総天然色・魔人スドォの円盤-3D

BDソフトを中心に画像・イラストを交えて、
映画をオモシロ可笑しく雑談するブログです♪
【3DBDソフト推進ブログ】

BD『アナ雪』3D映像 「生まれてはじめて(リプライズ)」

2014-07-29 | 3DBDソフト評価
それでは、私のブログの趣旨である、【3DBDソフト推進】活動を行いましょう。
え~、『アナ雪 3D』の全体的な3D映像の記事は一度 BD『アナと雪の女王 UK盤 / Frozen 』 3D映像レビュー の記事で書かして頂いたのですが、
今回はもっと具体的に、3D映画の魅力を語ろうではありませんかぁ~♪

↑ディズニーストアにて、¥2,160で追加購入できます...(裏技を使えば単独でも購入可能)。
『アナと雪の女王』のレビュー ←クリック!
BD『アナと雪の女王 UK盤 / Frozen 』 3D映像レビュー ←クリック!

【補足】
『アナ雪』の3D映像は映画館で観るのと、3DBDソフトで観るのとはイメージが大分違います。
これは『アナ雪』だけに限らず、映画館と言うのは座っている位置によっても全く3D映像の見え方が変わってくるのです。
自宅では一番良い位置からの視聴になります、画質的にもかなり高画質な映像に感じられる筈です。
(ちなみに、『塔の上のラプンツェル』などは、BDソフト用に3D映像をより良い状態に再調整されています。)


『アナ雪』の良さを言い合わらしたとき、一番に言われるのが劇中歌の「レリゴー」のシーンです。
ミュージカル映画にとって、劇中歌が評価されるのは最高の褒め言葉です。
あくまでも私個人の感想なのですが3D版の『アナ雪』を観ると、
「レリゴー」よりも「生まれてはじめて(リプライズ)」の方が、3D映像として効果の強い演出されていて印象強いんだよネ~。

↑3Dで言うと、「レリゴー」よりも「生まれてはじめて(リプライズ)」の方が好きなのは私だけぇ~なのか?



【「生まれてはじめて(リプライズ)」の3D映像効果】
アナから自分の能力が原因で国中が雪に覆われたことを知る、中盤の見せ場の大事なシーンの1つです。
エルサが城から逃げたのは自分が非難される理由もあるのですが、アナや周りの人たちに迷惑をかけたくない...傷付けたくないというのが大きな原因の1つになっているのです。
周りとの関係を断つ代償に、自分の存在を肯定しようと活路を見出すエルサ。
小さいながらも希望を見出していた彼女に対し、「何もかも無駄だった、自分は存在するだけでも許されない」と絶望させる悲しいシーンです。
この揺れ動く心理状態を歌と共に氷の城内に降り注ぐ雪で表現しているのですが、この激しく降り注ぐ雪の演出が2Dと3Dでは、かなり印象が変わってくるのです。
         
アナから国の危機を告げられたエルサ。その驚きから城内に1つ2つと降りはじめる雪の結晶。
2Dではほとんど気づかないのですが、3Dでは今までとの空気が一瞬で変わりエルサの心のショック度が強く伝わってきます。

静かに降り始めた雪が、エルサを中心に回り始めます。エルサの心情が大気と呼応しているのです。
ショックから→何故?と心情の変化が空気の流れで上手く表現されています。このシーンは3Dならはでの表現なんだよ~。
この空気の流れの変化の演出が絶妙で、私の好きな3D映像シーンとなっているんだよネ~♪
  
エルサを中心に激しさを増す渦巻く大気と雪。空間の奥行きを表現しできる3D映像ならではの演出です。
エルサの感情がぐるぐると負の感情で覆われていくのが強く感じとられます。
  
完全に負の感情に支配されてしまったエルサ...降り注ぐ雪は吹雪と化し、大気を冷たく包み込んでしまう。
2Dでは分かり難いですが、3Dではエルサのバックで渦巻く吹雪、エルサの前面にも降り注ぐ雪と2層の表現となっており立体的。
この段階では、アナとの立居位置では別空間。この辺の空間表現は3D映像ならではです。
       
その渦巻く吹雪がアナの立ち位置にまで効果を及ぼす。アナは吹雪に包まれて、もうエルサには声が届かないことを表しています。
3D映像では奥行きが表現されているので、エルサの力の前では無力なアナがより一層強く感じられます。
        
激しく揺れ動く心情のエルサが、激しく渦巻く渦の中でぐるりと一周まわる構図は、
3Dで見ると背景とエルサの反する動きの3D演出により、一瞬目の錯覚に陥りエルサの立ち位置が掴めなくなってしまいます。
これはまさに宙ぶらりんのエルサの心情が表現されており、その表現を映像で体感できるのです。


はい、ココからはストーリー的にネタバレの重要なシーンなので、記事に致しませんが、
どうですか?
3D映像により、エルサの心理状態が2D版よりも数倍も強く体感できることが、何となくお分かりになったことでしょう。
この「生まれてはじめて(リプライズ)」の3D演出は非常に短い時間なのですが、作品中最も凝った3D映像になっているのではないのかな?
(ラストの雪解けの3D映像も素晴らしいんですよネ~♪)
3D映像と言うのは「ただ飛び出すだけ」と思いでしょうが、実は、こういう映画のキャラクターの微細な心理状態をより強く表現できる素材なんですよ~
一言で3D映画の魅力を伝えることはなかなか難しいことだと思います。それが3D映画の普及の困難さの1つになっているのですが...
この記事で少しでも3D映画の良さを伝えることができたら幸いだと思っています。
(少しでも『アナ雪 3D』を観たくなりましたぁ~?(^_^))
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする