すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

【兵庫案件】いま日本社会は「マス・ヒステリー状態」にある

2024-12-11 00:06:18 | メディア論
とんでもない怪情報が次々にネットで飛び出す

マス・ヒステリー」とは?

 まぁ、こうなることは予想していたが、今日もまた兵庫に絡むとんでもない怪情報がネットで飛び出した。

「あれって、まにウケる人もいるんだろうなぁ」

 これじゃ、SNS規制が日本でも実現してしまうぞ。

 例えばオーストラリアで実現しそうな以下のような法律だ。

SNS規制が検討される世の中になった

オーストラリア、16歳未満のSNS利用禁止案可決 世界初」(日経)

 上記のニュースを伝える日本経済新聞によれば、同法案はオーストラリア議会で今年11月28日に可決されたばかり。法律は成立後、1年後に施行される。

 ザックリいえば、16歳未満のSNS利用を禁止する内容だ。X(旧ツイッター)やTikTok、インスタグラム、フェイスブックなどが対象になる。

 各SNSサービスを運営するIT企業側が、子どものアカウントが作られないよう措置を取る義務を負う。

 違反した場合は「運営企業側に最大4950万豪ドル(約50億円)の罰金が科される」(同紙)。ただし利用者である子ども本人や保護者に罰則はない。

 同紙は「親の同意があった場合でも、子どものSNS利用が禁止されるのは国家レベルでは世界初」だという。

 記事のコメント欄では、プライバシーや知る権利の保護、言論の自由などを危ぶむ声も出ている。

日本でも「こども家庭庁」がネット規制の検討を始めた

 一方、日本でも、こども家庭庁が11月25日、有識者や関係各省庁の課長級で構成する「インターネット利用を巡る青少年の保護のあり方に関するワーキンググループ(WG)」の初会合を開いたばかりだ。

 こんな対策が検討されるほど、いま日本のネット上では真偽不明の怪情報が乱れ飛んでいる。まあ、とんでもない状態である。例えば本ブログで過去にザッと紹介した事例だけでも、以下の通りの有様だ。

【兵庫に見るメディア論】終わっているのは「オールドメディア」だけじゃない
https://blog.goo.ne.jp/matsuoka_miki/e/d171834d596908e377d81e5136651f6c

マス・ヒステリー状態を作り出したのはN党・立花孝志氏だ

 日本におけるそんなマス・ヒステリー状態の発火点になったのは誰か? 紛れもなく先日の兵庫県知事選挙に乗り込んだN党の立花孝志氏だろう。

 彼は「いま自分は躁状態だ」と自ら語りながら、くだんの兵庫県知事選で怪しい言動を繰り返した。

 かくて次は泉大津市長選に臨むという立花氏に対し、今度は同じく「目立とう精神」に駆られたごぼうの党・奥野たかし氏が場外乱闘を宣言する始末だ。

 絵に描いたようなマス・ヒステリー現象である。

 いや立花氏はそもそも躁状態で、ネットなんてやっちゃダメなのだ。そりゃあタガが外れるに決まっている。

 それでなくても日本のネット界は、上記の通り無法状態なのだから。

 やれやれ。

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