1歩の寄せが「有利」をたぐり寄せる
サッカーでは「勝負強い」という言葉がよく使われる。抽象的でわかったようでわからないが、おそらく「それ」はディフェンス時、オフェンス時のそれぞれであらわれる。
たとえば守備のとき。
たとえ苦しくても、ボールをキープした敵に1歩でも寄せる。カラダをつける。仮にそのときもしボールに触れなくても、相手の身体に少しでも圧力をかけて体勢を崩す。それにより敵のミスを誘発し、局面を有利な展開に持ってくるーー。
そんな1歩の寄せの集積こそが「勝負強さ」を生む。
あるいは攻撃時。自分にはシュート・チャンスが3度しか回ってこなかったが、そのうちの2回をしっかり決めた。そんなアタッカーがいるチームは勝負強い。
攻めにしろ守りにしろ少ないチャンスを確実にものにし、苦しい時間帯をしっかり耐えて有利をたぐり寄せる。それが勝負強さの正体である。
ひるがえってハリルジャパンは、先日のベルギー戦などを見る限りディフェンス時の勝負強さは身についてきた。だがオフェンス時においては、まだまだ足りない。勝負弱い。
トラップミスする。クロスが合わない。パスのボールスピードがない。パスがつながらない。シュートが決まらない。シュートで終われない。堅守速攻がハマるはずの格上のチームと戦っても、思ったようにはカウンター攻撃が決まらないーー。
結論としては、ロシアW杯本番までにどこまでオフェンスの「勝負強さ」を上げられるか? ハリルジャパンの成否はそこにかかっている。
サッカーでは「勝負強い」という言葉がよく使われる。抽象的でわかったようでわからないが、おそらく「それ」はディフェンス時、オフェンス時のそれぞれであらわれる。
たとえば守備のとき。
たとえ苦しくても、ボールをキープした敵に1歩でも寄せる。カラダをつける。仮にそのときもしボールに触れなくても、相手の身体に少しでも圧力をかけて体勢を崩す。それにより敵のミスを誘発し、局面を有利な展開に持ってくるーー。
そんな1歩の寄せの集積こそが「勝負強さ」を生む。
あるいは攻撃時。自分にはシュート・チャンスが3度しか回ってこなかったが、そのうちの2回をしっかり決めた。そんなアタッカーがいるチームは勝負強い。
攻めにしろ守りにしろ少ないチャンスを確実にものにし、苦しい時間帯をしっかり耐えて有利をたぐり寄せる。それが勝負強さの正体である。
ひるがえってハリルジャパンは、先日のベルギー戦などを見る限りディフェンス時の勝負強さは身についてきた。だがオフェンス時においては、まだまだ足りない。勝負弱い。
トラップミスする。クロスが合わない。パスのボールスピードがない。パスがつながらない。シュートが決まらない。シュートで終われない。堅守速攻がハマるはずの格上のチームと戦っても、思ったようにはカウンター攻撃が決まらないーー。
結論としては、ロシアW杯本番までにどこまでオフェンスの「勝負強さ」を上げられるか? ハリルジャパンの成否はそこにかかっている。