例によってガラクタ箱の中から出てきたニコンのズームレンズ。かれこれ20年くらい?前のもの。
動作不良品なので、さすがにヤフオクなどでも売却がためらわれる品物だけど、ジャンク中のジャンクとして、案外1千円か2千円くらいで買う人はいるのかもしれないな。
でもここは敢えて出品せずに、普通はなかなかできない分解をしてみた。レンズの中ってどんなんなってんだろうって、ずーっと気になってたのよね。
では開始、って金曜の夜に何やってんだ、俺は(時間が無いので、取り急ぎ画像だけずらっと貼っときまーす日曜午前中、加筆しました)。
更に中にあるネジも外していくと、いろんなパーツが現れてくる。おもしれー(笑)。
精密機器だけに造作は芸が細かいのー。金属部材もプラスチック部材も綿密に加工されてて、まさに長年のレンズ造りのノウハウが詰まってる趣き。組み立てのことも考えて設計するんだしなあ。
ICチップはNEC社製。この回路でボディ側と情報のやり取りをしてるんやね。
ネジ小さっ! 特に百円玉の3時と9時の側のやつ。世の中、更に細かいネジもあるんだから、その加工技術もたいしたもんだ。
どうしても1個だけネジが外れず、くやしいー! なめちまった。ここが外れたら絞り羽根まで到達するのに・・・・。
レンズ部分は専用工具(カニ目状のもの)が無いので分解できなかったけど、日本の技術力の一端を垣間見ながら楽しませてもらいやした。