残念なことですが、
遺産相続で裁判沙汰になったというお話をよくお聞きします。
当山にも最近このようなご相談をよくお受けします。
本来、遺産はその家を護持していく配偶者や子供が相続をするべきものなのですが、
最近では法律が変わり、その家を護持しない子や兄弟姉妹で権利を主張しあい、
身内同士でトラブルになるケースが多くなっているようです。
また、正式に婚姻関係を結んでいなくても、長年内縁関係で生活を送って来られた
ご夫婦のどちらかが亡くなられた途端、普段は寄り付かない親族が身内であるから
財産をよこせとトラブルになるケースも多いようです。
当山では、このようなご相談に対し、通常ご祈祷をお受けするのですが、
このようなケースの場合、当事者は現世の人間界において四面楚歌で
だれも味方がいないなど、孤軍奮闘される方がほとんどです。
裁判が長引いたり、身内からの圧力で疲労困憊し、健康を害される方もいらっしゃいます。
そのような場合、他の寺院などでは「勝訴祈願」などのご祈祷を勧められると思うのですが、
当山では「霊界施餓鬼一粒萬福法要」での先祖供養をお勧めしています。
まず「霊界施餓鬼一粒萬福法要」で
ご依頼者が「この先祖なら味方になってくれる」と思われる故人様の霊に
対して法要をいたします。
霊界で魂の味方につけためです。
なぜ先祖供養なのかと申しますと、
霊界施餓鬼一粒萬福法要でご供養を受けられたご先祖様は、
霊界において多くの霊に施しをし、
施主様の問題解決のために動いてもらうようにお願いしてくださるのです。
つまり、多くの霊に施主様の味方になっていただくための
その橋渡しを、故人様にしていただくのです。
その結果、依頼者の施主様が一人孤軍奮闘される中でも
次第に事が良い方向へと進みだします。
これまでこのようなトラブルでのお悩みに対して
「霊界施餓鬼一粒萬福法要」を何軒かさせていただきましたが、
どの方もトラブル解消につなげられていらっしゃいます。
この世の生きている者だけが味方ではございません。
誰しも助けてくれるご先祖様がいらっしゃいます。
ただ、どうすれば助けていただけるか、導いていただけるかという事ではないでしょうか。
霊界施餓鬼一粒萬福法要は、ご先祖様も良し、ご依頼の施主様も良し、
施しを受けられた餓鬼霊も良し、という事になるのです。
南無大師遍照金剛