、ある意味、感心した。世界は広いのだ。
てなわけで準決勝の記事で予想した通り、アルジェリアが優勝してめでたし、めでたし。いやはや、いいもん見せてもらいました。