「知る」と「分かる」「出来る」は違います。
すべてに共通することですが、
見て聞いて教えてもらったことで、
「知った」=「分かった」=「出来る」と、勘違いする方がおられます。
特に技術をマスターするには、「知った」後に「出来る」までに長い経験が必要です。
体験を積んで「分かる」そして 長い経験を積んで、コツを掴み初めて「出来る」ようになるのです。
各テレビ局で毎日お料理番組を放送しております。
プロの料理人は、いとも簡単に調理をしていますね。
それを見て我々素人は、
同じものが「出来た。料理って簡単」と等ど勘違いしてしまうのですね。
確かに同じような料理を作ることは可能かもしれませんが、
しかし、その料理は、「似て非なるもの」であり、同じ料理ではないはずです。
当たり前ですよね。
長い経験の積み重ねがあり、コツをマスターして初めて出来るようになるのですから。
我々の世界とて同じことです。
教えられたらすぐに、山主を同じように出来ていると勘違いをする。
ひどい人になると自分の方が上であると勘違いをしてしまう。
「知る」ことと「出来る」ということは違います。
そして、簡単に出来るものほど、難しいということです。
南無大師遍照金剛