総天然色・魔人スドォの円盤-3D

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【3DBDソフト推進ブログ】

『グレートウォール』 3D映像評価

2018-04-14 | 3DBDソフト評価

『グレートウォール』 3D映像評価


始めに、視聴環境による評価の違いを述べておこう。

↑映像の違いで、ココまで評価が大きく変わってくる作品なのですよ~。
(悪意のある言いようだが、一概に間違ってはいないだろう~?(^_^;))



ぱっと見い、『レッドクリフ』 のような中国の歴史戦争アクション映画と思いきや?
いざ、蓋を開けてみると、
万里の長城を舞台に饕餮(とうてつ)というトカゲ型怪物の大軍との壮絶な戦いを描いた、モンスター戦争アクション映画なのには驚かされる。
中国人俳優に混ざって、マット・デイモン が主人公として主演しているのだが、彼は中国の黒火薬目当てに訪れた傭兵...外人扱いなので設定的に無理はない。
「饕餮は60年ごとに現れる怪物」 なので、長城は禁軍(精鋭部隊)に守られており、対饕餮のさまざまな兵器(対応策)が仕掛けられている。
その様子はまるで...中国版の 『進撃の巨人』 !

この饕餮(とうてつ)という怪物は、実際に中国の伝承にあるらしく、
舞台は中国の宋王朝という時代設定なのだが、この戦国時代の中国という世界観を上手くVFXアクション映画としてつくられております。
ぶっちゃけ~、異色のチャイナ・モンスターバトル映画。

↑ 登場する個性豊かなその装備や武器の数々。
長城に仕掛けられた巨大兵器の仕掛け、兵士の数も含む物量の多さに圧倒される。
この細部にまで拘ってつくられた設定 & 世界観、好みにもよるのだろうが凄いぞっ...!


...とは言うものの、その世界観 & ストーリーを含めてツッコミどころは満載で、中国映画特有のバッタもん臭さは隠せない? ←怒られるぞっ!
CGが若干チープなのもその理由の1つなのだが、何処となくB級臭も漂い、ハリウッドの大作映画と呼ぶには何か抜けてるんだよネ~。
(一応、ハリウッドと中国の合作映画となっております...はい。)
そんな物足りなさをも、3D映像になると別の作品!

画質はクリアってほどではありませんが鮮明で十分に高画質。画面のサイズはシネスコ。
視差はまあ強めで、見せ場のシーンになると視差はより一層強くなり、今とぎ珍しい飛び出しタイプの3D映像。
弓矢や砲台の大玉、怪物や怪物の体液もバンバンに飛び出してきます!

↑奥行重視で全然飛び出さない作品が多い中、この飛び出し具合は貴重だよ~!!
(画像はあくまでもイメージです。)

本編時間103分の中、大きな見せ場の戦闘シーンは3つ。
1つの戦闘がかなり長いため、イメージ的には本編時間の60%は戦闘シーンに費やされているのではないだろうか。
それぞれに飽きさせないシチュエーションの3D演出が多数用意されているのです。
そのメインの舞台となる長城の上での攻防戦は圧巻!
長城の高さの表現や、その上で待ち構える大勢の兵士の圧、迫りくる饕餮(とうてつ)の大軍の波、
これ等の要素が激しく入り混じり、迫力満点の臨場感ある3D映像が堪能できるのである。

その中でも、私がお勧めする3D映像の見せ場の1つがコレ↓

禁軍の中の青い鎧を着ている女性だけの部隊 “鶴の軍” の戦法が面白いのですよ~。
身体にワイヤーを装着させ高台から飛び降り、ヨーヨーの原理で迫りくる饕餮(とうてつ)を頭上から槍でブチ刺すというトンでもない攻撃方法。
中国映画といえばワイヤーアクションが得意なのだが、まさしくワイヤーアクションそのまんまの攻撃方法なのである...(笑)
(もちろん、こんな有り得ない攻撃方法では釣竿の餌食い状態で死者が続出。 そりゃ~そうなるだろう?(^_^;))
こんな、有り得ない間抜けな攻撃も3D映像だと耳の三半規管を錯覚させ、高さの観念や落下速度のGも体感でき迫力満点!
中国雑技団のようにクルクルと華麗に舞い、敵に攻撃するその姿は美しくもあり、じつに3D映えする映像となっております。


大型スクリーンだと、
ハリウッド超大作VFXアクション映画に化ける!

視聴環境はできるだけ大画面での視聴をお勧めする。
100インチクラスの大スクリーンで観ると、スケールの感じ方がケタ違いに変わってくる。
まるで自分が本当に万里の長城の上に立っているかのような、戦場に巻き込まれたかのような錯覚に陥るのです。
長城から見下ろすその高さの感覚は絶対に2Dでは味わえない臨場感。 生死を掛けた戦場の圧もヒシヒシと感じられる。
この迫力の疑似体感を、是非大型スクリーンで体感して頂きたい。
(100インチのスクリーン ≧ PSVR >55インチのモニター。私的には100インチのスクリーンが最も迫力のある3D映像が味わえました。)


    ←2DのSAMPL画像クリック!

さすが、3D映画大好きの中国がらみの作品!
これらの戦闘以外にも、実に多くの3D演出されたシーンが用意されております。
『ラプンツェル』 の灯篭流しがあるのに驚かされましたよ~。さすが中国、パクるのが上手い♪)
何処かで観たことあるような演出ながらチャイナ色に脚色され、かなり個性的でクオリティの高い3D映像となっておりました。
現在、私はAmaにて¥4,530の価格で購入しましたが、¥3,000ぐらいのセール価格になったら買いでありましょう。
この作品を観るなら、誰が何と言おうが絶対に3D版がお勧めします。 3D映画ファンなら買わなければいけない作品なのだよ~。

コメント
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