監督:アレックス・ギブニー『ミスター・ダイナマイト』
JBことジェームス・ブラウンに迫った音楽ドキュメンタリー。
不遇な少年時代からショービジネス界での成功まで、ライブ映像やインタビューを通してJBの音楽性と人生に迫る。インタビューにはバンドメンバーのメイシオ・パーカーや、ザ・ローリング・ストーンズのミック・ジャガーらが登場。
未公開映像を含むJBのパフォーマンスやビジネスでの手腕、黒人の公民権運動への影響力に圧倒される。
ドキメンタリーという事もあり、実際のライヴシーン、本人やバンドメンバーのインタビュー等リアルな仕上がりとなっていた。
彼の音楽は革命的だ。
そして彼は音楽しか信じない。
というか、自分の音楽を作り上げ確立する事だけで生きてきた。
生い立ちや時代背景も多々あるのだが、それ故の傲慢さ否めない。
しかし彼のステージの圧巻さは鳥肌ものに熱く目をみはる。
今見ても色あせず唯一無二。
JBの生き方を描いた「~最高の魂(ソウル)を持つ男」とは異なった角度で捉えたこの作品ではあるが、
重なった部分や伏線になっている箇所もあり
ちょっとニヤっとしたりもできた。
まあ、しかし…
JBの凄さを語るのは
数時間では難しいものなのだろうな。