どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

あってもなくてもいいもの。

どうでもいい四百字 4037

2024-01-26 18:09:04 | 時間の無駄
自制的判断に敬意を表したい。能登半島地震の避難者の所在を把握する為に、デジタル庁はSuicaの配布を決定したそうである。基本4情報プラス連絡先だけではきめ細やかな物資の分配には少々心許ないが、それでも「何処に誰が居るか」が分かるのは段違いである。電気と通信が復旧した範囲に限られるとしても、紙ベースよりは遥かにマシだろう。何より「マイナカードを諦めた」のは賢明である。断腸の思いだろうが「緊急時にそんなもん持ち出せるかボケ」と云う現状を鑑みれば、新規に交付する方が理に適うと云うものである。「十分な数のカードリーダを用意出来なかった」のは不幸中の幸いと割り切ってもらいたい。ただSuicaの情報量では不十分である事も事実である。やっぱり体にチップ埋め込まなきゃダメだよなあと思うのだが、詳細な個人情報は結局何処かのサーバに置くしかない。国民の信頼を獲得する為にも、デジタル庁には更なる自制的判断が求められるのである。

どうでもいい四百字 4036

2024-01-25 19:28:26 | 時間の無駄
ジャパニーズ融通無碍スタイルである。最近のバレンタインデーの主流は「推しチョコ」だそうである。自分の推しにちなんだ色や形のチョコを選び、相手が生命体で無い場合には心の中で愛を込めて贈る(祭壇が有る人はそこに供える)のが一般的らしい。最終的にはチョコは自分の口に入るのだが、推しが絡むと理性が飛ぶ人が多い関係上、ご褒美チョコよりも豪華になるらしい。告白アイテムとしての役割はまだ認識されている様だが、いずれ「意中の人に和歌を贈る」のと同列に扱われる時代が来るのかも知れない。恋愛対象はマッチングアプリで見つけるのが当たり前になっている昨今、周囲の人間関係に波風を立てる様な贈り物をする必要性は確かに低いし、ギフト用チョコは自分が食べたいぐらいに美味、と云う事情も係わっているのだろう。伝統を継承しつつ時流に乗ると云うのは行うに難い。それを軽々とやってのける節操の無さは世界に誇っても良いと思うのである。

どうでもいい四百字 4035

2024-01-24 19:37:44 | 時間の無駄
効果あるんかいな。米国ニューハンプシャー州の複数の住人に、バイデン大統領の音声で予備選投票に行かない様に呼び掛ける電話が架かってきたそうである。無論偽物ではあるが、余りにも効率が悪過ぎる。何より大統領が一般家庭に直電するのはおかしいと考えるのが普通に思えるのだが、もしかすると米国ではよくある話なのかも知れない。ともあれ米国の大統領選は一種の人気投票の様なものであり、バラ色の公約をばら撒くよりも対立候補をこき下ろす方が効率的である。虚実綯い交ぜの誹謗中傷合戦は今後も続くのだろうし、その中核をAIが担うのは間違いない。それが選挙結果に影響を及ぼす可能性は十分有り得る。そうなると悪口雑言は仕方ないと許容されているトランプ氏に有利そうなのであるが、ポリコレをかなぐり捨てたバイデン大統領が同じ土俵に乗ってくる可能性もまた有り得る。もう双方のAIに罵り合いさせておけば効率的なんじゃないかなと思うのである。

どうでもいい四百字 4034

2024-01-23 19:53:36 | 時間の無駄
これが永久改良の精神か。「冷凍餃子がフライパンに貼り付く」と云う呟きを受け、同様の問題が発生するフライパンの寄贈を味の素が呼び掛けた件は、以前ネタにした。金曜日に投稿したら月曜日にはフライパンが山と積まれていたそうで、急遽募集は停止したが最終的には3520枚届いたそうである。その後は社内でコツコツ分析するものと思っていたら専用サイトを立ち上げ、研究進捗を随時更新するだけでなく、フライパンを3Dデータ化してWeb上でグリグリ回せるサービスまで提供してきたので、冷凍餃子に注ぐ同社の熱意には感服するしかない。県時点では562枚の公開に留まっているが、いずれ全ての貼り付くフライパンを閲覧出来るのであろう。更に分析方法は「工夫を凝らして何度も焼いてみる」と云う地道な作業の繰り返しだそうで、聞いているだけで胸が焼ける思いである。200円ちょっとの商品の為にここまで頑張る姿勢には、学ぶ所が有る様な無い様な気がするのである。

どうでもいい四百字 4033

2024-01-22 19:12:24 | 時間の無駄
法律の保守は大変である。経産省が所管の省令を改正し、フロッピーディスク等の記述を「電磁的記録媒体」に変更したそうである。興味が湧いたので一番古い「鉱業法施行規則(昭和26年布告)」をざっくり眺めてみたが、附則が82個もぶら下がっており、これを様式通り申請出来る人も受理出来る人も自慢して良いと思う。ただ電磁的記録媒体の提出が必要なのはごく一部で、殆どの書類は従来通り紙っぽい。収入印紙を貼付しなければならなかったり戸籍・登記証明書の添付が求められたりしているので、行政DXへの道のりは極めて険しいと言えるだろう。それに電磁的記録媒体として何がOKなのかは明記されていない。パスワード付きzipファイルをメールで送っても構わないのか、MOで提出したら受け付けてもらえるのか、暫く混乱しそうである。安易に書き換えられないのが法律である事は承知しているが、文言を機械的に置き換えても意味を為さない事だけは確かなのである。