昨日の続きです。
沖縄の方は、ユタと呼ばれる霊媒師さんに色んなことをご相談されるそうです。
S様も霊媒師のユタさん?にご相談されおり、
あちこち、お参りさせていたそうですが、問題の解決に至らなかった。とのことでした。
供養を求めているご先祖様のご供養が出来ていなかったので、
当山でご先祖様のご供養をしていただき、問題を解決したいということでございました。
沖縄からはるばるお越しになられたということで、早速
四家先祖供養と祖父母様(ご主人方)の霊界施餓鬼一粒萬福法要を執り行いました。
初めてご供養される方には、命光阿遮羅明王様とのご縁を結ばせていただきます。
祖父様は、S様とは面識がない方です。
祖母様は、「生前良くしてもらえなかった。意地悪な人でした。」と、良くない印象をお持ちですが、
「せっかくなので、夫婦一緒に供養をして差し上げたい」と、
同じ日に、ご供養をお申込みくださいました。
私(貞観)は、祖父母様が「本当に命光不動尊のご供養に来られるのか」心配しておりましたが、
どうも、二霊様とも命光不動尊の山主のご供養を心待ちにされておられたようで、
直ぐにご供養を受けられに来られたそうでございました。
いつものように、読経中に山主が定 (じょう)に入られました。
※定とは、神仏との交信に入り、
椅子に座った状態で、最近では眠ったような状態になります。
寝ている状態と明らかに違うのは、
寝ているような状態から急にお経を一緒に唱えられるからです。
そして、直ぐに施主様にご先祖様とお話された内容をお話くださいます。
ご先祖様が子孫にお伝えしたいことがある場合で、山主と会話されますが、
通常は、なにもお話されず、ニコニコされている場合が多いと聞きます。
今回、霊界施餓鬼一粒萬福法要でご供養していただいた祖父様は、
こんな有難い供養は、初めてです。と大変感動されておられ、
祖母様は、生前にいじめたことを詫びて「こんな、良い嫁だとは思わなかった」と、
涙を流されて喜んでくださっていたということでございました。
このお話を聞かれたS様は、
「祖母様が、誤ってくれた。喜んでくれた」と、大変感激しておられました。
そして、来月も霊界施餓鬼一粒萬福法要の為にご来寺しますと、
喜んでお帰りになられました。
そして、翌日の先祖供養は、
S様の四家のご先祖様がゾロゾロと供養を受けに来られておりましたので、
山主と貞観は、眠たくて眠たくてお経をあげるのがとても大変でした。
S様のご先祖様たちは、
「良いところを見つけてくれた」と喜んでおられたそうでございます。
南無大師遍照金剛