え、お呼びでない?!

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再び野比海岸へ行ってきた

2020年05月09日 | 自然・アウトドア
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先日、東京湾の今後の潮汐動向を調べたところ、この前後それぞれ一ヶ月程度(都合二ヶ月)の期間の中では、今日の正午過ぎが最大の引き潮になるということを知った。

前回野比海岸(横須賀市)に行った時よりも更に17センチも海面が下がる格好だ。より広範囲の岩礁(地層)が現れることが予想され、興味をひかれた。

行ってみた。

野比海岸の東端、千駄ヶ崎のカーブ付近からの眺めを今回と前回とで比較してみる。撮影画角が違うので分かりづらいが、確かに前回より10~20メートルほど波が遠ざかり、岩礁が大きく広がっていた。

今日(5月9日)。



前回(4月26日)。



そもそもが狭い野比海岸にしては、ごつごつと岩場が広がってなかなか立派な光景である。東京湾越しには房総半島(千葉県)が見え、尾根筋がなだらかに右傾斜している左奥の山は、鋸山(のこぎりやま)だ。



なぜかこの部分だけ平らに浸食されず大きな岩塊のごとく取り残された、筆者の心の中での通称“ゼブラ岩”。ちなみに縞々模様の白っぽい分部は砂岩、黒っぽいところは泥岩である。地滑りの結果、海底で砂岩と泥岩が交互に重なった地層を、地質学の専門用語では“タービダイト”というそうだ。



磯の中から陸方向を見る。凸凹した磯の表面はイソギンチャクだらけだ。申し訳ないが多少は踏みつけながら岩場をウロウロする。



まさにギザギザと洗濯板状に浸食された地層。より激しく波に削られているのはどうやら泥岩のようである。実際、陸に露出している泥岩部分を擦ると柔らかくてポロポロと崩れるが、砂岩部分は固く引き締まって崩れることはない。



磯の先端付近には、なんだか刺身のツマにでもしたら旨そうな海藻がいっぱい根を張っていた。実際のところ、食べられるのだろうか。



そんなことを考えていたら昼飯の時間が近づいてきたので、今日のところはこの辺で撤収とした。

潮汐表によると、明日も午後1時前頃に今日に劣らず大きく潮が引くようだ。天気が悪くなければ、野比海岸以外のどこかへ行くのも良いだろう。

余談だが晩の食卓には、マグロ赤身の切り落としが並んだ。料理屋で出てくるような旨いツマと合わせて食べたいものだ。

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