ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

田舎暮らし断想~農的暮らし(6)

2011年02月05日 14時08分41秒 | 田舎暮らし
農家の人はたいてい農政に批判的だ。
話をするとやっぱり今の農政は悪い!ということに話は落ち着く。
でもさらによく聞くと、結局、もっと補助金を出せ、もっと金をよこせ、と行っているに過ぎない。
いったいいつから農業がこんなこじき商売になってしまったのだろう?
きっと減反政策が始まってからだろう。
働かないご褒美にお金を上げるよ、なんて言われたら誰だってやる気をなくしてしまうだろう。

今では農業は職業ですらなくなったようだ。アンケートの職業欄に農業が無いので「自営業」にチェックすることが多くなった。
でも果たして農業は自営業なのだろうか?
自営業だったら当然セールスをして客を増やさないといけない。そんな努力をしているだろうか?
それどころか自分で作った米や野菜の値段さえ自分たちで決められないじゃないか。
これじゃ自営業なんて到底いえない。
実のところほとんどの農家は自営業ではなく、農協のあるいは大手流通業者の小作人でしかない。
もっと自営業としてのプライドを持って、直接客に販売する努力をしたらどないやねん、と言いたい。
するとそれがどれほど大変なことかわかるだろう。
そして都会との繋がりを持つことがどれほど大切なことかわかるだろう。
コメント (2)
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