本日は滝行希望のA様とともに奈良県御所市にある
役行者(えんのぎょうじゃ)祈りの滝に行ってきました。
まず、本堂において入門の許可を得、お勤めに参加していただきました。
滝行の為、通常よりは短めの法要となりました。
法要のあと、少しばかりのコーヒーブレイクを挟み、滝場へ
滝場を結界中の山主。
滝に遊びに来ていた子供さん(上記写真 右下)が最初から最後まで興味深く我々の
滝修行を見ておりましたので勉強ができるようにと護摩木を
書いてもらい、合わせて御祈願をさせていただきました。
副山主 貞観師による滝行。
いつも、入滝作法の指導のため一番に滝修行され手本をみせてくれます。
晴れておれば、太陽が滝場に入りこみ、非常にすがすがしい景色となるのですが
本日はあいにくの曇り空で小雨という天候のため残念ながら写真が暗くなってしまいましたが
滝にご一緒された方はご存知でしょうが、貞観師の滝修行は非常に迫力があります。
滝行希望者のA様の滝行姿。
今日はここ最近の中では涼しいほうでしたので滝に入る前から
寒そうにされておられましたが無事、滝行を終了されました。
泰圓の滝行姿。
今日は喉の調子が悪く、声が出なかったため滝に打たれながら
法螺貝を立てました。
滝水が法螺貝に入り込み、吹き辛かったですが般若心経法螺唄により
ご修行させていただきました。
山主による滝行。
毎回、護摩を焚くことに専念するということで滝行はしないと言われつつも
滝の水を見られるとウズウズするようで真っ先に行衣に着替えられておりました。
本日は阿弥陀如来の根本陀羅尼をお唱えされておりました。
全員の滝修行を終えた後、滝行希望者のA様に「もう一回入りますか?」と
問いますと「やります」という答えでしたので、再度、滝行をしていただきました。
いつも、「もう一回入りますか?」と尋ねるとほとんどが「もういいです」という答えが返ってくるのですが
A様は気合いが入っておりました。二度目の滝行は非常に気迫があり
いい行を成されておられました。滝から出てきた時のお顔が非常に精悍で
スッキリされていたのには驚きました。
このあたりも滝行の醍醐味ですね。
滝のあと、A様が少し頭が痛いと言われるので山主がお加持されますと
一瞬のうちに痛みが取れたようで大変驚かれており、さらに
身体も軽くなり、こんな体験は初めてですと申されてました。
滝行を終えて、帰路にうどん店で遅めの昼食を摂りお開きとなりました。
滝行には最適の季節です。
初めての方もご経験が有りの方も一緒に滝行しませんか?
随時募集いたしております。