ディザスタームービーは、3D映像と相性が良い。
...それは既に、 『カリフォルニア・ダウン』 で実証済み。
■『カリフォルニア・ダウン』の3D映像評価 ←クリック!
地震に津波に、雨・風・嵐...その中を生死をかけて生き抜くサバイバル映画。
ぶっちゃけ~、そういうのを期待すると、少なからず物足りなさを感じる。
しかし この作品には、それを上回る “気象コントロール衛星システム” の面白さがあるんだよネ~。
この “気象コントロール衛星システム” の3D映像が凄い!
これは2Dでは絶対に味わえないであろう、圧倒的巨大感!
地球の大気圏外をまるまる覆う、衛星ネットの網目のワイヤーケーブル。
3Dで観ると奥行きも深く、地球を覆うその丸みを帯びたネットの形状に臨場感が際立つ。
100インチのスクリーンで観ると、その “気象コントロール衛星システム” のスケールの大きさに驚かされることでありましょう。
それぞれの気象コントロール衛星の作動シーンも視差が強めの演出されており、実に3D映えする絵になる映像となっております。
実は災害映像よりも、コチラの宇宙空間での方が魅力的で多くの見せ場が用意されているのです。
狂った “気象コントロール衛星システム” の被害となる災害の3D映像は、視差も強くクオリティは高い。
しかしながら、この様々な異常気象の中をメインとなる登場人物たちがサバイバルするエピソードは限りなく少なく、
『2012』 や 『カリフォルニア・ダウン』 と比べると、演出面 & 量ともに、明らかに物足りなさを感じてしまう。
ディザスタームービーとしての3D映像は残念ながら、 『カリフォルニア・ダウン』 越えはしておりません。
コチラ(災害)方向がメインの作品ではないんだよネ~。
画面はシネスコサイズ。
視差は実写部分・VFX映像を含めて全体を通して強めで、クリアで鮮明な高画質な映像。
派手な3D演出された見せ場は上記のとおり多く用意され、宇宙遊泳の浮遊感・迫りくる異常気象の描写など移動感のある疑似体感の要素もあり。
さすが今どきのVFX映像炸裂のハリウッド大作映画の3D映像、もう文句なしのハイクオリティな作品に仕上がっております。
3D映像を期待して買われても裏切られることはありません...逆に3Dでなければ、ここまでの好評価にならないかも知れない。
視聴環境はプロジェクターの100インチスクリーンがお勧め。
今回、残念なのがPSVRの一部での視聴...
↑ 私がこの作品で、最もお勧めする見せ場のシーンがこれ。
この爆破されるステーションの飛び散る破片1つ1つの視差のつくり込みが異常なほど細かい。
描写時間は短いもののその映像は凄まじく、これを100インチのスクリーンで観るとまさに圧巻!
PSVRでは その映像の解像度の低さから、この小さな破片が描写できていない。
些細なことだが、私的には作品中で最も印象に残ったシーンなので残念に思った次第です。
(【補足】 これ以外にも多数3D映像の見せ場がありますので、PSVRでの視聴でも十分に楽しめますよ。)
←2DのSAMPLE画像 クリック!
この作品を観るならば、絶対に3D版をお勧めします!
作品的には、よくある今どきのVFX映像だけが派手なハリウッド大作映画なのだが、
これは 『グレートウォール』 でもありましたが、3D映像にて作品のクオリティが格段に上がるのです。
その為、この作品を3Dで観た人は間違いなく勝ち組!この作品を最も面白い環境で観たと言えましょう。
話は変わりますが...
この作品を観て、似たような作品を思い出しました。
↑ 『くもりときどきミートボール IN 3D』
食べ物をつくり出す人工衛星が暴走。
空からミートーボールが降ってくるって可愛いと思われるでしょうが、実際にこの食べ物の異常気象はまさに地獄絵図!
お子ちゃま向けのCGアニメだが、3D映像は極上。
新品・中古でも、¥1,000ちょいで入手可能なので、騙されたと思って観てくださいなぁ~。