どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

あってもなくてもいいもの。

どうでもいい四百字 4028

2024-01-17 19:03:09 | 時間の無駄
本当に伝わるのかな。NTTドコモが味覚を共有する技術を発表したそうである。料理を分析して味の要素である甘酸鹹苦旨を数値化し、それを再現した液体を混ぜ合わせるそうだが、その時点で激辛ラーメンが対象外になるのは少々残念である。対象は限定されるとしても「この料理は他の人にとってどんな味なのか」が分かれば、偏食改善に役立つかも知れない。サンプルとして「母親が作ったトマトスープを子供が食べた時に感じる味」が体験出来る様で、開発者は何かトラウマでも抱えているのかも知れないが、もう少し穏便なものをチョイス出来なかったかと思う。それに生牡蠣のヌルヌル感とか納豆のネッチョリ感とか、味覚以前の問題で嫌っている人の体験は多分共有出来ないので、食感に関する再現が今後の課題であろう。先進的な取り組みなので継続して欲しいのであるが、知覚の共有が共感に繋がるとは限らないのであり、人間の相互理解は簡単では無いと思うのである。