それだけ迷惑していると云う事であろう。伊国ボルツァーノ市は放置された犬のフンのDNAを解析して落とし主を特定し、飼い主に罰金を科すシステムを導入するそうである。最大500ユーロだそうだから結構な厳罰である。併せて飼い犬のDNA情報の登録が義務付けられ、それを拒んだ場合には1000ユーロの罰金を支払わねばならないそうだから、ある程度の抑止力にはなりそうである。ただ愛犬家が結束して飽和攻撃を仕掛け、収集と解析が追い付かない様にする反撃も想定される。トラップとして自分のモノを置いていく猛者も出てくるかも知れない。環境美化が目的なのだとしたら本末転倒であるし、結局は飼い主の自発性に頼るしか無いと思う。どうしても法で縛りたいなら、犬のフンを役所で買い取る様にすれば、市民は拾ってでも届けてくれる様になると思う。集めてどうするのかは有識者にお任せするとして、懲罰的ルールは往々にして予想外の弊害を引き起こすものなのである。