監督:デヴィッド・クローネンバーグ『危険なメソッド』
ヴィッド・クローネンバーグ監督が
クリストファー・ハンプトンの戯曲を映画化した伝記ドラマ。
精神分析の礎を築いた心理学者フロイトとユングが
師弟のように絆を深め合いながらも
ユングの患者であった女性をめぐって葛藤し決別するまでを描く。
子弟、男女、夫婦…。
慕い合う関係は色々ある。
相手、もしくは相手のとある部分を求め尊敬し必要とする関係。
が、それは継続的、普遍的なものではない。
ある時期、それ無くして生きていけない状況であっても
別の時期、それを拒み不必要になる。
二人の偉大な心理学者と心の病んだ一人の女。
それぞれの関係が時と共に変わっていく。
そして別々の道を歩いていく。
冷たい程に淡色で動きの少ないなスクリーンの中、
言葉のやり取りで綴られるある種の会話劇。
役者さんたちの演技力があるからこそ可能な事なのだろう。
個人的には…、
もっと学説的な事やそれぞれの生い立ちを突っ込んで欲しかった。
もっとクローネンバーグっぽいグチャっとした感が欲しかった…かな。
でも嫌いではなかった作品でした。
TOP
ヴィッド・クローネンバーグ監督が
クリストファー・ハンプトンの戯曲を映画化した伝記ドラマ。
精神分析の礎を築いた心理学者フロイトとユングが
師弟のように絆を深め合いながらも
ユングの患者であった女性をめぐって葛藤し決別するまでを描く。
子弟、男女、夫婦…。
慕い合う関係は色々ある。
相手、もしくは相手のとある部分を求め尊敬し必要とする関係。
が、それは継続的、普遍的なものではない。
ある時期、それ無くして生きていけない状況であっても
別の時期、それを拒み不必要になる。
二人の偉大な心理学者と心の病んだ一人の女。
それぞれの関係が時と共に変わっていく。
そして別々の道を歩いていく。
冷たい程に淡色で動きの少ないなスクリーンの中、
言葉のやり取りで綴られるある種の会話劇。
役者さんたちの演技力があるからこそ可能な事なのだろう。
個人的には…、
もっと学説的な事やそれぞれの生い立ちを突っ込んで欲しかった。
もっとクローネンバーグっぽいグチャっとした感が欲しかった…かな。
でも嫌いではなかった作品でした。
TOP