三笘をスタメンで使わない采配に疑問
昨日行われたカタールW杯アジア最終予選のオーストラリア戦で、見事、ワールドカップ出場を決めた森保ジャパンである。
そのW杯出場へのカベをぶち破ったのは、後半39分に途中出場し、0-0から2ゴールを叩き込んだ三笘薫だった。
ところがなんとその三笘のゴールを見て、ある代表OBが「采配的中!」と森保監督を持ち上げていた。明らかに監督とナアナアだ。
はぁ? 冗談じゃない。
問題なのはあの大器・三笘を「後半39分」にならなければ投入しない保守的な森保監督のほうであり、「采配的中」どころか「宝の持ち腐れ」以外の何物でもない。
FW上田綺世はなぜスタメンじゃない?
これに類する森保監督の保守的な采配の例は枚挙にいとまがない。
例えばこの同じ試合で、後半18分から途中出場したFW上田綺世もそうだ。彼はこの試合、大迫の欠場で急遽、代表招集された選手だ。
上田はこのゲームで、後半24分にペナルティエリア真ん中からゴール右へ巻いて行く狙いのすばらしいシュートを放った。
彼は「この局面にハマったら絶対的な強みがある」というタイプの選手である。控えに置いておくには、まったく勿体ない。
ほかにも巧妙なパスで三笘の1ゴール目に絡んだ右SBの山根視来もそう。彼は酒井宏樹が出場辞退したため、たまたまチャンスを掴んだ選手である。
つまり昨日の試合で活躍した選手はどの選手も、本来ならスタメンで出場しているべき選手なのだ。
南野拓実の起用法も疑問だ
またスタメンの選手の起用法にも疑問がある。
例えば昨日の試合で左WGに使われた南野拓実は、ゴールを襲うあわやのシュートを何本も放っていた。
だがそれらのシュートはすべて、持ち場の左サイドからピッチの中央に絞ってプレイして得たものだ。
以前にも書いたが、彼は中央に陣取るセカンドトップ・タイプであり、激しくプレッシングするストーミングからのショートカウンターでこそ生きる選手だ。
そのとき彼はピッチの中央で相手ボールに対する「ファーストディフェンダー」になる。で、ボールに激しく襲いかかり、奪ったら縦に速いカウンターで仕留める。それが彼のスタイルである。
彼はオフ・ザ・ボールでこそ生きる選手だ。にもかかわらず現状は左サイドで自分でボールを持ち、敵とのアイソレーションを求められている。
そんな彼が左のウイングというおよそ似つかわしくない場所にいるのは、まさに森保采配の「成果」だといえるだろう。
ベトナム戦後には監督交代せよ
これだけ選手の起用法をまちがえている監督がトップにいてすら、日本代表はこの強さである。
チームはまだまだ十分な伸びしろがある。
ならば選手起用のうまい監督にチームの舵取りをまかせれば、W杯本大会ではどんなに有望か?
もはや日本サッカー協会がやるべきことは、ひとつしかない。
ベトナム戦後、森保監督にはめでたく「勇退」していただき、ぜひしかるべきゲームモデルを策定できる采配のうまい監督に就任してほしいものだ。
【関連記事】
【カタールW杯最終予選】三笘のゴールでさあワールドカップだ 〜日本2-0豪州
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ところがなんとその三笘のゴールを見て、ある代表OBが「采配的中!」と森保監督を持ち上げていた。明らかに監督とナアナアだ。
はぁ? 冗談じゃない。
問題なのはあの大器・三笘を「後半39分」にならなければ投入しない保守的な森保監督のほうであり、「采配的中」どころか「宝の持ち腐れ」以外の何物でもない。
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これに類する森保監督の保守的な采配の例は枚挙にいとまがない。
例えばこの同じ試合で、後半18分から途中出場したFW上田綺世もそうだ。彼はこの試合、大迫の欠場で急遽、代表招集された選手だ。
上田はこのゲームで、後半24分にペナルティエリア真ん中からゴール右へ巻いて行く狙いのすばらしいシュートを放った。
彼は「この局面にハマったら絶対的な強みがある」というタイプの選手である。控えに置いておくには、まったく勿体ない。
ほかにも巧妙なパスで三笘の1ゴール目に絡んだ右SBの山根視来もそう。彼は酒井宏樹が出場辞退したため、たまたまチャンスを掴んだ選手である。
つまり昨日の試合で活躍した選手はどの選手も、本来ならスタメンで出場しているべき選手なのだ。
南野拓実の起用法も疑問だ
またスタメンの選手の起用法にも疑問がある。
例えば昨日の試合で左WGに使われた南野拓実は、ゴールを襲うあわやのシュートを何本も放っていた。
だがそれらのシュートはすべて、持ち場の左サイドからピッチの中央に絞ってプレイして得たものだ。
以前にも書いたが、彼は中央に陣取るセカンドトップ・タイプであり、激しくプレッシングするストーミングからのショートカウンターでこそ生きる選手だ。
そのとき彼はピッチの中央で相手ボールに対する「ファーストディフェンダー」になる。で、ボールに激しく襲いかかり、奪ったら縦に速いカウンターで仕留める。それが彼のスタイルである。
彼はオフ・ザ・ボールでこそ生きる選手だ。にもかかわらず現状は左サイドで自分でボールを持ち、敵とのアイソレーションを求められている。
そんな彼が左のウイングというおよそ似つかわしくない場所にいるのは、まさに森保采配の「成果」だといえるだろう。
ベトナム戦後には監督交代せよ
これだけ選手の起用法をまちがえている監督がトップにいてすら、日本代表はこの強さである。
チームはまだまだ十分な伸びしろがある。
ならば選手起用のうまい監督にチームの舵取りをまかせれば、W杯本大会ではどんなに有望か?
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ベトナム戦後、森保監督にはめでたく「勇退」していただき、ぜひしかるべきゲームモデルを策定できる采配のうまい監督に就任してほしいものだ。
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