彼の国にはチャレンジャーが多い。2024年1月1日に、短編アニメ「蒸気船ウィリー」の著作権が切れてパブリックドメイン化した。95年も粘ったのであるから、知財権保護に対するディズニーの並々ならぬ執念には敬服するばかりである。私達が良く知っているミッキーマウスはまだ保護対象であるが、あのアニメに登場していた姿形であれば自由に改変出来る様になった。早速ホラーゲームと映画制作に取り掛かる所が出てきているそうで、クマのプーさんもそうだが何でまずはホラーにしたがるかなと疑問に思っている。愛されキャラが恐怖の対象になると云うのは確かに衝撃的で話題になり易いとは思うが、演出次第では知財のエキスパートを敵に回す事になり兼ねない。じりじり追い詰められる経過をドキュメントとして作品化した方がよっぽど面白いと思う。ともあれ日本も立派な知財大国だと私は思っており、その保護にもうちょっと貪欲になってはどうかとも思うのである。