すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

【女子W杯2023】日本がコスタリカ戦後半に見せた戦術的なコクと旨み

2023-07-29 14:12:51 | なでしこジャパン(ほか女子サッカー)
押し込まれたのでなく「相手にボールを持たせた」

 女子W杯のC組第2節、あの日本vsコスタリカ戦の後半のことである。

「日本はメンバーを途中交代したせいでコスタリカに押し込まれたぞ」と感じた人が多いのではないだろうか?

 いや、そうじゃない。

 基本フォーメーション3-4-2-1の、後半のなでしこジャパンは5-4-1の美しいブロックを組んでいた。

 つまりあの試合、すでに前半で2点リードした後半の日本は、ブロック守備をテストしたのだ。守備からのカウンターの練習だ。

 コスタリカ戦後半のなでしこジャパンは、あえて「相手にボールを持たせて勝つサッカー」を試したわけである。

 いやはや、このチームの池田太監督は、常に3~4人のメンバーを代えながらのチームメンテナンスといい、戦術的な旨みといい、実にコクのある采配を振るう。

「言葉にしてしまうと実現しない」と世にいうのでどうも言いにくいのだが、この大会、なでしこジャパンは優勝するんじゃないかと密かに思っている。

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