気の向くままに2

その日の気分で、思いついたことを書いていきます。

革で巾着バッグを

2010-03-01 19:42:45 | yaplogから

この間の「革で遊ぼう」前夜、
明日何作ろう?と本をあれこれ広げて悩んでいました。
自分の持つ物は大体揃ったし、
本当は黒のバッグが作りたいけど、大作は今は億劫だし…。

江面旨美さんの『バッグLESSON』に母が好みそうな巾着発見!

私は大きなバッグに何でもかんでも突っ込んでないと不安でしょうがないのですが、
母は私と違って小さなバッグに必要最低限のものしか入れない人なのです。
必要なものさえ入れ忘れていることも多く、
「ティッシュ忘れた。」「ハンカチ貸して。」「眉墨と口紅無い?」
などと言われることもしょっちゅう(苦笑)。
そんな母にピッタリなバッグ。

巾着ってことはぎゅーっと絞るから、硬い革じゃだめだよなーと、
手持ちの革の中から柔らかそうな革を探して裁断することにしました。
これ、色もいいし、革の質も良さそう。
型紙を置いたら紐までは取れないけど、ギリギリ本体は入りました。

翌日Sさん宅で、チクチク仕事開始です。
おしゃべりしながら手は必死に動かして、
まず取り付けたのがMの飾り文字のタグ。
前に革の先生(最近行ってないなー)に、
スタンプを貸してもらって押していたお宝なんですが、
これを付けるとオリジナル感が出るような気がして、
思い切って使うことにしました。
丁度母の頭文字も私と同じMだしね。

縫い付けてから紐を通すはと目穴を開けて、
切り取ったのをゴミ箱へ入れてたら、
Sさんがそれを拾ってタグの上に置いてます。
ン?なに?と不思議だったので聞いたら、
「四隅にこれを取り付けたらいいんじゃない?捨てるの勿体無いわよ。」と言うの。

なんてグッドなアイデア。
実はただの四角だと若くなりすぎて母にはちょっと…と思っていたのですが、
この小さな丸い革の効果抜群でした。
「結び目は外に出してね。」ってこれもSさんからのアドバイス。
なるほど。結び目がこれまたいい味出してます。


もう一方には着物(着るかな?)の時に表に出来るように
同系色の細長いタグをアクセントに。
こっちは私のブランド名(笑)『PUKUPUKU』を刻印しました。


紐の先にタッセルを付ける予定だったのですが、
持ち手にもなる部分なので邪魔になりそうで、シンプルに結ぶことにしました。


裏もコバ磨き液をたっぷり付けて磨いたら、柿渋みたいないい色になったし、
マチが大きいので小さい割に収納力は意外にあるし、
お気に入りの作品になりました。
あげるの勿体無いー。(すみません、欲張りで)

金曜日に母にプレゼントしたら、
「わあ、いい色だわ。いいの?もらっても。高い革なんじゃない?ほんとにいいの?」
などと口では遠慮しながら、
早速バッグから中身を入れ替えて、イオンに持って行きました。

めでたしめでたし。