え、お呼びでない?!

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琵琶湖の蜃気楼ウォッチングに向かうも

2018年03月05日 | 蜃気楼
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ポカポカ陽気となった昨日。

気温の上昇は予め分かっていたので、琵琶湖では今シーズン初の上位蜃気楼が見られるかもしれないと前日(=一昨日)から期待が高まった筆者でした。

ところが昨日は、高気圧の縁を回り込んでくる強い南風が朝から吹き続き、これでは条件が悪過ぎると蜃気楼ウォッチングは断念したのですが、午後1時半頃にたまたま“びわ湖毎日マラソン”の中継を見ると、瀬田付近では風が吹いてないと言ってるではありませんか。

え、ホント!? 地形の関係?

急ぎウェザーニュース社のサイトで滋賀県各地の風向を確認すると、12時(正午)から1時は湖風(琵琶湖の中心から陸地方向へ放射状に吹く風)の傾向を示している!

おー、これなら既に上位蜃気楼が発生してるのかも!と急ぎ身支度し、ロードレーサー(カラビンカ号)に飛び乗って彦根市八坂町の観測ポイントに向かったのでした。

現地着は午後2時40分頃。時間的には完全に出遅れですが、さて如何なりやと遠景を眺めてみると・・・・。

残念ながら期待した明快な上位蜃気楼変化、上方への景色の伸び上がりや反転像は全く見られませんでした。しかし全体的に、本来の景色よりも背が低い圧縮された状態の像となって展開しておりました。

以下の通り、本来の景色と昨日の圧縮された景色を並べてみると、建物の高さが全然違うでしょ。

1.長浜ロイヤルホテル方面。距離約12.4km。

実景(過去画像)


昨日の状況 その1 (14:50)


昨日の状況 その2 (15:04)


2.彦根ビューホテル方面。距離約4.7km。

実景(過去画像)


昨日の状況 その1 (14:55)


昨日の状況 その2 (15:07)


これは、上位蜃気楼が発生して刻々と像変化していった最終段階の状態にそっくり。おまけに近景も遠景もユラユラと陽炎が凄かった。

もしかすると、もっと早くに琵琶湖畔に行っていたらはっきりとした上位蜃気楼が見られたのかもしれないけれど、本当のところは分かりません。

一番良いのは暖かい南風の流入によるものではなく、高気圧の中心に覆われて日射による気温の上昇と陸地の上昇気流が発生し、その結果として湖風が吹くパターンなんですけどね。

なにはともあれ、春の上位蜃気楼シーズンは始まったばかり。今後が楽しみなのです。

走行距離約37km。


★★蜃気楼に興味を持たれた方は、記事枠外左側の「カテゴリー」から「蜃気楼」を選んでいただくと、過去の蜃気楼関連記事(主に琵琶湖)をまとめてお読みいただけます。ぜひどうぞ。★★

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